食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

大雪はスノーデー、ともう一度行きたい場所

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出勤途中通過する駅前駐車場に溜まった除雪された雪の山。

大雪が降る予報が出ていた水曜日の朝、予報通り、除雪車がまだ通っていない歩道を歩くのは大変難儀な(だから車道を歩く)積雪でした。

 

毎年、除雪にかける予算を大幅に超えてしまうのですが、そのせいなのか、除雪車の対応が遅いと言うか、なってないと言うか、苦情がたくさん。

 

でも、昨日までは町中がアイスリンク状態で、除雪車は氷を排除するものではないので、そんなこんなで結構大変だったことを思うと、なんと言うか、自然の脅威の前には人間の営みなんて、、、、と諦める気分になります。

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火曜までは歩道はアイスリンク状。これ、ぬかるみじゃなくて全部カチカチです。

 

と言うことで、今朝のラジオのニュースでは「市内の学校はほぼ全て休校です。スノーデーです。」と。

こう言う天気の日は、行政が「無理矢理外出せず、家にいてください」と言います。

無理矢理出かけると事故にしたり怪我したりして、救急車とか警察とかの出動要請が増えますし、怪我人にかかる医療費や破損したものの回復にかかる費用なども考えると、市民が無駄に無理して外出なんかするより、休み取ってゆっくりしてもらった方がよっぽど社会のためよ、とでも言うような。笑

 

そんなわけで、今朝はメトロまでの道のり、誰ともすれ違いませんでしたし、メトロもがら空き、職場にも来訪者は普段の三分の一程度でした。

 

私もスノーデーって言って家にこもりたかったですけどもね。

隣の島からくる上司曰く、電車の駅の駐車場は普段は満車なのに今日は4分の一くらいしか停まってなかったとか。

家にこもってる人、やっぱり多かったんでしょう。

学校が閉校になると小さな子のいる人たちは仕事に出かけられませんしね。

これがサラリーじゃなくて時給で働いてる人たちだったらちょっと気の毒ですけれど、ベビーシッターを雇ってまで仕事に出かけるくらいなら休んだ方がマシと言う話も。

 

と言うことで、職場では大変ゆったりとした時間が流れ、私はパソコンのハードドライブの整理を1時間くらいかけてやりました。

そのあと、紙の書類も整理したり、暇な時ならではな時間の使い方。笑

年度末に向けての数字の整理もやりましたけど。

 

たまにはこう言うのもいいです。

でも本心はスノーデーいただいてスキーに行きたかったんですが。笑

 

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除雪車が通っていない歩道は砂浜を歩く感じで足が雪に取られます。

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メインな通りは除雪車(歩道専用)が通った跡が。除雪された下は氷ですから滑りますが。

 

もう一度行きたい、、

お題「もう一度行きたい場所」

 

旅行に行くと、帰り際はほとんどの場合「もう一度行きたい」と思うんですが、寒くて暗い冬の現在、もう一度行きたいわー、と思うのは、暖かく日が燦々と降り注ぐポルトガルかアイルランドです。

ハワイとかカリビアンとかじゃないんですけどね。笑

いや、アイルランドをそういう風に覚えてる人ってあんまりいないかもしれませんけどね。笑

 

自然もいいけど、街が好きです。

都会という意味ではなくて、人が住んでる所。

人の暮らしぶりやその土地ならではな工夫とか歴史とかが垣間見える所とか。

 

旅行の魅力としては食べ物も大きいですけど、アイルランドは珍しく食べ物は全く期待できないのに楽しめた場所です。

 

 

現在はヴィーガン旅行のしやすいところ、という条件もあるので、ポルトガル(訪問したのはヴィーガンになる前)に再訪したらちょっと寂しいと感じるかな、、、。

 

 

 

雪を踏みしめながら、遠い異国を夢みるのです。笑 

クールな日本製? ヴィーガン機内食が増加傾向

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近所の中華系スーパーで見かけた「日本のご当地キ*トカット」二種類。値段が見えますか?こんな値段ありですか?

モントリオール市内には、ずいぶん昔からある小さな日本の食材店が一軒と、あとは大小様々な中華系スーパー多数、韓国系スーパー数件(最近増えてきた感じ)、があります。

 

そのいずれでも、日本のおかずを作りたいときに便利な食材が色々と手に入るようになりました。

本当にね、昔はそんな食材の存在も忘れるほどだったよ、というような和の食材が、せいぜい日本で買う倍くらいの値段でじゃんじゃん手に入るご時世。

野菜だとやっぱりある時とない時の波もあったり、あっても鮮度が悪かったりで、先にメニュー決めて買い物に行くと困ることがありますが。

 

最近では日本製のお菓子と、日本製じゃないけど明らかに日本の有名なお菓子のバッタもんのお菓子も、「こんなものまで?」と思うようなものがあります。

  

先日見かけた上の写真のお菓子も、「日本酒風味の駄菓子」「わさび風味の駄菓子」が17ドル+税金ってすごい金額ですよ。

 

税込だと19〜20ドルくらいです。

誰が買うんだろう。

お金の使い道に困ってるお金持ち?(でもスーパーに買い物に来る程度に庶民的な)

値札をよくみずに欲しいものはじゃんじゃんカゴに入れる衝動的ショッパー?

 

日本のもの(日本製のもの)や主な購買層が日本人や日本食を知ってる人だろうと思われる商品って、他のアジアの食品よりも若干割高な印象があります。 

 

日本のものはクールだから高値なのか、日本のものは高く吹っ掛けてもホイホイ買うカモがいると思われているのか、、、。

あ、同じか。笑

 

ヴィーガンミールのリクエストが増えているという話

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エアカナダのヴィーガンミールの一例。ジャガイモと豆腐スクランブルぽいもの。炭水化物とタンパク質確保!

日本帰省のたびに、エアカナダでヴィーガンミールをリクエストしていますが、エアカナダ自体「食事が美味しいエアライン」でもないし、エコノミークラスだし、まあまあ、ね、ヴィーガンに対応してくれてる、という点をありがたく受け止めておこう、という感じなのですが、年々増えてるようですよ、ヴィーガンのリクエスト。

 

chooseveg.com

 

エアインディアとか中近東系とか、美味しいものが出てきそうな気がしますね。

台湾なんて素食ってジャンルがあるくらいだし、China Airlinesならヴィーガンも結構イケるのでは?

そっち方面にも旅行に行きたいなあ。笑

 

聞いた話では、特別食のリクエストをしている人は、ゲートでいきなりビジネスクラスに変えてもらえる、、と言う対象に選ばれにくいそうです。

まあそうですね、仮に私と夫がビジネスクラスに変えてもらえたとしたら、私の食事だけ取り出してお皿に載せても、ちょっと変ですしね。

 

 

いいんです、エコノミーでも。


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ヴィーガン・バイン・ミーと、悩ましい冬の市場

Vegan Banh Mi ヴィーガン・バイン・ミー

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長いサンドイッチを半分に切って綺麗に盛り付けてくれるかと思ったら、切り込みを入れた状態で長いままぽんと。笑 自分で半分に割りましたら、中身が出てきました!トロッと美味しい湯葉です。

日曜の朝、Jean Talon Market付近を通ったついでに、バインミーでブランチしてきました。

www.yelp.ca

 

このお店には2年前にフォを食べに初めて寄って、フォは麺がスパゲッティの麺を茹ですぎた感じのを使っている上、スープの味が甘いのでだめだー、と思ったことを記事に書いてます。笑

 

でもね、湯葉のサンドイッチは結構いけます。

フォがダメでも、ヴィーガンのお店はサポートしたいと思って何度か訪れてるんですが、毎回湯葉のサンドイッチ。笑

 

スープには、フォの他にうどんとか、色々あります。

でもうどんはなんとなく自分で作るからいいや、と思ってしまう。

サンドイッチの具の一つにBBQというのがあるのですが、夫が注文したのを味見しましたが、やっぱり北米でBBQと言われるものは甘いソースがついたもの、ていうのをヴェトナムからきた人たちの視点で捉えたもの、という感じで、夫も「次は別のにする」と。

湯葉はおすすめです。

全部で四種類ある具、湯葉以外には、豆腐とマッシュルームというのもいけるよ、とお店の方に勧められたので、次はそっちも試してみましょう。

 

夕方や午後遅くは結構混んでるので、このまま繁盛し続けて美味しいものを提供していただきたいものです。

 

 

Jean-Talon Marketで悩ましくぶらつく

ここはモントリオール市内にある市場の中では一番大きいと思われます。

夏場は日曜なんか人がたくさんで、疲れるので来ませんが、冬も結構人が来てましたね。

 

でも冬のモントリオールは、地元の農家が自然に野菜を栽培・収穫することはできませんので、どうしても遠くから輸送されたものが増えてしまいます。

地産地消できればいいですけれどね。

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ここに並んでるもので地元産など期待できないのは明らか。

せめて比較的近場のものを、、と思いますが、実際はその農家の農法とか輸送の効率とか、いろんな要素を考慮すると、どこから来たのを買うのがいいのか、よくわからなくなります。

値段だって全く無視できませんし、鮮度だって大事です。

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リークを運ぶ夫。リュックがガバっと空いてしまわないように後ろを歩いて監視する役を言い渡されました。

リークはこの辺では旬は秋まで。

今店頭にあるのは倉庫で冷蔵保存されていたものが店に入荷してるだけですが、トマトを買うよりは旬に近いかなー、なんて。

 

で、倉庫で眠ってる間にだんだんしょぼくなってきてますから、値段は上がるわ鮮度は落ちるわで、いつも行くスーパーではこの時期一切買わないアイテムなのですが、市場だけあって、鮮度の良いものがあったので、ついつい買ってしまいましたよ!

 

でもでも、買ってから気が付いたのは、Franceの文字。

 

なんだ、フランスから買い付けたポワロだったんですか?がっかり。

いや、ケベック産と表示されてる別の小売店のものよりも鮮度は良いんですけども。(そのせいで前後の見境なく、、、)

 

だいたい、それを言うならトマトだって地元のグリーンハウスで育てたものだってあります。

暖房焚いてケベックでグリーンハウスで栽培したトマトと、メキシコやらカリフォルニアからガソリン使って輸送してきたトマトと、どっちがいいんだろう、と言う謎もありますし。

(何れにせよ冬はトマトを食べたいと思わないので買いませんけれど)

 

 

罪悪感を感じながら市場を後にしたのは言うまでもないのです。


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女物と男物の差について、と、脱水?

温暖化と雪解けと凍りつく雪解け水

先週の雪はその後の気温上昇で溶けかけ、凍った雨(雪でもなく雨でもない)が降ったりそれがまた気温降下して凍りついたり、その上にまた雪が降ったり、なんだかひどい事が続いているモントリオールです。

 

地球温暖化の影響、日本では猛暑、フロリダやカリビアン地域では酷いハリケーン、うちの界隈では凍った雨や気温上昇と下降の繰り返しによる路面のアイスリンク化。

毎年ひどくなっている気がします。

 

今週の金曜には、雨が降るという予報。

雨ですよ、雨。

雨って、ケベックの冬にはありえないはずのもの。

気温が0度以上ないと、水は空から液体で落ちてきませんからね。

気温が上がると暖かいんだからいいじゃないか、という話もありますが、暖かいままで済むわけはなく、ちょっと気温が緩んで(雪が溶けかけ)はすぐに翌日から冷え込み、地面が凍りつき、、で、いいことはありません。

 

そんな中、10年履いているウィンターブーツのジッパーが壊れてしまいました。

仕方ないので、冬の気温(マイナス40度まで)にも対応するハイキングブーツに履き替えて出勤しましたが、ハイキングブーツはくるぶしが隠れる程度の高さなので、雪の中にズボッと足が入ったりすると、ブーツの中に雪が入りますし、雪が溶けかけてる日にそれをやると、冷たいドロドロの水が入ってきますので、困ります。

 

ジッパーは補修屋さんに出しに行く予定(通勤経路にある補修屋さんは腕が悪いので、ちょっと遠いところへ週末に持っていく予定)ですが、急場をしのぐため(気温が上がって地面が水たまりだらけになる日に対応するため)に、所用で出かけた先の近くのお店で長靴を買ってきました。

今まで持ってた長靴も、気がついたら足首のくびれのあたりでよく曲がる部分が破れていたのです。

 

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買ったのはこれ、カナダ国産なのが決め手

ブランド物には興味のない私ですが、前のが情けなくも2年で破れてしまったので、安かろう悪かろうを繰り返すまい、、、、と、選んだのは「男の子用」の製品でした。

 

ジーンズなどでもそうなんですが、男性用と女性用を比べると、男性用の方が布地が厚くて縫製がしっかりしていて、しかも定番の型が延々と製造され続けるのに対し、女性用は薄っぺらでいい加減な縫製で、去年買って良かった型を今年見つけようなんて思ったってそんな物どこにも置いてない、、、と。

 

心変わりの激しい女性、身につけたものを大事にするし、なかなか破れるまで着ることの無い女性、そういう事を想定してそういう製品になっているんでしょうけれど、心変わりはせず、良いものを一生使い続けたいと思っている私のような人には女性ものはダメな事が多すぎます。

 

しかも、長靴ってゴム長っていうくらいですからねえ、バリバリ石油由来の素材です。

これを軽々しく買い換えてまた捨てることになるのは嫌です。

 

男の子用に作られてますし、女性ものに比べて格段に重いこの長靴、きっと頑丈だと信じたい。(破れた女性ものを買った時も男の子用と迷ったんですが、重さのせいで躊躇して、女性ものを選んでしまった次第でした。)

ゴムが自然に劣化してどうしようもなくなるまで履き続けたい所存です。本気で。

 

それにしても本当に、洋服や靴など、女性ものの作り方、もうちょっと頑丈にやってくれると嬉しいんですけどね。

 

 

新たな偽肉製品

新たな、っていうのは我が家にとって、という意味で、こんなの前から知ってるわよ、という人がきっと世界中には1兆人くらい存在する気がします。

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グルテンの乾物、麩っていう文字もあるし、、、と期待して挑戦

以前移転してしまってなくなってしまった中国系スーパーの後に、別の経営者の、でもやはり中国系なスーパーが入ってしばらくたちます。

何が良いんだか、前の店よりもお客さんの入りが良くて、いつ行っても混んでて、いくのが億劫なんですけれど、なんだかんだ言って私も行ってます。

 

ただ、前の店には普通に置いてあったものがそこには置いていない、とか、置いているけど値段が高くて小さいパッケージだ、とか、若干の違いがありまして、前の店には十種類くらいあった大豆製品の偽肉コーナーが、この店にはありません。

 

お店のお兄さんに「無いの?」って話しかけて仕入れてもらうよう働きかけようかなあ、と思っていたらば、大豆由来はありませんでしたが、グルテン由来のを発見。笑

 

夫は大豆由来の偽肉は匂いが嫌いだと申しまして、あんまり好まないので、ならこれを使ってみようかと早速購入しました。

 

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中国語と日本語って同じ漢字の文化だけど、漢字の使い方はやはり微妙に違いますね。脱水って、洗濯機関連以外では、あとは脱水症状が、、とか、それくらいしか用途を知らなかった。笑

お湯に戻すとかお湯を沸かしてそこに入れてグラグラっと戻すとか、そんな感じらしいですが、戻す前の状態はカチカチのパン生地って感じ?

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日本の麩はサワサワと柔らかげですがこれはカチッとした感じ

夫は大豆由来の偽肉を戻してる時の匂いが嫌いだとか。

これは戻してる時も平気な顔してました。

ふむ。

 

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ブロッコリとエノキと一緒に炒めました

たまたまネットで見つけた「戻し方、調理の仕方」のページにあった下味のマリネ液のアイデアをいただいて、漬け込んだのは酒、醤油、出汁、そして、タヒニ(胡麻ペースト)。

タヒニをこうやって使うの、結構気に入りました。

偽肉と私は呼びますが、要するにタンパク源で、肉の代わりに使いやすいということであって、やっぱりこれも「わー、肉みた〜い」ではありません。

戻して調理すると、セイタンみたいになるのかなと思ったら、セイタンのような重さはなく、ふわっとしたスポンジ状です。

また買ってきて色々使ってみたいものです。

 

 

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いつものパン

ついでにパンも焼きました。

いつものレシピですが、焼き方をちょっと別のやり方で。 


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日本のフードガイドを見てみました

先日、カナダの新しいフードガイドについて書いた時「日本にも多分ありますね」と書き、調べもしないでいましたら、マモさんが早速イギリスのと一緒に日本のリンクも載せてくださいました。

pan-panpan.net

 

早速日本のフードガイドを拝見。

内容の前にまず、農林水産省が出してるってことに衝撃を受けました!

これ、生産者側の視点優先ですよ、って公言してるみたいだと感じるのは捻くれて汚れた人の発想でしょうか。笑

 

www.maff.go.jp

 

伝統的な日本の食事のスタイルに沿ったガイドは、欧米のように栄養素別のグループ分けではなくて、日本的な「主食、主菜、副菜」という区分。

そこまではいいんですが、日本的でもなんでもない乳製品の区分がどどーんと。

 

ああ、やっぱり、汚れた心がむっくりと頭をもたげてきますよ。

酪農生産者の圧力って日本でも大きいのかしら、、と。笑

だって、日本の伝統的な食生活でカルシウムといえば、小魚でしょ!小魚!

 

乳製品といえば、戦後アメリカ主導の戦勝国による占領期に、アメリカの酪農産業が市場拡大のために日本がちょうどいいじゃん、と日本でも学校給食などで出されるようになり、、、、、。

 

まあそれは置いといて、この日本的な食品グループの区分け、日本で食事を作っている人たちにとっては使いやすいんでしょうか。

 

 

ガイドに沿って食事内容を考えてみた 

バランスガイドは、カナダのお皿やイギリスのパイチャートとはまるっきり違う、ピラミッドが上下逆さまになったような形です。

 

これは「独楽」がくるくる回ってるところを表したのだそうです。

 

なぜなら、常にくるくると体を動かしてこそ成り立つ独楽同様、バランスを取る上で運動はとても重要だから。

わー、凄い、それで独楽に結びつけた発想なんですね。

 

 

食事の適量は、性別、年齢、運動量などで個人差が出てきますが、この農林水産省のページのリンクにさらに詳しく載ってました。。。

 

www.maff.go.jp

私は18歳から69歳枠の女性ですので、一日のエネルギー摂取量は2200カロリープラスマイナス200カロリー(2000カロリーから2400カロリー)くらい食べればよかろう、と言うことらしい。

 

実際は運動量を考慮すべきなので、運動量が多い人は上限、少ない人は下限を基準にせよ、と。

 

運動量が少ないと言うのは、一日中椅子に座ってる人等。 

 

 

 

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上のバランスガイドに従って、摂取する総カロリーの中で色々食べれば良い、と言うことですよね。

 

内容の区分は、

  1. 主食(炭水化物)5〜7サービング
  2. 副菜(野菜、きのこ、いも、海藻料理)5〜6サービング
  3. 主菜(肉、魚、卵、大豆料理)3〜5サービング
  4. 牛乳、乳製品 2サービング
  5. 果物  2サービング

 

上のバランスガイドの区分の横には料理例として、それぞれの区分に該当する料理が載っています。

参考にしつつ、一日の献立を考えてみましょう。

 

主食は、例えば1サービングはご飯を軽く一膳、おにぎり一個、食パン一枚、ロールパン二つ。

うどん一杯、もりそば一枚、スパゲティー一皿は2サービングに相当するとか。

 

ということは、お昼にうどん一杯食、朝ご飯と夕ご飯でそれぞれ軽く二杯ずつご飯を食べて、それでも一日合計6サービング、範囲内です。

炭水化物は食事の25%以内にしましょうというカナダのガイドに慣れてるので、これはちょっと嬉しいような、多すぎるような。笑

糖尿や血糖値の高めの人はこれ、要注意ですよね。

 

副菜は、野菜、きのこ、いも、海藻料理を5〜6サービング。

これは野菜の煮物、野菜炒め、芋の煮っころがしが2サービングに相当するそうで、具沢山の味噌汁、野菜サラダ、きゅうりとわかめの酢の物、法蓮草のお浸し、ひじきの煮物、煮豆、きのこソテーは1サービング相当。

 

私は朝は納豆か豆腐(これらは主菜に該当する)とご飯ですので、副菜は特になし。夕飯には野菜炒め、具沢山の味噌汁、きゅうりとわかめの酢の物でもいただいておきましょうか。

これで4サービング、、足らない、、、じゃあ、、芋の煮っころがしでもつけとくか、、これで6です。

 

主菜はタンパク質料理って感じですが、肉、魚を食べない私は大豆料理で3〜5サービングを取る必要があります。

朝納豆を、夕飯に冷奴、、、お、このガイドにはヴェジタリアンやヴィーガンへの配慮はないようで、プラントベースのタンパク質料理は冷奴と納豆以外ないです。笑

豆製品やセイタンなどの偽肉で唐揚げを作って、ここは3サービング追加して、合計5サービングとします。

 

次の牛乳・乳製品は、豆乳コップ一杯にチアシードでも入れて、チアシードプディングをデザートにいただくと言うことで、2サービングと言うことにしましょう。

 

最後の果物、みかん二つ食べて、これできゃすぴえの食事のバランスは無事に丸く収まりましたかね。

 

 

 

ちょっとした疑問と不満

日本で献立を建てる際に参考にするのなら、このガイドは使いやすいんでしょうか。

 

主菜、副菜に関しては、料理名もしくは食品名は載っていますけれど、それをどれくらい摂取するのが1サービングなのかがどこにも載っていません。

それがはっきりしないのに「一日にこれは2サービング食べるべき」と言われてもね。

 

  

さらに疑問なのはやっぱり「副菜」「主菜」の区別の根拠と、牛乳・乳製品。

 

主菜は要するに、メインになる肉!魚!!と言うことだと思うのですが、肉や魚がちょっと入っているけど実際は野菜や豆腐などの比重の方が大きい一品もありますし、芋の煮っころがしなんて、じゃがいもだとすれば栄養素的には炭水化物がメインですから、ご飯二膳とじゃがいもの煮っころがしではちょっと炭水化物過多になります。(里芋とかさつまいもとか、別の種類はまた別の話ですが)

 

 

同様にじゃがいものマッシュにパン粉をつけて油であげるコロッケだって、炭水化物の塊。

実際、コロッケは主菜なのか副菜なのか、どっちなんでしょう。

 

野菜炒めに豆腐とかセイタンを加えたものにはタンパク質もしっかり入りますし我が家ならメイン扱いです。

冷奴や納豆は私にとっては主菜ではなくてつまみ(冷奴)か朝ごはんの友(納豆)です。

タンパク質たっぷりの一皿ですから、同じ区分で捉えるのはわかるんですが、ならやっぱり区分を「タンパク源」にするべきな気が。

 

 

あとはやはり、プラントベースの食事をしたい人たちへの配慮がありませんね。

 

一切動物性を食べないヴィーガン人口は少ないでしょうけれど、医療の世界でも健康に良いのはプラント・ベースの食生活だと言われて久しいので、健康のためにプラント・ベースの食事を心がけている人たちはかなり多く存在するのではないかと。

 

そう言う人たちに、肉や魚以外に何があるのか、どんな代替品を使えば比較的簡単に食生活を大幅に変えなくてもプラント・ベースの食事を続けられるのか、ガイドしてあげるべきなのではないかと思います。

 

それともそれは健康のことを考えた省庁が担当する話であって、農林水産省の担当することではないってことか。

 

 

判りやすく使いやすいガイドを作ること自体大変なことですけどね。


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