食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

バジルがワサワサ茂ったときは

家でバジルを育てている人はみんな経験すると思うのですが、「うわー、気がついたらバジルがこんなにワサワサと!使いきれない〜!」といううれしい悲鳴。

バジルに限らず、ハーブ類は冷凍もできるし、乾燥させれば長持ちするし、どうにでもなりますけれど、せっかくワサワサ元気に茂っているのだから、それを生かして食べてあげたいもの。

 

するとやっぱり、ペスト、そう、pesto alla genoveseが一番かと。

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ヴィーガン・ペストのレシピも、ググるといっぱい出てきます。

レシピなんて特に恐れることはありません。

むしろ、ヴィーガンじゃなかった頃は、「ペストを作るには松の実とパルミジャーノを買ってこなきゃいけない」という思い込みがありましたけれど、パルミジャーノなんかなくったって全然平気です。

松の実はどうしても値段がお高いですので(あのちっちゃな実を収穫することを考えれば手間賃だけでも高くなるのは納得です)クルミだのカシュウナッツだの他のナッツ類で代用することはありましたけれど、パルミジャーノと良いオリーブオイルは絶対かなと思ってたんですよね。

 

チーズを入れないので、ナッツの味が占める割合も増え、そのためナッツの持ち味がかなり全体の味に影響します。

好みの味のナッツを見つけることも美味しく食べるためには大事かも。

でもとどのつまりは新鮮なハーブ(バジルが少なかったら他のハーブでもいいんです)と美味しいオリーブオイルと、鮮度のいいナッツがあれば大丈夫。

ニンニクも入れます。

 

パスタを茹でて、たっぷりからめてあげます。

ケチらずに。

香りがご馳走ですから、本当にふんだんに絡めて景気よくいきましょう。

 

ペストを絡めたパスタだけだと、炭水化物過多というか、野菜が不足気味ですので、私はいつもブロッコリをさっと茹でたものとか、二十日大根とか、野菜を添えます。

 

夫が一時期、血糖値が高めで、糖尿病になると行けないので炭水化物は控えめにと注意を受けたことがあったのですが、その頃はこういうパスタ物を作るときにはパスタを普段の三分の二くらいに減らして、その分のカサをインゲン豆で埋めたりしましたが、これ、おかげさまで血糖値が下がった今でもたまにやります。

うちはショートパスタばかりなので、インゲンをパスタの長さに揃えて切っておくと、まんべんなく混ざって、ソースも絡んで、炭水化物を減らせるのですよ。

 

とはいえラタトイユとかひじきの煮たのとか、そういうのを食べる日に比べるとやはりどうしても野菜が少ないですけれど、まあたまにはね。

 

ペストを作る際、バジルがそれほどたっぷりないのよね、という場合は他のハーブ類を入れれば済みますし、バジルがなければいけないという呪縛を振り切って、緑色のものでババーンと作ってしまったもの勝ちです。笑

 

そういうわけで、うちではオレガノ・ペストとか、ブロッコリー入り・ペストとか、色々やってます。

庭のラピニやアルギュラもだんだん大きくなってきましたので、ラピニやアルギュラ入りのペストなんかもそのうちやるかも。

 

この後バジルは一旦落ち着いています。次はオレガノを収穫せねば。


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素敵なヴィーガン・レストランでチョッと残念な”バインミー”

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友人と、評判のヴィーガンレストランにランチに行ってきました。

知人がキッチンでバイトを始めたというので、それもあって、じゃあちょっと試しに、、、と出かけて見たのです。

 

友人との待ち合わせは平日の昼間、1時半です。

ランチのラッシュは過ぎているだろうし、平日だから、閑散とはしてないかもしれないけどかなりゆったりのんびりしてるだろうと思って入ったら、ワイワイガヤガヤお客さんたちがまだまだ食事を楽しんでいる姿があちこちに。(上の写真は私たちが食事を終えた後、だいたい3時過ぎ頃でしたので、かなり静かになってきた頃合いです。)

 

店内、満席ではありませんでしたが、カウンター席やおひとり様用の大テーブル席が若干空いていたけれども、かなり埋まっていました。

 

サービス担当の女性にもう一人来るので二人です、と伝えると二人席に案内してくださいました。

割と狭くてテーブルとテーブルの隙間が30センチくらい?で両隣の会話もなんとなく聞こえます。それでも店内の喧騒で気持ち声を張り上げないとテーブル越しの相手に声が届かない感じで。

 

両隣はバッチリドレスをお召しでハイヒールを履いた女性二人組と、ジャケットおめしの紳士とやはりサマードレスとハイヒールな女性のカップル。

 

窓から光がたっぷり入り、白い壁も天井もすっきりした感じです。

天井のかごは、「これって昔農家で使ってたような、、、?」という印象で私はちょっと受けちゃったんですが、アーバンな西洋の人たちには単なる竹かご、いや、バスケットなんでしょうか。

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お店の食事は、ローカル産の新鮮なオーガニックの野菜にこだわった、良心的な美味しいものだそうで、期待も高まり。

 

厨房で働いている知人がオススメしてくれたベジ・バーガーと迷ったのですが、よそでは見かけたことのない「バイン・ミー」を試してみることに。

これが、結果からいうと、がっかりしたのです。

 

なぜでしょう。

不味くはありませんでした。

 

いや、ちょっと塩がきつかったですけれど、、、うん、塩がちょっとね、、、味見しにくいものだから、スタッフも気がついてないんだろうなあ、、、、次回(があれば)はソースはサイドに、って言わないと、ものすごく塩分きついかも、、、、

 

塩分以外はまずいとは思いませんでしたが、

何ががっかりさせたのでしょうか。

 

 

まず、バイン・ミー、って名付けてるのに、バイン・ミーな要素がほぼ一切なかったこと。

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ほら、肉を食べる人たちがベトナム料理屋さんで気軽に注文するあれは、肉以外にも、大根と人参のなますみたいなやつに、コリアンダーのフレッシュなのが挟まってて、さっぱりしつつ、でも旨味が、、みたいな、ああいうのがありますよね。

普通はパンもバゲットですよね、なんせフランスがらみですから。

 

でも、ここのは、バーガーバンに挟まってて、大根はなくて、コリアンダーもなくて、豆腐のフライみたいなのが挟まってて、人参の漬物が挟まってて、「みそ」のソースがかかってたのですよ。(確かにメニューにはそれらが入っていると記載されていますけど、それ以外にも定番のバインミー食材が入っていて、なおかつこういう工夫したものが入ってるってことかなと思ったんですけど、メニューに書かれてたものだけが挟まってました。)

 

それなら、豆腐フライ・サンドイッチって命名してくれてたらよかったのですよ。

 

そうしたら多分私は注文はしなかったでしょうけども、バイン・ミー好きな人々が頼んで「がっかり〜」ということは避けられるはず。

 

がっかり、が一番いけないような気がします。

 

不味くてがっかり、っていうのは致命的ですけれど、

不味くなくても、期待したものと全然違うものだったらやっぱりがっかりになります。

だから、変な名前つけて現実と別のものを想像させるのは、やはりお店の側の失敗ですよね。

 

ああ、ヴィーガンの店は全て応援したいと思っているんですけれど。

家から近いわけでもないし、ここはもう行かないかなあ。

塩もきつかったですしね。(しつこいようですが)

ダメだしついでに言えば、ソースがたっぷり(気前よく)かかっていたせいで、塩辛かっただけでなく、バンもグニョっとして、それがやっぱりね。

ちなみにバンのてっぺんにも半分に切ったプチトマトがくっついてますけれど、これも、食べ進むに連れ水分が出て、バンのトップの部分までグニョっとしてきてしまいまして、なんなんだ、このレシピ開発した人は試食したのかな?と思ってしまいました。

ああ、知人オススメの普通のベジ・バーガーでも頼んでおけばよかった。

 

ちなみに、友人が頼んだ「日本風なす」は塩が足りないほどで、出汁の味もなく。

私もちょっぴり味見させてもらいましたが、ナスの味がしっかりありますからね、それなりに美味しかった。”バインミー”に比べたら何も文句ない。笑

サラダは美味しかったです。

野菜の鮮度がいいなと思いました。

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多分ここ、立地がいいし素敵な空間だし、観光客もくるだろうし、多分成功するんでしょうから、私があえて応援しに行く必要はあるまい。

友人のバイトも安泰でしょう。

 

あんまりいいことを書いてないので、この場でレストランの名前と所在地を書くのはなんだか営業サボタージュしてるっぽいかなと感じますので、あえて記載しません。

ひょっとしてモントリオールの旧市街近くでヴィーガンのお店に行こうかな、と思われた方、お客さんがわいわい賑わってる素敵なお店に入ったらば、ひょっとしてメニューにバインミーが載っていたらそのお店のことかもしれませんよ、、、と。笑

 

でも全体的には美味しそうなもの目白押しで、注文する品を間違えなければ楽しめるお店かなと感じました。

 

知人には「どうだった?」と聞かれましたので、塩辛かったとかバンがビチョッとして嫌だったとか、そういうのは端折って、「バインミーっていう命名に騙された」旨伝えましたら、「そうそう、異文化の食べ物の名前を使うのはちょっと気をつけたほうがいいと思ってたのよね」と。


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便利で使える緊急レシピ、バターチキン(バターもチキンも抜きで)

うちの街って結構いい加減というか、日本では考えられないような無茶なことが巻き起こること、結構あるのです。

一月くらい前には家の前の通りの下水工事のため断水。

 

通知が来ていた日には断水にならず、翌日通知なしで断水になったり、その三日後にも午前中だけいきなり断水になったり。

 

断水の後は「飲み水、サラダなど調理しないで食べるものに使う水は最低1分間沸かしてから使うように」という御達しが来て、それが解除されるまでにまた何日か放置されたり。

 

そんなことも終わり、やれやれ、と思ったら今度は、水は使いたきゃどうぞ、だけど、下水に流すのは禁止、という御達しが。

しかも月曜の朝から深夜近くまで。

 

帰宅後、野菜を洗って調理して、調理器具や鍋釜を洗ったり皿洗いしたりすることはできないなと思い、日曜のうちに仕込みを済ませて、月曜は温めなおすだけで食べられるようにしました。

 

皿洗いは深夜までできないけれど、桶に入れて水張っておけばいいかなと。

 

そういう状況で今回便利だったのが、スロークッカーで作るヴィーガン版(自分でヴィーガナイズしました)バターチキン。

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バターもチキンも入っていませんが、スロークッカーに材料を入れて、ご飯炊いて、それだけで美味しく食べられます。楽チン

 

オリジナルのレシピはニューヨークタイムズのサイトからいただきましたが、かなりレシピを大幅に変えていますので、メモをここに書いておきます。

 

スロークッカー・バターチキン ー(ヴィーガナイズド)

 

材料

  • 玉ねぎ 中3個
  • 長ネギの青いところ、ぶつ切りで1リットルくらい
  • ニンニク
  • 生姜(すりおろし)親指3本分くらい
  • ガラムマサラ 大さじ半分くらい
  • マスタードシードとクミンシード(各大さじ半分くらいずつ)
  • トマトペースト 三分の一カップほど
  • ヴィーガン・タンパク源(豆腐、テンペ、ソイミートなど)2パウンド(1キロ弱)
  • ナス (大きめの米ナスを適当な大きさに)
  • レモンのジュース(大さじ1)
  • ココナットミルク 750ml
  • ストックもしくは水 半カップ
  • コリアンダーの葉

 

手順

 

  1. ダイス状に切った玉ねぎをフライパンでちょっと茶色っぽくなるまで炒める。炒めるとき塩をちょっと降って水を出す感じで。にんにくもここで入れて炒める。
  2. 玉ねぎがいい感じになったら青ネギも入れ、トマトペーストも入れて全体に炒める。
  3. フライパンに油を入れてナスの表面を茶色くカリッと炒める。
  4. テンペはサイコロ状に切って塩と生姜と酒を入れた水の中につけておく。
  5. 豆腐もサイコロ状に切る。水切りが必要な豆腐は水切りしておく。
  6. スロークッカーに玉ねぎミックスを入れ、テンペや豆腐を入れてざっと混ぜる。
  7. スパイス類、ココナットミルク、水などもここで加える。
  8. スロークッカーにテンペや豆腐など、ナス、を加え全体に混ぜる。
  9. スロークッカーをLowにセットして5時間くらい加熱。
  10. 出来上がりに刻んだコリアンダーの葉っぱなどを散らす。

 

ブラウン・バスマティライスに乗せて召し上がれ。

 

私は玉ねぎを炒める前に油を敷いたフライパンにクミンシードとマスタードシードを投入し、爆ぜて来たら玉ねぎをドバッと入れる、というふうにしますが、ここら辺は好みで。

 

今回、チキンの代わりに使ったのは豆腐とテンペでしたが、テンペは煮こむほどになんとなく苦味のようなものを感じるような気がしました。

一度で食べ切るなら問題ないと思いましたが、温め直して翌日も食べるなどという場合は、ちょっとイヤかなあと。個人差もあるかもしれませんが。

 

すごく手軽で、でも濃厚です。

でも鶏肉じゃないので胃にもたれることはないし、蛋白源を変えれば色々と楽しめるような気がします。

 

次回は偽肉(そいミートとか)でやってみようと思います。


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初の試み、Plastic Free Julyを振り返る

もう7月も終わりです。

Plastic Free、なかなか大変でした。

プラスティックに包まれていない食品はないのか!と。

 

プラスティック容器に入っていたものも、参加する前に買ってあったものは食べましたし、うっかりして買ってしまった玉ねぎやニンニク、気がついたけど「ううううむ」とズルして買ってしまったマッシュルームなど、決して「Plastic Free」ではありませんでしたけれど、reduced plasticということで。

 

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市場で買った野菜たち。市場ですけど、すでにプラスティックに小分けされてるものもあったり、小さなバケツの中に4つずつ入ったペッパーを買おうとしたら、バケツの上にプラスティック・バッグが装着されていて、それをひらりと引っ張ると一瞬のうちに野菜が袋の中に収まって、それを手渡す、というような工夫がされていたりして気が抜けません。「このペッパーを、、、袋要りません!」と同じセンテンスで一気に伝えないと、袋に入ったのを渡されそうですよ。(まあ入れられたら、これいらないからとお返しすればいいだけのことですけど、手間ですからね。)

 

のあさんのブログを読んでいると、やはり自分はかなりいい加減だなと感じてしまうのですが、何しろPerfect is the enemy of goodが座右の銘のきゃすぴえですので、自分にできることを、自分の暮らしに合わせて変えていきながら前に進んでいこうと思っております。

 


 

完璧主義かそうでないかは置いといて、、、。

自分が普段消費しているプラスティックについて、見直すきっかけになったので やっぱりPlastic Free Julyに参加して見てよかったとは思っています。

 

のあさんに見習って、今現在自分が直接、間接的に使っているプラスティック製品をざっと見まわすと、だいたいこうなります。

 

寝室

プラスティック・バッグに包装されて陳列されていたのを買って来たベッド・シーツ、フトン、毛布、などなど

 

バスルーム

プラスティックの歯ブラシとデンタルフロス*

プラスティック製のチューブに入っている歯磨き粉*

プラスティック・ボトルに入っている化粧水(中身は家で作っているもの。ボトル自体は何年も使っています。ちゃんと洗ってます。笑)

プラスティック容器に入っているココナッツオイル(中身は料理用のものを小分けしています。)

石鹸置き台(石鹸は自分で作ってます。)

プラスティックの櫛とブラシ(シャワーで髪を洗うとき使用。)

シャンプー、コンディショナー、ボディーソープなど(これらは使わなくなって10年以上は経つはず。旅行が楽チンです。特に空の旅の場合など。)

シャワーカーテン(はナイロン製ですが、まあ石油製品ということで同じこと。週に一度洗濯しているので、ピンクのヌルヌルが付いていたりということは避けられますので、長く使えるだろうと期待しています。すでに5年くらい使っています。)

プラスティックで包装されて販売されているトイレットペーパー*

プラスティックのヘア・ドライヤー (これはプラスティック以外は見たことありませんし、無理そうですよねえ。)

プラスティックのトイレ掃除ブラシ

*印のものが使い捨ての消費アイテムです。

 

台所

台所洗剤容器(中身は近所のエコ・カルティエという市の環境部門とでもいうべき事務所でバルクを買って来て、それを入れています。バルクを買うときの容器も捨てずに次に買うときに使います。)

皿洗いブラシ(一度きりの使い捨てではないですが、よれて来たら捨てますので、使い捨てですね。3ヶ月から半年に一度くらいで次に変える感じです。)

皿洗いスポンジ (大差ないですけど、スポンジではなくて化繊の毛糸を編んで皿洗い用の小さなものを作っています。)

コンポストに入れる野菜クズを一時的に入れておく容器(豆腐が入ってくるプラスティック容器が大きいのでそれを使用。)

タッパウェア類(新しくプラスティック製のものを買うことは随分前からやめていますが、それでもかなりの数がまだ現役です。料理中に刻んだものを一時的に入れておくとか、ワックスペーパーに包んだものを入れて冷凍庫に入れるとか、そういう使い方が主。)

食品類(これが一番数というか、頻度が多いので心が痛みますね。)

  • プラスティック容器に入って売られていた豆腐 *
  • 頑丈なプラスティック・バッグに入っていた米 *
  • プラスティック容器に入っている味噌 *
  • プラスティック#6の発泡スチロール容器に入っていた納豆を元種にして作り始めたうちで作った納豆(ここまでくるともうプラスティックは関係ないかもと感じますけれど)
  • プラスティック容器に入って売られているマッシュルーム、*
  • プラスティック・バッグに包装されている昆布や海苔、*
  • プラスティックで密閉パックされて売られているベジ・ドッグ *
  • プラスティックが張り付いていると思われるカートンに入って売られている豆乳、、*
  • ティーバッグ *

 

果てしなき物語。笑

 

豆腐なんて、昔のように豆腐屋さんが住宅地にラッパ吹いて売りに来てくれるんでもなきゃ、自分ちのボウルを抱えて「お豆腐くださ〜い」って買いに行くことはできませんよね。

個人商店のお豆腐屋さんにボウル持って買いに行くことができるラッキーな下町に住んでる方は別かな?

今でもああいうお豆腐屋さんってあるのでしょうか?

 

実際問題、水分のあるものを安価で販売するとなると、工場でパックされる商品は大概プラスティックでパックするしかないでしょうね。

本当に手作りで、農家から直接、手作りしたのを販売してる人から直接、というファーマーズマーケットやCSAで全てを調達できる場合はそれも可能かもしれませんが。

 

うちの近所にはズバリ、CSAもファーマーズマーケットもありません。

ファーマーズマーケットは自転車で30分強のところにありますが、食料品を毎週あそこまで行って買うのは実用的でない。

CSAはうちの近所へは来ません。(こちらも、自転車で30分も行けば収集場所担っているカフェとかありますけれど、だいたいが平日の夕方6時までに取りに来い、という感じなので、仕事してるときついですし、重い野菜類を荷台に乗せて自転車で、というのもちょっとね。)

何せうちの近所は移民が多くて、オーガニックとかCSAとか、そういうブルジョアなことにお金を出したい人たちが少数派な地区なのです。(理解が浅いせいもありそういう風に受け取られます)

だってみんな自分たちの生活で必死ですもん。(そして余裕が出てきた人は車などにお金をかけてますね。笑)

 

こういう環境にあって、プラスティックフリーを貫くのは、それ一本に情熱かけなきゃ無理だろうと。笑

 

食料品のパッケージなど、頻繁に買ってきて頻繁に捨てることになるプラスティックも、物によっては買う側が気をつけるだけで避けられるものもありますが、いくら気にしても避けきれないものが結構あります。

非購買運動で達成できることもありますけれど、プラスティック使用を全てボイコットするのでは、日常生活に支障をきたします。

それでは長続きしない。

 

プラスティックを使用しなくても包装できるようなものを生産している企業には、プラスティックを減らしましょうというメッセージを送る、バルクで食品を販売しているお店には、せっかくだからプラスティックの使い捨てを減らしたいお客が空容器を使いまわすのを許容してくれるようにお願いする、という「不買」以外の手段も必要かと思います。

相手が個人商店や小さな企業だったら話しかけやすいですけどね。

 

 あ、あとEx Pat日本人の私としましては、日本やアメリカ(もしくは中国や台湾、韓国など)から空輸されてくる日本食材、これらはもうプラスティックのみならず、カーボン・フットプリントの大きな、罪深いアイテムなのです。しょっちゅう日本食材を口にしているわけではないのですけどね。

 

和の食材に関しては、比較的楽に自作できるもの(納豆とか塩麹とか)は自作するようになりましたが、工夫の余地(味噌とか、ウスターソースとかでしょうかねえ)はまだまだありますので、また別の機会に考えてみようと思います。

 

 

Plastic Free Julyの主催者のサイトから見つけた、こんなブログがあります。

ブログ主のLindsayさんが、彼女の生活の中でどういう取り組みをしているか、どうすればプラスティックを減らせるか、などを紹介しています。

それはそれで興味深いですし、「そうそう」と同感することを書いていらっしゃいます。

でも住んでいる国や街が違えば環境が若干異なりますので、彼女にできることが全て無理なくできるとは限らない。その逆もあるでしょうけど。

 

でも参考にはなりますし、心強く感じましたね。

 

考え方は人それぞれですが、同じような問題意識を表明されてる方のブログって励みになります。 


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庭のハーブでグリーン・ソース

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先週末は良いお天気が続きました。

 

お天気が良いとうちは庭でBBQです。

BBQというと、ヴィーガンでないおたくでは肉ですけど、うちではヴェジ・バーガーや野菜、テンペなどをジャジャジャっとやります。

 

朝、仕事に出かける前に庭のバジルやオレガノを見て「これは、早いとこ収穫してたっぷり使わないと追いつかないな、、、今夜はペストにする?」

なんて思っていたのですが、天気がいいのでやっぱり勿体無い、ということで、BBQに使うには、、やっぱりグリーン・ソースかな、と。

 

 Yotamさんお得意のハーブ類と柑橘類とハリッサなどが組み合わさったSalsa Verdeを参考に、家にあるもので作りましたよ。

www.theguardian.com

 

家にあるハーブを使うのが目的ですのでね、レシピには従わず、適当流。

使ったのは、

  • オレガノ(サラダスピナーが葉っぱで一杯になるくらい)
  • バジル (サラダスピナーが葉っぱで一杯になるくらい)
  • パセリ (これは買ってきました)
  • オリーブオイル
  • レモン汁
  • ハリッサが切れていたのでチポートレとコリアンダーシード(粉末にして)

 

ハーブ類は荒微塵に切って、オイル、レモン汁、チポートレとコリアンダーシードと混ぜ合わせ、味をみては好みのものを足して、出来上がり。

 

うちはピリリとしたのが好きなので、ちょっと辛め。

 

グリルする前の野菜に和え、グリルしてからさらにあえて、食べましたよ。

美味しかった!

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庭のハーブ類、ペストにしたり、ソースにしたり、それでも食べきれない時は乾かします。冷凍してもいいんですが、冷凍すると冷凍庫がいっぱいになりますからね。

 

 

オレガノが庭の片隅にオレガノ王国を作って近隣諸国に侵攻しているのです。


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