食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

Earth Dayへ向けて心の準備

春が来た!らゴミも出て来る!

春が近づいて、暖かい日々が続くと、去年の冬の初めからしっかりと固く凍っていた道端の雪が溶け始め、徐々に黄色っぽくなった芝生などが見え始めます。

すると、出てくる出てくる、人々がポイ捨てしたゴミやタバコの吸い殻、小動物のフンなどが。。。

 

気温が上がってくると、雪解け水でじっとりとしたゴミや、ビニール袋の切れ端みたいなものが蒸れたりして、いやーな匂いもしてきたり。

 

春のおとづれは、草花を見て喜ぶひと時もありますが、雪の下から現れるゴミを見たり匂いを感じたりして、ちょっとげんなりするひと時もあるのが私の地元です。

 

教育、啓蒙、知ってもらう必要

ゴミのポイ捨て、やらないで!

というポスターなんかは日本の街角にもたまに見かけますが、こちらではそういうのは見かけませんね、、、多分ポスターなんかは効果がないんでしょう。

ゴミをポイ捨てするかどうかは、やめてくれ、っていうポスターが貼ってあるかどうかじゃなくて、やっぱり子供の頃からの教育、日本でいうなら、躾の問題でしょうからね。

 

そういうわけで、うちの職場に来るユーザーの皆さんにも、なるべく自分たちが住んでいる地域や環境のことを考えてもらい、ゴミのポイ捨て、タバコの吸い殻の投げ捨てなどをやるのは良くないんだよ、、と知ってもらい、なおかつ、地球環境のために自分たちができることって一体何?と興味を持ってもらい、願わくばそれを実行に移してもらおう、、、という試みを、毎年Earth Dayのある一週間に行います。

 

Earth Day は4月22日。

この日には世界中でいろんな環境保護イヴェントが繰り広げられるのですが、うちの職場は1日では足らないので一週間、「Earth Week」をやります。

 

説教くさくなくわかりやすい情報を多くの人々に

説教臭い話は誰も聞きたくありませんよね。

わかりにくい話も。

しかも自分がもともと興味のない話題なんかだったら、聞く耳ありません。

まあちょっと聞いてやってもいいかな、、、と思っても、何だか日常的にものすごく面倒臭いことをやらなきゃいけないんだ、とか言われたら、ああ無理無理、と。

 

 

環境問題、ゴミ問題、限られた資源の話、などなどは、説教臭くなったりわかりにくくなったりするのは簡単です。

 

うちの職場に来る人々は、基本的にはメンタル・ヘルスにおいて何らかの病状がある人々です。

つまらない話に無理して付き合う能力なんかはもう、はっきり言って皆無です。

 

 

躁鬱だろうとスキッツォフレニアだろうと、それ自体はその方の理解能力を制限するものではないので、頭脳明晰で物知りな方や経験豊富なすごいキャリアの持ち主だった方なんかもいらっしゃいます。

人柄だってその人次第ですから、この病気だからこういう感じ、というふうには一概に言えないのはもちろんのこと、一人一人の方の豊かな人柄に接することができるスタッフの私は本当に恵まれているなと感じることが多いのです。

 

でもね、ゴミを出すこと、使い捨てのものを使うことに関して、食べ物を無駄にすることに関して、不要な紙を使って森林資源を無駄にすること、リサイクルに回せばいいものをゴミにすること、綺麗に洗ってリサイクル容器に入れたらいいものを汚れたまま放り込んで他のものを汚してしまうこと、水をジャージャー流しっぱなしにすること、、などを何とも思っていない人が結構多いのですよ。

 

これはユーザーじゃなくて、出資者の一人なんですけれども、冬場、私の職場に来ては「ああ、なんて暑いんだ(暖房はビルディングの管理者が一括して入れているので暑いと感じる気温になることもある)ここにはクーラーも設置してあるんだから、何で冷房を入れて温度調整しないの?」と言っては暖房をかけてる一方でクーラーもオンにするという、、、、そういう無駄なことってちょっと我慢できないと個人的には感じるんですが、実際に体感温度的にはほぼ9割以上の人たちが「暑い」と感じる気温になってしまう大雑把な暖房設備なので、私一人が「じゃあTシャツ一枚になって耐えるべき!」と言ったところで誰も聞きません。(また、Tシャツ一枚になったとて暑いと感じるカナダ人肌の人たちには何も言えないんですよね。)

 

そういう具合に、環境問題に関しては、職場での状況はなかなかチャレンジングなわけですよ。

 

多分、普通の会社に勤めている人たちでも、会社ではコピー用紙を不要にバンバン使ってしまいがちだったり、備品はいくらでもあるから無駄にしがちだったり、ゴミ箱がいっぱいじゃなくてもゴミ袋を引っ張り出してゴミ捨てしたり、他にもいろんな無駄をしていることに心を痛めている人たちがいらっしゃることと思います。

 

Earth Day まであとひと月を切りましたので、今年こそは、ターゲットを絞り、分かりやすいプレゼンテーションを考え、幅広く職場に来る人々に理解してもらえて、実行に移してもらえるように、と意欲満々です。

 

どこから手をつけるべきかな、、、

ゴミ問題かな、、、

水を無駄にしない問題かな、、、

リサイクリングかな、、、

 

どれも重要なんですけどね、作戦を練って見たいと思います。

 


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春です!室温の設定

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日本の食パン型で焼いた食パンは、実は日本の「ホットサンドイッチメーカー」でグリルド・チーズ・サンドイッチを作るのが目的でした。でも実際使ってみると、やっぱりちょっとパンが小ぶりなような、、、、。おそるべし日本の食パンのサイズ。。。

 

先週はドカ雪に見舞われ、毎年のことながら、なかなか素直に春の絵柄にならないこの国の春(でも春なんです)を感じました。

 

雪の写真を家族や友人に送ったら「そっちはまだ冬だね、日本はポカポカの春の陽気だよ!」

といわれました。笑

 

でもね、写真では冬に見えたでしょうけれど、あれでも春なんですよ。(本当ですよ、本当。)

 

雪が降る時っていうのは、気温が0度前後ですから、それほど寒くなく、しかも、ドカ雪(は迷惑ですけど)を雪かきしたあと、日中の気温がプラス1度、2度になると、やっぱりお日様が当たる部分は溶けてくるんです。

 

その、雪解けした部分が春らしいのです。

(溶けて流れてきた水分が夜の間にまた凍って、朝出勤時にツルッと滑って転ぶ、ということもありますけれど。)(昨日の朝転んだんですけど。笑)

 

今日も暖かくて、冬のコートを脱いで(薄めのコートなどに着替えて)歩いている人たちを多く見かけました。

 

このまんまあったかくなれ!もう吹雪はいらない!

と念じる思いですが、多分4月が終わるまでにもう一回くらいあるんじゃないかと思いますよ、雪。

 

こんなにじらされてじらされてやっと春になったと思ったら、この地の人たちは「夏だ!」と言い出して薄着になって飛び回りますので、日本出身者としましては、もうなれましたけれど「これって夏じゃないよねえ〜」と冷めた目で見てしまいます。

 

前置きが長くなりましたが、今日は室温の設定のお話です。

 

ちょうどいい室温とは

我が家では、家の中の暖房の設定温度は20度です。

19.5度になると地下のファーネスが稼働し、温水が家中に張り巡らされたパイプの中を駆け回り、室温が温かくなります。

で、20度になると、止まります。

 

去年日本から遊びにきてくれた友人が「ちょっと寒いな」と。

わかりますよ、私も、20度の室温の時にはちょっと温かめのフリースをきないと冷えます。

なので、彼女にも「ちょっとあったかいカーデガンかセーターを羽織るといいよ」

でも、そういうのを上に着てもやっぱり「ちょっとまだ寒い。」と。

 

うむ、そうかもしれない、日本の室温よりも若干低めかもしれないからね。

 

すると彼女、

「私のうち(日本)では暖房も冷房も27度にしているよ」と。

 

えええ!

27度?

 

暖房も冷房も27度っていうの、どっちにも驚きました。

 

だってカナダのラジオなんかでは、夏の盛りに「今日の最高気温は26度で、体感温度は36度」とか、そういうことを言っているんですよね。

体感温度は日本でいう、不快指数とかを考慮して、まあ気持ち的にはこれくらいの気温に感じるでしょう、という感じです。

 

こちらの人たちは、25度を超えるとだんだんと暑さにバテ始めるというか、うんざりし始めるというか。

 

以前ピラテスのスタジオで、朝のクラスで暖房の設定温度が23度になってて、私以外の参加者がみんなして「暑すぎる」と文句を言い始めたことも。(私は、ちょっと温めだけどいいんじゃない?と思ってたのでした)

 

27度はさすがに私にとってもちょっと暑すぎます。

 

わざわざ冬にまでそんなクソ暑い気温を再現することはできないなー、私たち、夏バテしちゃう、、、。

 

室内で人間が設定する温度と、室外の、厳しい自然が設定してくる温度との差

 

こちらでは、外気がマイナス20度で、強風で体感温度がマイナス30度以下なんていう時に室内温度をプラス20度に保とうとするだけで、あっためるための温度差が40度以上ということになりますからね。

これを、27度まで、、、と思うと、うわ、そんな設定にしてファーネスは壊れないのか、、とクラクラしそうな気持ちです。

カナダって、環境保護に気持ちは入ってますけれど、実際は世界中でもアメリカに次ぐカーボン・フットプリントの劣等生ですよね。

 

考えてみれば実際に室温を27度にしている彼女のお家は関東の温暖な地域ですので、多分冬の寒い時でも外の気温はプラス5度くらいなのではないかと思うのです。

 

それなら、暖房で27度まで引き上げる場合の温度差は22度くらい。

やっぱりカナダの我が家の温度差に比べればううんとマイルドですよね。

 

しかも、夏場は日本では体感温度じゃなくて、実質的に温度が36度とか37度なんてことにもなる昨今です。

この時、冷房をキンキンに入れてひやーっと過ごすと言っても、フクシマ以来、省エネに徹底している日本の人々は、冷やす贅沢もかなり控えめですから、20度なんてことはありえないんでしょう。

 

いや、20度に冷やしたら多分冷えすぎると苦情が出るでしょうね。(私とて、せっかくの夏にあえてそこまで冷やしたくないですが、こちらの人たちにとっては20度がいいようで、職場でも冷房の設定温度が20度になります。)

 

それで夏も室温は27度に設定するという我が友。

 

母にそれを言ったら「お母さん、28度じゃないとちょっと寒いわ」と。

ええ?28?

 

確かに、ずいぶん前に日本のホテルに何部屋かとって、親夫婦、私たち夫婦、他の親戚、で別々の部屋に泊まった時に、親の部屋に入ったらむわーっと暑いと思ったのです。

「冷房効いてないね」

と言ったら「そんなことないよ〜、涼しいよ〜」と言われ、ああ、節電に慣れてる人たち(猛暑に慣れてるとも言えるかも)と私のコンフォート・ゾーンは違うんだ、と思ったのでした。

 

 

冬は局部的に温めることもできる

 

そんなことを思い出しながら、そうよね、体って馴染みのある温度でないと、調子くるちゃうかもね、と。

 

友人のためにはポータブルのヒーターを出し、彼女が座ってる近くに常に持ち歩き(車輪付きなので移動が楽)、寝室へ入る時にはこれをコロコロと転がして持って入ってもらいましょう、と。

それで彼女の寒い問題はとりあえず解決したようでした。

うちの夫はこういうポータブルのヒーターを「こたつ」と呼んでます。違うのはわかってるんですけど、局部的にあっためる手法はこたつの精神だろう、という感じで。

確かに、すごく寒い時に自分の周りだけ温めることで暖房機の負担や暖房費の削減もできますし、別の人(比較的寒くても平気)と協調できますよね。

こたつって確かに優れた暖房機器だと思います。

 

体は環境に馴染むもの 

今回日本に帰省した時も、やはり泊まる宿の室温設定がどこも蒸し暑く、実家もむわっと生暖かく、最初は居心地悪かったんですよね。

 

実家では私が泊めてもらっている客間(自分が育った家ではないので自分の部屋などない)に寝に行く時、母に「暖房つけなさいよ」と毎回言われたのですが、20度に設定してもなぜかすぐにむわっと暖かすぎる感じになり(多分部屋が狭いから)冬用の厚手の布団ですごく暖かくなるので結局すぐに消す、ということになっていました。

 

それでも、一週間温暖な日本でのうのうと過ごした後我が家に帰って着ましたら、なんだか自分の家の中が寒々しいのですよ!

室内温度はいつも通りに20度です。

あれれ〜、日本の温暖さに体が慣れちゃった?

 

その後しばらくしたらまた20度でも平気になりましたが、ひとつ気が付いたことがあります。

 

今日のように外の気温がプラス3度とかだと、家の中も20度なのにもっと暖かく感じ、たまに冬の気温に逆戻りするようなマイナス10度以下になると、室温が20度なのは同じなのに、なぜか比較的冷えるような感じなのです。

 

これって気のせいなのでしょうか?

それとも空気は20度だけど、家の外壁から伝わる、家そのものの温度が若干異なる、、、なんてことがあるのでしょうか?

 

ちなみに、じっと座ってパソコンに向かってる時と運動したり家事で動き回ってる時などとでは体から発散されるエネルギー量が違うから、温かさもかなり違いますよね。

 

春を感じて、ウキウキして動きが軽快になるせいで(運動量が増えて)暖かく感じるのでしょうか、、、。

 

冬の間は嫌でもある程度のエネルギー使用量は避けられないカナダにいて、冬の終わりは罪悪感が軽減する時でもあります。

春の訪れ、いいことだらけですね。

 

 

ーーー

冒頭の写真のグリルド・チーズ・サンドイッチは、食パン二枚、好みのチーズをパンの間に挟んで(周囲に隙間を残す程度に)油を塗ったホットサンドイッチ・メーカーに挟み、電気調理器の中火で片面5分くらいずつ。北米人お好みの簡単な昼ごはん。ヴィーガンな私はトマト・サルサを挟んでみましたが、色々具を工夫してもっと楽しめそうです。

 

 

 


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ラーメン食べたい、今すぐ食べたい

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ラーメン、大好きです。

 

とはいえ、ラーメン屋に通い詰め、各地の名物ラーメンを食べ歩き、、といういわゆる通ではありません。

 

北米のラーメンブームというか、ラーメン屋があちこちに開店して地元にも広まっている昨今ですので、うちの街にも何件かラーメン屋さんができ始めて数年経ちます。

 

ヴィーガンになるちょっと前に試しに入ったラーメン屋では、うむ、懐かしい気がする、うむ、生麺である、うむむ、でもこれに10ドルとチップはちょっとなー、ここには2度と来ないかなー、というような経験を。

 

ヴィーガンになって以来、どんどん増える北米各地のラーメン屋さんに試しに入ってみることもできず、こないだの帰国でも、ラーメン屋に足を踏み入れることもなく、ちょっと寂しい気持ちもありました。

 

東京駅にはヴィーガンのラーメン屋さんがあるらしいですけど、東京駅に寄るチャンスはなかったので、これは次のお楽しみです。(次回はラーメンに限らず、ヴィーガンが楽しめるお店が増えているといいなあ、という期待も。。。)

 

ま、大好きとはいえ、ヴィーガンになる前も別にラーメンを常備していつも食べていた、というわけではありませんでしたし、それほど大きな声で大好きですというほどのこともなかったのかもしれません。

 

 

でもたまに食べたくなりますよね。

 

 

いつもこのブログにコメントをしてくださるSilkenTofuさんが去年だったか、ヴィーガン・ラーメンスープのレシピを下さいまして。

肉食もなさる旦那様も美味しいと言って召し上がるというそのレシピのラーメン、とても美味しくいただきました。(お礼が遅くなりましたが、SilkenTofuさん、ありがとうございました。)

 

本当に肉も魚も卵も入れてなくても、コクがあって美味しいスープってできるんですね。(味噌汁とかスープのみで美味しいものができるのは承知していましたが、ラーメンとなると、なんだか経験しないうちは確信が持ててなかったんですよね、不思議ですが。)

 

材料は普通に北米の普通のスーパーで手に入るものばかりでしたので、大変ありがたく。(昆布出汁の昆布だけはどこかで入手しておかねばなりませんが、乾物なら買いだめしておけますからね。)

 

そして先日入手したカノウユミコさんの料理本にも、ヴィーガンの素材だけで作れるラーメンのレシピが。(SilkenTofuさんのレシピと、共通する材料が結構ありました。)

 


こちらもまたヴィーガンの材料だけで、別に野菜だしを前日から仕込んで、とかそういう面倒も一切なくて、大変美味しかったのです。

カノウさんの本には、ゴマたっぷりラーメンと、もう一つは私の好きそうな、酒粕白味噌ラーメンというものもあります(こちらはまだ未経験)。

 

他にも、ググってみるといろんな方がヴィーガンのラーメンのレシピを公開していらっしゃいますね。(レシピや写真を見た限りでは、やはりSilkenTofuさんのとカノウさんのレシピの方が良さそうですが。個人的な好みですが。)

 

ヴィーガンで美味しいラーメン、なんだ、そんなにハードル高いわけじゃないじゃない、と安心しましたよ。

 

とはいえ、何も知らないところからこういう美味しいラーメンのレシピを作り出すのはなかなか難しいことですし、美味しいヴィーガン・レシピを開発してくださる先人たち(笑)のおかげで、「なーんだ、割と簡単」なんて言って私のようなものも食べたい時にラーメンが食べられるのです。

 

感謝しつつ、私のラーメン、責任持って食べます。

 

矢野顕子さんも、チャーシューはいらない、、と。笑

 


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日本のサラダ体験

日本の食べ物には、伝統的な和食も、洋食、中華など外来のものが日本的に変化したものも、どちらも野菜がたっぷり使われていると思います。

世界中のいろんな文化圏の食べ物を比べて見ても、日本の人々は全般的に野菜を多く取り入れていると思います。

そして、野菜を美味しく調理したものが多い。これは私が日本人で、馴染みがある味だからそう感じるだけかも知れませんけれども。

 

そんな風に思っているので、日本の宿の朝食バイキングなどでサラダを見ても他に食べたい調理済みの野菜料理があるならば、特に食べたいとも思わないのが基本です。

 

サラダが嫌いなんじゃないですよ、サラダに手を出す前に、食べたい和の野菜料理がいくらでもあるだろう、という気持ちなだけです。

 

そんな私の、今回の帰国時のサラダ体験を書いて見ました。

 

言葉が通じない?

注文した料理についてくるサラダなら、ドレッシングの好みを聞かれるか、もしくはすでにかかったものが出てくるかですけれど、バイキングだと数種類のボトルを並べてあることがありますね。 

 

今回の帰国で宿泊した宿の朝食バイキングでも、サラダの脇にドレッシング各種が並んでいました。

 

以前こちらで出会った日本人女性に「日本ではサラダドレッシングにすら動物性の食材が入っていることがある」と聞いたことがあったので、念のために「これ、中身はなんですか?」と聞くことにしていました。 

どういう材料で作ったドレッシングなんですか、という意味です。

 

そういうことをいちいち聞く人ってよっぽどいないようですね。

 

あるお宿では、私の質問に対して給仕の方はすかさず

「ドレッシングです」とおっしゃったのですよ。笑

 

いや、それはわかるんですけど、例えばこのドレッシングの中身はなんですか?とさらに聞くと「和風、、、」と。笑

 

「和風ドレッシングには、材料は何が使われているんでしょうか?」ともう一度聞きましたら「さあ?(と首をかしげてから)厨房に聞いてきましょうか?」と。(この一言を言っていただけたこの宿は、オススメの温泉宿の方です、鉄道会社経営の温泉リゾートではありません。)

 

聞いてきていただいたら「和風は青じそドレッシングだそうです」と言われたので、ああ、それは市販の青じそドレッシングってことか!実際に中にどんな食材や添加物が使われているのかを把握して出しているわけではないのが判明してちょっとがっかりしましたが。  

 

ただ、このやり取りで私はなんと言うか、「あれれ、私の日本語能力ってこんなに落ちてるの?私が聞きたいことが、この方には全然伝わってない??」と焦ってしまいましたよ。

 

だって、北米の私が生活している場所では「これには何が入ってるの?」と言えば、すぐに「オリーブオイル、ビネガー、塩、胡椒、、、」などと中に入っている材料の名前が出てきます。

サラダの横に置いてあるドレッシングのボトルを指してる人が「これには何が入ってるの?」と聞いてるのに「ドレッシング」って答える店員はいないと思います。

材料のリストがすぐでてこないとしても「それはフレンチドレッシングだよ」くらいはすぐに出てくると思います。

それだけ、北米にはヴィーガンに限らず細かい要求を伝えてくるお客さんが多いから、とも言えますけれども。

 

次に同じような機会があったら、「これには何が入っているか」と言う聞き方ではなくて「このドレッシングに入っている材料はなんですか」と聞けばいいんだろうなと今では思います。

「何が入っているのか」って言うのが「材料は何か」と言う意味に受け取ってもらえないことにびっくりしたんですけどね。

 

「材料が何か」を質問してすんなり答えてもらったことが、今回の帰国時にはなかったので、ひょっとしたらそういう質問をするお客さん自体が少数派だということであって、私の日本語の退化ではないのかも、、、どうでしょうか。

 

 

食べ物屋なのに、出来合いのドレッシングを使うところが結構多いらしい

ドレッシングに使用している材料を聞きたかっただけでしたけれど、こうやって質問していて気がついたのは、どこも割と市販の(出来合いの)ドレッシングを使っているようだということ。

 

サラダのドレッシングくらい、食べ物を出す店の厨房で自作しないのは不思議ですけれど、出来合いを買う方がコスト削減になるのでしょうか、、、

 

今回、青じそドレッシングというのをやたらめったらあちこちで見かけました。

 

個人的には全然美味しいと思えないんですけれど、多分油が入っていないからヘルシー、ということで人気なんでしょうねえ。

 

よく聞いたのが「和風」「フレンチ」「青じそ」「サウザンド」

まあ北米でもお粗末なファーストフードタイプの食べ物屋では出来合いのドレッシングを使ってますしね。

チェーン店などではどこの支店でも同じ味のものを出せるように規格統一されている、ってことなんでしょうけれども。

 

出来合いのドレッシングで、ありがちなグリーンサラダを盛り付けただけでは、どこの店のサラダも同じような味で面白くもなんともないと思うのですけどね。

 

日本の食べ物屋で出てくるサラダって、これもまたハンコでついたように、アイスバーグレタス、キャベツの千切り、トマトときゅうり、これにコーンとかワカメがついてたり、って言う、こう言うの多いですね。

 

美味しいですかね? (素材が新鮮なら不味くはないですけれど)

なんでコーンが、、、? (アメリカに押し売りされてるんでしょうか、コーン?)

 

日本の食べ物屋業界は競争が激しくないんでしょうか?

いやきっとものすごい激しい生存競争があるはず。

 

なのに、サラダはどこもかなり手抜きな感じがするのは、サラダ自体が日本の客層にそれほど求められているものではない、、ってことなんでしょうか?

 

 

そう言えばうちの親も出来合いのドレッシングを2種類くらい冷蔵庫に入れてますけども、あんなものにお金出さずに自分で油と酢を混ぜたらすぐできますよね。

昔は母の手作りのドレッシングが常備してあったのになあ、、。

 

油の種類や酢の種類を変えて、ハーブを入れたりマスタードを入れたりしたらいろんな面白いドレッシングが3分でできちゃうのに、なんで出来合いを買うんでしょう!

ノンオイルとか、そういう「健康にいいかもしれない」という雰囲気で売り込んでいるような気もします。

 

瓶入りの出来合いのドレッシングなんか、いらない乳化剤や保存料やなんやかんや入ってるし、今回日本で久しぶりに出来合いのドレッシングをかけたサラダを食べましたけれど、なんだかやっぱり美味しくなかった。

 

食べ物屋で出てくるサラダ、ひょっとしたら肉や魚をたっぷり食べる人たちが「野菜も食べておかなきゃいけないから」罪滅ぼしに食べるものなのかな?

無理やり食べるんだから、なんでもいいんだ、という感じでしょうか?

 

美味しいサラダだったら「これもっと食べたい!」「また食べたい!」「この店のサラダ美味しいからメインとは別に単品で頼もう!」と思うのにね。

 

  

日本で食べるものはなんでも割と美味しい、、、というのは多分真実からそれほど遠くはないと思うのですけれど、サラダに関しては、今回入ったお店(とお宿)数件の中で、その店の創意工夫というか、厨房の方の手が入ってるなと感じられたのは一軒だけでした。 

 

わかめときゅうりの酢の物とか、ネギのぬたとか(貝類を入れないでくれたら!)菜っ葉のおひたしや胡麻和え、などなど、「サラダ」じゃなくてもあっさりした冷たい野菜の一皿で美味しいものはありますしね、冷たくなくてもいいなら、それこそ野菜料理は底なしのバリエーションを誇る日本食、、、それなのにあのサラダは一体なんなのか、

 

ヴィーガンですからね、サラダに文句言ってるんじゃないですよ、ちょっと不思議に思ったのです。

 


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思いのほかドカ雪でした。

 昨日の帰宅時に携帯で撮った写真は、積雪量としてはまだまだ大した量ではなかったんですが、横殴りに降り続ける吹雪で視界の悪い状況はなんとなく伝わるかなあ、程度のものでした。

今朝は、昨日から降り続いた雪がもっと積もって、こんな感じに。

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 右手、雪の中に突き刺さっている札のようなものは、除雪車が来るのでここは駐車禁止ですよ、というサインです。駐車していいと言われても駐車するスペースありませんけど。笑。でも、向こうの方に見えている二台の車は反対側の歩道わきに路駐されている車です。あっち側は駐車してもいいんでしょう。持ち主が戻ってきて乗って走り去る前に、かなり大変な掘り起こし作業が必要になることでしょう。

 

今朝のラジオでは、市内の小学校はお休みで、バスも運行できないところがあり、市長が、どうしても必要でないのなら外出を控えるように呼びかけているとのことでした。

ここの人たち、無理はしませんからね。笑

無理したってしょうがないです。それで良いんだと私も思います。

 

うちの職場のようなところには、来る人が激減する、そんな1日です。

でも、行き場のない人たちが来るかもしれないので、うちは閉鎖しませんけどね。

でも多分早仕舞いすると思います。

 

私はたまたまお休みの日だったので、悠々と家で過ごしていましたが、そうだ、この雪を写真に撮ろうと表へ出ました。

 

ここら辺は新潟県の海沿いなどの豪雪地帯みたいなドカ雪は降らないので、30センチくらいだろうと思って雪の中に足を踏み入れたら膝までズボッといきました。(玄関前など建物近くは吹き溜まりになっていて雪が平坦なところより深くなっていたりするので)

 

スノーブーツを履いてましたけど、これで無理やり歩いたらブーツの中に雪が入って来て嫌な感じになりますので、渋々雪かきを。

 

明日の朝出勤するときに慌ててやるよりはマシだし。

 

明日、もっと積もるかなあ、などと思いながら。

 

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うちの玄関から歩道まで、10メートルもないんですけど、果てしなく遠く見えた一瞬。笑 (右手前方に見えるのはうちの車の縁の部分です)

 

いつもは雪かきは夫任せなんですが、今風邪引いてるので、風邪っぴきの人にやらせるにはちょっと、、、。しかしこれ、普段雪かきしない腰痛持ちの私にも辛い。

無理せずノンビリやりましたよ。

写真撮りながら。

 

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積もってる雪の真ん中あたりに黒い棒がニョキっと出てるのが見えますでしょうか。これ、車の後ろの窓の上あたりからニョキっと出てるアンテナの先っぽです。 

 

 

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ご近所の真っ赤な車とドライブウェイ脇の消火栓(っていうんでしたっけ、Fire Hydrant)こんなに雪に埋もれてますが、こういう時に火事になっちゃったら大変ですね。

 

 

先日生姜を使い切ったので、生姜を買いに行きたかったんですけれど、今日のおかずは生姜なしで済ませよう。

 

 


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