食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

春の酒粕・クリームパスタ

先週の土曜日の夕飯です。見かけは美しくないですね。笑

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ブリュッセルスプラウツをオーブンでローストして、豆乳と酒粕クリームであえた、カノウユミコさんにインスパイアされた春のパスタ!

 

というと聞こえがいいですが、買い物に行きそびれたので冷蔵庫にあるものでチャチャッと作った夕飯です。

 

でもね、冷蔵庫の残り物だけ、ちょっと夕飯の支度にとりかかるのが遅れて焦り気味な時、ついでにちょっと疲れてたりする時、そんな時にすんなり作れてしかも満足度の高いコンフォートフードのレパートリーはあればあるほどいいのです。

 

日常的にそういう状況って頻出しますので。笑

 

和食が好きですが、材料がいつもあるわけではないし、

帰宅後いろんな下ごしらえを始めていては夕飯が遅くなる!(腹ペコで帰宅する自分の都合ですけど)

 

週末に作り置き、とか、メニューを決めておいて下ごしらえ、とか、そういう工夫も過去にいろいろやってみましたが、どうも性格に合わないのか、下ごしらえしておいてもそれを使わずに別のものを作りたくなったり、二人ぶんの分量で準備しておいたら急な来客があったりするのです。

 

うちは急な来客、そういう時に限ってあります。

でも急な来客って結構好きなので「ご飯食べてく?」と自分から誘ってしまいます。笑

で、急な客人が食べられるようなもの、好みそうなものを作ることになります。

 

そんなわけでやっぱり和食を作るのは週に一度あるかないか。

カノウユミコさんの本で現代風ヴィーガン日本食という感じのメニューもたくさん試しましたが、時間がない時や材料が限られている時には、自分の頭に入っているものしかチャチャッと作れませんからね。

 

あ、でもカノウさんのおかげで酒粕トリックはいろいろと応用させていただいて、自分の中で消化されたな、と。

 

ブリュッセルスプラウツと酒粕クリームの春のパスタ 大食いで二人ぶん、小食で三人分くらい?
 
材料

ブリュッセルスプラウツ 約300グラム〜450グラム 半分に切る

生椎茸 小ぶりのもの7個くらい、スライス

玉ねぎ大きめ一つをスライスしたもの

オリーブオイル

好みのハーブ

酒粕60グラムほど

白味噌大さじ一杯ほど

豆乳

 

手順

ブリュッセルスプラウツは根元を切り、半分に切ってロースト用の器に入れ、オリーブオイルとハーブであえておく

オーブン450度で30分ほどローストし、焦げ目をつける

ブリュッセルスプラウツが調理されてる間に玉ねぎのスライスを厚手の鍋で炒め、好みの炒め加減まで炒めたらスライスした生椎茸を加えてしんなりするまで炒める。

合間に酒粕と白味噌をよくなじませ、そこに豆乳を加えてクリーミーな感じにしておく。水っぽさは好みで。

ブリュッセルスプラウツがローストされたら鍋に加え、酒粕クリームを加え、好みで豆乳をさらに加えて胡椒など好みでふりかける。

茹で上がったパスタにかけて出来上がり。

 

  


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どっちなんだ、発泡スチロールのリサイクリング

先日ゴミを出さない暮らしについて長々と書いた中でちょっと呟いてみた発泡スチロールのリサイクリング。

マイクさんからのコメントで、日本ではちゃんとリサイクルされていますよ、と。

なぜ日本ではリサイクルしやすいとされているものが、北米では不可能だと言われているのか気になり、素人なりに調べてみました。

 

日本と北米で、同じものの話をしているのか

発泡スチロールという日本語と、Styrofoamという英語で呼ばれているものがひょっとして別物なのかな?と調べてみました。

発泡スチロール(ポリスチレン)は化学記号(CH)n

Styrofoam(polystyrene) の化学記号も (CH)n です。 

 

同じものですね。

 

何に使われているのか

日本でも北米でも、梱包のクッション材(電化製品などの箱と製品との間にがっちりはまってるようなのから、パッキング・ピーナッツと呼ばれるものまで)や、建物の断熱材に使用されています。

他には、スーパーで売られている食品のトレー、使い捨てのコーヒーカップ、北米では特にテイクアウトやデリバリーの食品の容器としても。

 

発泡スチロールは、水を通さない素材なうえ、中に空気を含むので、断熱に優れているから、こういった用途に最適だと。

なるほどなるほど。

 

ただ、北米ではリサイクルできないものと認知されている上、ゴミとしてランドフィルに埋められたら、自然界で生分解されるまでに500年以上かかるので、最悪なゴミだとされています。

そのため、環境保護団体や環境問題に敏感な人々の間で、発泡スチロールの使い捨てカップを使うことが問題視されてきたので、現在はどこのカフェでもテイクアウトのカップは紙のカップですよね。

 

一方で、テイクアウトやデリバリーの食品が入っている容器は、中華やピザなど一部を除くと、今でもほぼ全ての店が発泡スチロール容器を使っているのではないかと思うほどです。

 

ポリスチレンのリサイクル(北米)

素材としてのポリスチレンのリサイクルは、ズバリ、可能だそうです。

そして、ポリスチレンのリサイクリング工場も存在するようです。

ポリスチレンは発泡スチロール以外にも、使い捨てのプラスチックのフォークやナイフ、スプーン、CDケースなどにも使われているということですので、あくまでも推測ですがリサイクル後はそうなって出てくるのかも、、。

 


発泡スチロールは空気がその容積の98%を占めますから、軽いです。

それが高い保温効果につながり、食品や断熱などに使い勝手の良い素材となる理由ですが、同じ理由から、リサイクルするのが実質無理だと(北米では)言われてきたようです。

 

使用済みプラスチックは、まず素材別に仕分けして、それぞれの素材別に処理工場へ持っていかなければいけないのだそう。

 

発泡スチロールを回収してリサイクルする自治体は北米には基本的にないようなのですが、それはやはり、回収ボックスに入れて家の前に置いておくと、風で吹き飛ばされてゴミになってしまう可能性が高いせいではないかと。

実際、リサイクルでもゴミでも、回収車が来て家の前に出してある容器の中身を回収する段階で、紙などの軽いものが風に煽られてふらふらと道端に落ちることはよくあります。

軽くてかさばる発泡スチロールは、この作業の段階だけでもかなり道端に落ちていき、そこから吹き飛ばされてあちこちに散らばってしまうでしょうね。

 

仮に自治体で回収したとしても、その後かさばる上あちこち飛んで行きやすい発泡スチロールをトラックに乗せて、飛ばされないようにして、高速道路をすっ飛ばしてリサイクル工場へ持って行くのも結構大変です。

空気含有率を減らすために圧縮機を購入すればいいですけれど、その初期費用と使用にかかる経費、エネルギーなどもバカにならないのでしょう。

発泡スチロールのリサイクリングが実現しなかったのはこう言った事情からでしょうね。

 

最悪のゴミからリサイクリングへの移行

これを書くにあたって、色々と調べてましたら、北米各地でも現在はリサイクルしようという動きがかなり広まっているということを知りました。

なんと、私が住んでいる自治体も!(怪しい!) 

 

Foam Recycling Centers | Home for Foam

こちらのサイトによると、一年間のパイロットプロジェクトとして2014年9月までモントリオール市の南西部にあるエコ・センター(ゴミ回収所みたいな所)で発泡スチロールのドロップ・オフを受け付けていたそうです。

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このサイトの北米地図。上のアイコンは、黄色が梱包材、青が食品のパッケージ、緑が両方を取り扱うよと。容器の形のアイコンは家の前まで回収に来てくれるという意味で、丸っこい方のアイコンは回収所まで持って来てね、という意味です。ちなみにLaSalleの回収ポイント、Ecocentre LaSalleなんですが、Eが抜けてますね。地図製作者、うっかりしましたね。笑

 

ググったところ、モントリオール市内のここの区が発泡スチロール回収に乗り出した!というようなリンクが複数ヒットしましたが、実際にそのページを見てみると、「#6のプラスチックは回収しませんのでゴミ箱に入れてください」などと書いてあったり。

 

うちの地区のリサイクリングについてのページのスクリーンショットです↓

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Any container from plastic type 6: styrofoam cups, plastic forks andknives, lids from hot beverages,,,,はリサイクリング容器に入れても回収拒否されますから入れないでね〜とあります。結局ダメってことですかやっぱり。

 

モントリオールの西に位置するポイント・クレアという自治体では、2016年1月から実際に回収を始めたようですが、他の自治体では、パイロットプロジェクトとして行っただけだったのか、現在どうなっているのか不明なところばかり。


発泡スチロールもリサイクル可能なんだよ、やってみようよ、という動きがあることは大変結構なんですが、じゃあ明日から私はこのトレーをどうすればいいの?と大変悩みますよね。

こういうことを徹底しないあたりも、のんびりと詰めの甘い北米らしいんですけど。

 

やはり使い捨て製品の使用を避けるのが一番なことに変わりはないですね。

 

一方、、日本の回収現場では!

食品に直に触れることが多い発泡スチロール製品が、使用後のリサイクルに向かない理由(北米の場合)のもう一つは、多分、「洗ってから回収に出す」というハードルの高さかなとも思います。

 

日本のスーパーの回収所には、ペットボトル、キャップ、トレイ、などときちんとした仕分されたシステムがありますよね。

刺身や肉が乗っていた発泡スチロールのトレイをきちんと洗剤で洗って乾かして持っていくのも、当然のこと。

 

汚れたままのトレイを持っていく人ってどれくらいいるんでしょうか。そういう人はきっと最初っから持って行かずにゴミに入れてるような気がしますね。

 

スーパーの回収所できっちり分別し、回収車が来て処理工場へ運搬する、、、。多分移動距離も北米よりも短いでしょうけどね。

日本でだったら可能だろうなあと想像します。

 

こういう個々の地味な努力を要求して、それに従ってくれる人々が多数いるのが日本だとすれば、北米は、それはありえないですからね。笑

 

まず、北米でのゴミやリサイクリングの回収は、特定の場所に持って行くというやり方ではなく、各自の家の前に容器を出しておく、というものです。

「ゴミには紙は入れないで」と言ったって紙を入れている人もいますし、リサイクリングに入れるものは水でゆすいで(洗剤で洗って、ではなく)から入れてください、と言ったって、そんなことしない人はたくさんいます。

 

職場のリサイクリング容器を見てればわかります。笑

 

リサイクリング工場で洗浄するんだからいいじゃない、ということなんですが、そこへたどり着くまでの間に付着した食品が腐敗して大変なことになる、、ということには気が回らないようです。

 

 

Polystyrene - Wikipedia

発泡スチロール - Wikipedia

 

言い古されたジョークで「天国ではイタリア人が料理長でドイツ人が車掌、、地獄ではドイツ人が料理長でイタリア人が車掌(他にもありましたが忘れました)」などというのがありますが、天国では日本人がリサイクリングを担当し、地獄では北米人が、、、と追加してもいいかも。

 

ただ、リサイクルであれゴミであれ、処理過程でエネルギーや資源を使うわけなので、使い捨て製品をなるべく使うべきではないというのはたとえリサイクル優等生な日本でも同じだと思います。

 

尚、私が「北米」と言っている場合の主なサンプルは居住地のケベック州もしくはオンタリオ州での経験を基にします。アメリカの**州ではもっときっちりしてるわ、とかカナダでもこの町ではもっとしっかりしてるよ、など若干の差異があると思いますし、カナダでもトロントはものすごくきっちりしてるらしい、という噂をよく耳にしますので、あしからず。

 

 


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溜め込まない、でもゴミにしない、そんな暮らし

夫のごちゃごちゃの部屋の話を、恥ずかしげもなく先日かいてみましたが。

私も夫も、基本的には物を大事にするタイプです。

 

二人とも割と似たような「無駄はいけない、贅沢はいけない」みたいなことを親に言われて育ったので、ホイホイ買い物して物をたくさん家に持ち込むタイプではありません。

食べ物を捨てるのもものすごく抵抗があるので、残り物をゴミ箱にざざっと捨てるなんてことはせず、タッパに入れて翌日弁当にしたり、とにかく無駄はなるべく避ける。

 

職場にやってくる人々(9割以上がウェルフェア、日本でいう生活保護受給者)よりも私の方がよっぽど食べ物を大事に扱います。

 

食べ物は何年も溜め込むということはできませんので、我が家の食料在庫量と消費のペース、割といい感じのサイクルができていると思うのです。

 

買ってきた食材は冷蔵庫やパントリーに入れておいて、一週間なり10日なりの間に使い切ります。(以前は貴重な日本の食材を大事に大事にとっておいて賞味期限が切れることが多かったのですが、最近はそう言うことも減りました。もちろん賞味期限が切れたって食べてましたしね。)

 

野菜クズはうちにあるコンポストに入れるのでゴミは出さず、缶やら箱などはリサイクルに出しますが、ゴミそのものは割と少ない方だと思います。

 

全くゴミを出さないというわけにはなかなかいかないんですけどね。

 

買い物に行くときには店がくれるレジ袋は受け取りません。

 

北米でもレジ袋は5セント課金されますが、お金の問題ではなくて、こういう不要なビニールのゴミを自分の家から出したく無いという理由です。

でも、こちらの野菜は基本的には量り売りで、細かいもの(インゲン豆など)や傷がつきやすいもの(ズッキーニ、ブロッコリなど)はやはり薄手の小袋に入れて買ってしまうので、そういった薄くて小さな袋がたまりやすいです。

 

この袋、毎回もらうのはゴミが増えるので、再利用(以前使ったものを持って行ってその袋に野菜を入れて買う)しますが、薄いのでたまに野菜の軸とかヘリに引っかかってびりっと破れてしまうこともあります。

また、店側がラップに包んだりトレーに乗せて上からラップした状態で陳列してあったものは、そのトレーやラップも家に持ち込んでしまうので、これはゴミになります。

日本ほどきっちり包装されてはいませんけど、それでも包装された野菜ってこちらでも登場し始めて久しいんです。

大手のスーパーなんかでは袋入りの野菜やラップされた野菜を見かけることが増えましたので、なるべくそう言う店では買い物をしません。

 

ちなみに、日本のスーパーでは、発泡スチロールのトレイを回収してくれるところが結構ありますが、あれ、どうしてるんでしょうね?

私はあれはリサイクルしてくれてるんだろうと思ってたんですけど、発泡スチロールってリサイクルされるプラスティックの一番最後の段階にあるので、使い終わった発泡スチロールはリサイクルされずにゴミになるんです。

最初はそんなの信じられないと思って、しつこく発泡スチロールのトレイやカップなどをリサイクリングの容器に入れて出してましたが、毎週それらは容器の中に取り残されて、回収されることはありませんでした。

日本ではリサイクルされているのに、と言ったら、友人知人みんなして、嘘でしょ、それはないでしょ、どうやってるのよ、どこでやってるのよ、と。笑

そう言われてみれば実際に日本のリサイクルがどうなってるのか知らないと気がつき、スーパーでは回収した後どうしてるのかもはっきり知らないと。笑

どうなってるんでしょうね?

 

台所以外では、本やら洋服類がたまにゴミになりますね。

本はなるべく買わずに図書館で借りるようにしているので、あまり増えることはないのですが、それでも昔もらってしまった古本類が地下に何箱かあって、これらを全部本棚に綺麗に入れるのはなかなか難しい。

本を捨てるのは誰しも嫌なようで、うちにある古本の一部は、知人が捨てたくて、でも捨てきれないのでもらってくれと持ち込まれたものだったりします。

 

読んでしまったらどんどんリサイクルするか、人にあげてしまいたいんですけど、知人も友人も基本的に本をふやしたくないという気持ちは共通しているので、読んだら返してくれるんですよね。

 

ここ数年、街のあちこちにちょっとした本棚が設置されて「欲しい人は持って行ってください、返さなくてもいいし、別の本を寄付してくれてもいい」と言うような、リサイクル図書館が出没しているのですが、みんな自宅にある本を捨てたくないけど処分したいと言う気持ちは同じなんですね。

 

洋服は、本当に滅多に新しいものを買わない夫婦なんですが、着古してシミがついてたり擦り切れてきたものは、雑巾にしたり、綺麗な部分だけ切って取っておいてクッションを作るとか何かを作るときに使用したりします。

でも、取っておいた古布にぴったりな用途が見つかるまで時間がかかることも多いので、結局古布をたんまり入れたケースが二箱ほど地下に置いてあります。

 

ボタンやジッパー、リボンなどなど、買うと結構割高なものも、古着から切り取って箱に入れてあります。

裁縫をガンガンやるわけではありませんので、こういうものを収納しておくスペースが勿体無い気もするのですが、地下ですので、普段は目に入らないのでまあいいか、と。

 

こう言う習慣は、祖母がやってるのを見てなんとなく身につけたんですけどね、最近は、布を買って来たりボタンを買って来たりして何かを作るよりも新品で買う方がうんと安いから、馬鹿らしいかな、と思わなくもないんです。

でもね、まだまだ痛んでもいない壊れてもいないものは、再生させてやりたいと思うし、新しいものって古いものよりもペラペラだったり安っぽいものが多いので、あんまり買いたくならないんですよね。

 

買い物って、バーゲンだの安売りだのお得情報だのを必死に追っていくら得した、なんて頑張るよりも、しないほうが出費は俄然少ないですからね。

 

そう言うわけで、我が家には使い道のはっきりしない布切れ、ボタン、木切れ、ねじ、ジッパー、などなどが結構溜まっています。でもちゃんとそれが便利に使われる時は来るんですよ。

 

夫の散らかった部屋にも、そう言う心意気で捨てられなかったんだろう釘とかボルトとナットなんかも転がってましたので、こう言うのはきっちり仕分けしてどこに何があるかわかるようにしておかないと、せっかくとっておいてもいざこれが有意義に使える場面が訪れた時に、どこにあるかわからないから無駄になるんだよ、とちょっと言って見ました。

まあ、言われなくても本人もわかってるんですけどね。

 

きちんと入れておくシステム、工夫が必要ですね、やっぱり。

普段の生活の中で、うまく回っていかないと、物が溢れてごちゃごちゃになって、大変なことになりがちですからね。

でも、何でもかんでも捨ててしまって、問題を人に押し付けるような解決手段は取りたくない。

ゴミを減らす努力は、これは省エネや省資源と同じように大事なことですよね。

 

本は、もうちょっといい季節になったらガレージセールならぬ、ガレージ・無料セールを開催しようかと思っています。 

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うちの裏庭の、雪解け水が大きな水溜りになると出現するカモ夫婦です。まだ地面が凍っているので、雪解け水が地面に吸収されないのです。でも確実に春です。

 


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タイ風インゲン豆と豆腐炒め

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先週の日曜は、割と天気も良くてポカポカ陽気でしたので、川べりの公園に行ったら、結構散歩に来ている人がちらほらと。川の氷もかなり溶けて来て、雪解け水がガンガン流れる川の上を、氷のかけらが流れていました。

 

辛いものが食べたくなったので、タイ風の炒め物しました。

Phat Phrik Khing with Tofu and Long Beans というもの。

ブログのタイトルにはインゲン豆と書きましたが、実際は長細い豆で、こちらのスーパーでは「長い豆」呼ばわりか、中華系スーパーなどでは「vegetable」としか描いてくれていない(中国語表示がある商品もあるが、無いものも結構多い)ので、本当のところなんなのかは不明です。

ちょっと硬めのインゲン、、っていう感じです。

日本の十六ささげがこんな形なので、十六ささげなのでしょうか。

 

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野菜炒めにちょっと手がかかった程度なので、仕事から疲れて帰宅した後の夕食に向いてますね。

オリジナルのレシピはこちらを参考にしました。


このサイトのに比べて私のは赤くありませんが。

レシピ通りの種類のレッドペッパーを使わなかったからでしょうね。

うちにあったレッドペッパー(名称不明、それもこれも中華スーパーが何でもかんでもVegetableとしか表示してくれないからなんですが)で代用したので、赤みの分量が少なかったのかな。

でも辛さは小さなペッパーでもしっかりありましたのでピリリと辛くて美味かった。

 

豆と豆腐じゃなくても、別の野菜炒めでも使えるな、と思います。

要は、

  • 乾燥したレッドペッパーひとつかみ(をお湯で戻しますーお湯は捨てます。)
  • ニンニクひとつかみ
  • ネギをひとつかみ(刻んで)
  • 生のレッドペッパーを2本くらい(刻みます。辛すぎるならタネは捨てます)
  • コリアンダー(私は冷凍のを50グラムほど)
  • Makrut lime leaves (タイ料理に使われる緑の葉っぱです)3枚ほど
  • レモングラスの柔らかい部分、大さじ2杯〜3杯くらい
  • Galangalか生姜を大さじ1杯分くらい 

 

まずこれらをすり鉢でペースト状にしておきます。

醤油と砂糖をそれぞれ大さじ1ずつ後で加えるので準備しておきます。

豆腐と豆(は3〜5センチくらいに切っておく)を油を敷いた大きめの中華鍋で順番に炒めてから皿に取り出し、油をしきなおして上のペーストを1分くらい香りが出るまで炒め、砂糖と醤油を大さじ1ずつ加え、そこに豆腐と豆を戻して全体に混ぜ合わせる。

ご飯の上にかけて召し上がれ。

 

とても簡単。

私のすり鉢は小ぶりなので、フードプロセッサーを使いますが、ニンニク、生姜、生のペッパーなどはやっぱりすりつぶした方が美味しい感じがします。

 

ライムリーフとか、家になかったらちょっとレモン汁を入れたりしても味はまとまりますが、やっぱりあると、香りがいいんですよね。

 

私はタイに行ったことがないので、タイの方がこれ見て「なんじゃこりゃああああ!」と思うかどうかもわかりませんが、まあ気持ちだけタイ気分で美味しく食べました。

 

 


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国際結婚という言葉に抵抗あり。

別に結婚記念日でもなんでもないんですが、ふと思い出したので書いて見ます。

 

夫と結婚してから気がついた、いくつかの、違和感を感じさせる日本の言葉

今思いつくだけでもこれだけあります。

  1. 国際結婚
  2. ハーフ
  3. ご主人(奥さん)
  4. 主婦
  5. 海外移住組(永住組)
  6. プライドが高い

 

国際結婚? 国際?

カナダは移民をじゃんじゃん受け入れてきた国ですので、多民族・多人種社会。

ぱっと見で「あなたは**人ですね」と判断することは不可能です。

カナダ人、というのはカナダ国籍を持っている人のことなので、私だってカナダ国籍を取得すればカナダ人。生まれつきのカナダ人じゃないカナダ人、たくさんいます。 

親がどこかから移民して来てこの国で生まれた人は、肌の色なんか関係なしにカナダ人です。

ぱっと見が中国人だろうがインド人だろうが黒人だろうが、話を聞いて見たらおじいちゃん、ひいおばあちゃんの代からカナダ人、っていう人たちもゴロゴロいます。

 

なぜか日本に住んでいる友人には「カナダ人=白人」という思い込みも結構あるらしくて、いやいや、カナダ人というのは人種じゃなくて国籍の問題だから、アジア人も中近東人も色々いるよ、と説明するのですが、なかなかピンとこないようです。

 

多国籍、多民族の人々が共存するというと、日本語では「国際的だね」なんていうのかもしれませんが、そういう言葉って普段私たちは使いません。

空港にタクシーで行くときにInternational Flightだから、、って運ちゃんにいうくらいしか使わないような。(他にももっと使ってるかもしれませんけど)

よく使うのはMulticultural(多文化)とか Divers society(色々混ざってる社会とでもいう感じ)とか。

どちらかというと、Internationalってやっぱり多国間の国家レベルのことだったり、世界中をまたにかけたビジネスのことだったり。

だから、人と人、という個人レベルの契約である結婚に「国際」がつくのって違和感を感じます。

別々の人種のカップルを指して、敢えて「この人たち別人種だ」と指摘したい場合は(それもちょっと失礼な感じですけどね)interracial coupleと言います。

 

ちなみに、日本語では「外人」って言葉がありますが、この言葉は昔から嫌いでした。

最近では日本に滞在した経験のある人が面白がって「私はガイジンだから」なんて使っているのを耳にしますが、うわー、やめて〜、と思いますよ。笑

私は北米に住んでいて、自分を「ガイジン」だと思うこともありません。

日本人、アジア人だ、という意識はありますけれど、私の国籍なんか国境越えるとき以外誰も気にしちゃいませんし。

 

ハーフって、、

結婚したばかりの時、日本の親類にやたらと「次は子供だな」と言われたんですが(余計なお世話ですが)そのときに「ハーフの親戚ができるの、楽しみ」なんてことを言われたこともあります。

子供はいませんけれど、もし自分に子供が生まれたら、親戚からハーフ呼ばわりされるようになるのか、と生まれてもいない子供を哀れに感じましたよ。 笑

 

ご主人(奥さん)

日本語で結婚相手の男性のことを意味する言葉を探してみると、大体が「家の主」「家族の長」という立場であることを意識させるような言葉なのですね。

まあそれが歴史上の事実だし、現在もそういうことなのでしょうけれど、これがとても違和感を感じます。

自分のことを奥さん、と呼ばれるのも、ぞわぞわぞわーっと寒気がします。

実際に日本でお付き合いのある人たちは個人的な友人と家族、親戚だけなので、私を捕まえて「奥さん」っていうのは、遠い親戚のおじさんに一度言われただけで今の所済んでいます。(そのときに寒気がしたんですが。笑)

私はこのブログでは「夫」で落ち着いてます。

たまに結婚相手もしくはボーイフレンドのことを「相方」って書いてるブロガーさんをお見受けしますが、この方達も同じような発想なのかなあ、なんて思いますが、私は漫才師じゃないので相方っていうのはなんか違うなあと。笑

口が腐っても「主人」なんて言いたくない(ここで言ってますが。笑)

困るのが、他のブロガーの方のブログにコメントしたいときなどに、その方の結婚相手の方の話だったりしたとき。

日本語の丁寧な単語として「ご主人は、、、」と書くのが常識的な文章なんだということはわかっています。でもやっぱり言葉として「ご主人」って好きになれないのです。

個人的な好みの話なんですけどね。

 

主婦?私は主婦じゃありません。

これは、母に一度言われて、おおおお、そういう風に見られてるのか、と思ったんです。

母は別に深い意味を込めて言ったわけじゃないですけどね。

家庭内で家事全般を一気に引き受ける人、っていう意味ですよね。

で、それが日本の場合は女の人であると。だからたまに男の人が「私は主夫です」とか言ってたりします。

私は、家事を一気に引き受けてませんので、主婦ではありません。

子供がいると、やっぱりお母さんが子供の世話の大半をこなすことになって、そうすると洗濯も掃除もご飯の支度も、、とかなり比重が女性に偏ってくるから、女性がほぼ全てをこなす、、という話になるんでしょうけどね。

私は、結婚してますけれど、夫もご飯を食べるし洋服を着るし部屋を汚す(私の何倍も)わけなので、家事全般を私一人に押し付けようなんてことは考えていません。

私の方が食べ物に執着心が強いので、料理する頻度は私の方が多いですけれど、あとは二人とも家事をやります。

毎日のことですからね、お互いに助け合わなきゃやってられません。

 

海外移住組(永住組)

会社に派遣されて北米とかヨーロッパとかに5年、10年など期限付きで生活している、いわゆる駐在の人たちと区別するための表現みたいですよね。

それにしても「組」って。。。

私は組に入った覚えはないんですけどね。笑

カテゴリー分けして名前つけることに意義はあるのか、、ないような気がしますけど。

 

 プライドはもともと高低つけるものではないはず

直接言われたことはないのですが、小耳にしたことがあるのは「帰国子女は海外経験があるからってプライドばっかり高くって、、」とか、そういうふうに「海外経験=プライドが高い」という表現です。

プライドっていうカタカナの言葉は、日本語で言えば「誇り」っていうことですけれど、元々の英語は良い言葉なのに、日本語で使われる時にはやっかみを込めた言葉です。(もちろん英語でも too proudとか  false prideとか、否定的に使うことはありますけど。)

誇り高き、、とか、誇りに感じる、、とか、そういう意味で使う言葉が、なぜカタカナだと嫌な言葉になるんだか。

偉そうでやな奴のことなら、傲慢だとか横柄だとか、ちゃんとした日本語で表せます。

偉そうでやな奴が実際に誇り高い(プライドが高い)かどうかは他人には知る由も無いですしね。

ところで、卑屈な人のことはプライドが低い、っていうんでしたっけ?

それも変な感じですね。誇りが低いってことですもんね。

 

 

 

以上、ちょっと抵抗を感じる日本の表現を集めてみました。笑

言葉は生きていますから、こういう表現ってやっぱりその社会を表していますよね。こういう言葉があと10年、20年後も同じように使われているのかどうか、そこら変にもちょっと興味があります。

 

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 今日買い物に行って見つけた冷凍テンペ。近所で手に入ると知って大変嬉しい。でもまだテンペ菌は残っているので、使い切るまではたまには家でも作りましょう。

 

 


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