食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

桃の節句・Cabane à sucre 始めました

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我が家の雛カップル。侍女もお抱えバンドもおりません。

ネット上で日本の季節や節句の話題を目にして「おお、そうだった」と気がつくことが増えてまいりました。

 

半日遅れでひな祭り気分です。

 

子供がいるおうちでは雛飾り、何日まえくらいから出すもんなんでしょうね。

お雛様が終わったら、さっさと仕舞わないと嫁に行き遅れるよ、っていうのは、面倒臭い後片付けを急かせる脅し文句でしょうけれど、大きな飾りを出し入れするのは確かに大変そう。

 

 

日本も春、ケベック州も、まだ外は凍りついてますけれど、日差しが春めいています。

 

Cabane à sucre 始めました

冷やし中華始めました、ぽくタイトルを決めてみたかったんですが、なんのことやら、、、ケベックにこの時期きたことのある方くらいしかわかりませんね。

 

メープルシロップで有名なケベック州、この時期になると、メープルシロップの収穫が始まり、Cabane à sucre(カバナスーク)と言う、メープルシロップをふんだんに使った朝食メニューみたいなものを大勢で食べる風習があります。

  

田舎へちょっと車を走らせると「Cabane à sucre」と看板があったりして、田舎風の平屋の建物のなかに、ギンガムチェックのテーブルクロスがかかった長いテーブルがズラズラと並べられ、食事がどんどん出てくるのをみんなでワイワイと食べるのです。

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こんな食堂

 

メニューは、パンケーキ、オムレツ、ベーコン、ソーセージやハム、ベイクド・ビーンズ、そしてキリストの耳と呼ばれる豚の脂をカリカリっと揚げたもの、ピースープ、デザート、などなど。

 

脂肪分の多い食事にメープルシロップがふんだんに添えられるので、勧められるままにシロップをかけて食べてると気持ち悪くなります。

まさかスープとかオムレツなんかにはかけませんけれども、テーブルに置いてあってかけ放題なので、ドバドバーっとかけてる人もいて、それを目にするだけでも胸がいっぱい。

 

空気もなんだか甘くて脂ぎってる感じがするんですよね。

 

 

雪の上にメープルシロップの煮詰めたのを垂らした所にポプシクルスティックみたいなのをあてがってくるくるっと巻き取って作るメープル飴みたいなのも春の風物詩です。

 

 

この時期になると「来週行くんだ〜」なんて職場で会う人々が口々に言います。

 

クリスマスの時期に「明日パーティーなんだ〜」なんてみんなが言い出すのと同じ感じ。

 

甘さや脂の量では控え目な日本出身の私とは異なり、こう言う話題になると周囲の多くの人たちがかなり嬉しそうに話し始めます。

 

と言う次第で、先月の職場でのブレックファスト人気もあったことだし、うちで友達を招待してヴィーガン・バージョンでやってみましたよ。

 

メニューは、

  • ヴィーガン・サワドー・パンケーキ
  • ヴィーガン・ベイクド・ビーンズ
  • トーフ・スクランブル
  • ロースト・ポテト
  • メープルシロップ

 

ヴィーガン・ハムも買ってきて(自作するのが面倒だった)出す予定でしたが、うっかり忘れてしまいましたよ。

 

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いつもの朝食と何が違うのか?

写真を撮るのをすっかり忘れていたので、上の写真は翌朝、残り物を温め直し、夫が新たにジャガイモだけ作り、一枚だけ残ったパンケーキはチンして半分こにしたもの。

 

 

ヴィーガンバージョンで割と気に入ったパンケーキやベイクドビーンズ、変更事項をメモしておきます。

 

サワドー・パンケーキ

こちらのレシピの牛乳を豆乳に、卵はフラックスシードを細かく挽いたものを大さじ2杯で置き換えたもの。

www.tastesoflizzyt.com

ベーキングパウダーを小さじ4杯ってちょっとビックリしますが、大丈夫です。笑

10枚焼いて、私以外はみんな二枚食べました。

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温め直しなので見かけはしょぼ萎えてますが、フワフワパンケーキです。

 

ベイクドビーンズ

先日書いた記事に添付したリンクのレシピを大まかに参考にしつつ、モラセズや味噌は入れず、スモークトパプリカを入れ、水分のところは昆布だしを入れました。

 

casse-pied.hatenablog.com

 

トーフ・スクランブル

今回はシメジと玉ねぎ、赤いパプリカを炒めたところに崩したトーフ、ニュートリショナル・イースト、ターメリック、ガーリック・パウダー、オニオン・パウダー、ブラックソルトを入れて炒め合わせました。

casse-pied.hatenablog.com

 

 

ロースト・ポテト(写真のポテトとは別物)

3分の4インチくらいに角切りにしたじゃがいもを軽く下ゆで(お湯から茹でて5〜6分)してよく水切りし、ヴィーガン・バターを絡めてからオーブンシートに広げ、華氏400度のオーブンで30分くらい。途中で一回上下を返して全体にカリッと茶色い焦げ目がつくように。

 

 

考えてみたら招待した友人たちは誰一人としてケベック出身ではなくCabane à sucreに思い入れもない人たちばかりでしたが、皆ブレックファスト大好きなので喜んでいただけた模様です。


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Bagels on Greeneと、メイソウ?

モントリオールのヴィーガン外食

以前、ヴィーガンフードフェスティバルにテーブルを出していたお店で試食して、一度は行ってみたいと思っていたところに、ついに行ってきました。

casse-pied.hatenablog.com

 

 

その名は(多分)Bagels on Greene 

 

GreeneとSte-Catherinesの交差点近くにありますが、実際はSte-Catherinesに面したビルの一階なので、店名に間違いあり、わざとでしょうけど。

Greeneという方が、Westmountというリッチな立地(駄洒落罪)で響きが良いからでしょう。

 

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外観。オシャレでもリッチでもないですが。

内容はどちらかというと堅実?で

周囲にあるオフィスで働く人々がお昼などにどっと押し寄せてもいろんなニーズに応えられますよ、と言わんばかりの豊富な種類。

 

ジュウイッシュのデリ定番のベーグルやペイストリー系から、南インド系のおかずやスナック類、カリビアン系スナック、、メキシカンではブリトーやケサディアなどなど幅広く。

カウンターで注文して作ってもらう系あり、すでにできてるサンドイッチを手にとってレジに持っていくのあり。

インド系はタリーをお願いしても良いけどセルフサービスのエリアで自分で好きなのを少しずつ皿によそって会計してもよし。

あと、コーヒーとかしぼりたてのジュースとかもあり。

瓶に入って冷蔵コーナーに並んでる飲料を買うのもあり。

 

ヴィーガンフェスティバルに来ていたけれども、お店自体はヴィーガンの店ではなく、ヴィーガンの食べ物も結構置いていて、出来合いのスナック類やインドの惣菜などは、カードにVがついてたらヴィーガンですよ、と。

だからVがついてないのはチーズやクリームが入ってたり肉が入っています。

 

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色々取ってみた。

最初はブリトーにしようとしていた夫、私が色々皿に盛り付けてるのをみて、なぜか気が変わったようで同じようなものを盛り付け始めました。

このおかずは重さでお会計なので、食べ放題みたいにガンガン盛り付けてると値段だけ庶民派じゃ無くなってしまいますので要注意。

 

私が盛り付けたのは、左上から時計回りで、スモーク那須、セイタンのなにやら、コリアンダーライス、メキシカンなにやらライス、ヴェジ・ビリヤニ、ジャガイモののなにやら、セイタンなにやら(また)とセイタン・ビンダルーでした。

ソース系おかずの上に置いてあるのは白いバスマティライス。

 

夫がよそったものにもヴィーガンのはあるかな?と思ったら「そんなの気にせずにとったからどれがヴィーガンだかわからない」と言われたので彼の選んだおかずの味見はできませんでした。

 

お味は、作りたての時はもっと美味しかっただろうなあ、、、という感じ。

この辺にお昼時に来たら寄ってもいいかな、とは思いますが、わざわざここまで食べに来ることはないでしょう。

7時閉店で6時15分にブフェを片付け始めるということなので、主な客層はランチタイムと、帰宅途中で夕飯用に何か買って帰る人たちのようです。

 

メトロAtwaterから西に歩いて5分くらいです。

 

 

迷走?メイソウってなんだろう

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ユ*クロがあるのかと思わせて、、

ご飯を食べた後、メトロに直結してるショッピングモールを通り抜けたら、不思議な看板を発見。

 

ユ*クロがモントリオールに進出なんてあり得ない、と思ったら、やはり全然違いました。

 

よくある「ぱっと見カタカナっぽいんだけど実際はアルファベット」のフォントかな、と思って解読しようと目をこらしたら、本当にカタカナだったので、それもびっくりしましたが、メイソウ?

 

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ユ*クロのロゴを真似てるんですよね?

その左にはMINI SOとありますが、ミニソーって書こうとしてまちがえたのかな?

 

なに売ってる店なのかなとみてみたら、どうもちょっと可愛くて質がちょっとましなダラーストア的な雑貨屋っぽい。

あ?

ひょっとして、ダ*ソーって言いたかったのかな?

モントリオールでダ*ソー知ってる人なんて日本人くらいではないかと思うのですが。

それにダ*ソーは赤くなくて緑っぽいロゴだったような記憶があります。

よくわかりませんね。

 

ユ*クロは日本以外のお店では、同じ商品が日本よりも割高に販売されていて、日本では「安い大量生産の、ここのばっかり着てるとやっぱりちょっと恥ずかしいかも」な認識かな、と思いますが、こちらではどちらかというとシンプルで地味目なファーストファッションなだけで、安ものというスティグマはないような印象です。

というかひょっとしたらオシャレな雰囲気を出してるのかな。

だからこうやってバッタもんが登場するってことか。

 

 

この日は、さらに帰りのメトロで間近にドラえもん読んでる人を発見。日本趣味な日でしたね。


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基本を思い出す本

和食大好き 

でも、和食を作って食べるのは月に一回か二回ほど。

なぜか、、、

 

食材は昔に比べたら本当に楽に手に入るようになりました。

でもやっぱり「これが切れちゃってるから、今からちょっと買ってくる」とつっかけ引っ掛けて近所のスーパーに、とは行かないものが多いので、食材のストックと作りたいもののバランスを常にうまくキープするのは結構大変。

 

そして鮮度の良い食材あればこそのメニューはなかなか作れない。

ほら、素材がいいから薄味でも美味しい!っていうの、あれは、厳しいです。笑

 

面倒臭いので、タイミングが合わないときは和食じゃないもの、残り物がどんと残ってる時には和食じゃないもの、と和食じゃない日が続いていくのです。

 

和食以外でも好きなものがたくさんあるので、辛いとか我慢してるというわけじゃないですし。

 

いや、中近東やインド系のものが大好きなので、むしろそういうのが続いてる時は残り物をうまく利用しつつ別のも作る、すると、和食が介入するいとまがない。

 

そんな感じで和食が疎遠になると、ふと「**食べたいな」と思った時に、はて、あれには何が入ってるんだったっけ?と思い出せなくて頭をうんうん唸らせることも。

 

なんだか物足りない気がしながら食べ始めて、ふと「ああああ!これにはレンコン入れたらおいしいんだった!」「これには七味を振り掛けるとおいしいんだった!」などと思い出して悔しい思いをしたり。(真剣です)

 

今回忘れても次回が一月後とかそれくらいのインターバルであるならば「次でいいや」ですけどね、しっかりメモして気合い入れないと次回は三年後でその時もまた忘れてしまう、っていう、、、、。笑

 

なので三年くらい前にこういう本を書いました。笑 

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だいたい網羅してあるかなと

関東の方のレシピなので、おお、そうなのか!とちょっと驚くこともありますが、まあレシピをその通りに使うのではなくて、これとこれが入ってるよねえ、という思い出すためのすべ。

 

本当は関西の料理人さんの本の方が合うと思ったんですが、ちょうど良い感じの小さな本で「忙しい奥さん向け」の工夫がされてない本を見つけられませんでした。

 

時短レシピはそれはそれですごいですけれど、私はなんというか、祖母くらいの時代の人がやってた頃の材料や下ごしらえの感じをメモしてくれたものが欲しかった。

 

子供の頃、土から引っこ抜いた泥つき大根が山積みになってて、それを祖母と一緒にバケツの水でざっと洗い、水を換えてタワシで白くなるまでゴシゴシ洗った記憶があるのですが、そういう部分から書いてあるのです。

 

大きな樽に白菜をいくつもいくつも押し込んで、塩を振りまいては次の白菜を押し込んで、、、というのも祖母との思い出。

 

そういう背景があって、さてご飯はどうするか、という時、いつも日本でご飯を作ってる人たちは、いつでもお店に行けば見かける食材を豊富に思い描いて献立を立てますからね。

その上で、「関東出身のあなたは**を入れるけど、関西のあなたは入れない」とか、そういう地域性があって、それもまた日本の食の楽しさです。

 

今回帰省した時、素敵な古本屋さんで吉兆の本を見つけましたので、関西の食べ物話はこちらで充電させていただこうかと。

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食いしん坊を刺激する話題でいっぱい

 

家庭料理ってレシピ!じゃなくて、やっぱり育った家庭の思い出とか好きな食べ物の好きな食べ方とか、そういう物語の部分が大きいような気がします。

だからこういう本に惹かれるのかも。

 

地域性って日本だけじゃないですけれど、北米の人たちは結構移動しまくってるので、日本より地域にとらわれない感じを受けます、、


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破れた手提げ袋を修繕してみた。と近所の鳥

春はどこ?

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モントリオールの鳥

id:Marichanさんがロンドンの鳥について書いていらっしゃったので、真似してうちの近所の子達をご紹介。

 

marichan.hatenablog.com

 

キャプションにはモントリオールの、、と書いちゃいましたが実はこれ、川を隔てて北に隣接するラヴァル市で撮影したので、看板に偽りありです。笑

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写真撮ってる撮ってる。私もですが。

2枚目の写真の川の向こうがモントリオールの島です。

 

ここは公園の端っこで、多くの市民が餌をやるのでここに来る鳥たちは人間を怖がらない。

野生動物に餌をやってはいけませんってこの町の人たちは聞いたことないのでしょうか?

リスに素手で餌をやる親子連れなど見ると、その小さな子供の柔らかい手がリスの鋭い前歯で傷つけられたら、、って怖くなります。

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丸々と肥えてます。レンティル食べてます。

なぜに水から出てこんな駐車場をうろついてるのか、とよく見てみたら、溶けかけた氷の下には誰かが以前撒いていったであろうレッド・レンティルがあちこちに。

 

それにしても、騙されやすい人や騙されてる人を「いいカモだ」って言いますが、丸々肥えてて肉食する人には好まれる鴨肉を体に蓄えてるのに、ひょこひょことこんなに油断してて、、、いいカモっていう発想がなんとなくわかる気がしました。

 

自分の手で生きてる鳥を絞めて食用にするような逞しい人たちはこの辺には住んでないかもしれませんけど、鴨の肉って結構いい値段しますからねえ。

普段は鴨以外にも鳩やカモメなどが鴨の周りをうろついているんですけれど、この日はいませんでした。

どちらにせよ、この辺は鴨がメインキャラクターです。なぜか。

 

カッチンこっちんに凍っていた地面の氷が緩み始めた土曜日、気温は最高でプラス4度くらいまで上がったようでした。

なので鴨も氷の下のレンティルにありついてたんですね。

 

そういえば年末年始に日本に行った時にみた鴨、この鳥たちよりもうんと小かったんです。

やっぱり北米は人間だけじゃなく野生の鳥までラージサイズなのか、と。笑

何がそうさせるんでしょう。

食べ過ぎ?笑

 

 

 

 

 

夫がビールを買いに行くときに使ってる布袋が破れました。

 

12本の小瓶が入った箱の重さは、だいたい7.5~8キロくらい。

袋に入れたら肩に紐をかけてぐいっと肩ひもを握り、腕で袋を体に固定して10分くらい歩いて帰ってきます。

この用途だけに10数年間使われてきて、気がついたらかなりヨレヨレになっていました。

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破れた・・・

なぜこんなにまっすぐに?

それは、この布袋をカウンターに広げてそこにビールのケースを置き、グイグイっと布袋を箱に沿わせて引っ張り上げる、その時の箱の角の圧力で同じ箇所が毎回グイグイっと引っ張られるため。

毎回同じ用途に使われてるから、そうなります。

大々的に破れましたが、修理してまた使いますよ!(用途は変えるかもしれません)(と夫に言ったら、修理したらまた同じ用途に使うって。笑)

 

いつも楽しく読んでいるゼロウェイスターのぽこさんやチルルさんのブログ、いろんなものを修繕されたり作り直したりなさっていて、凄いのです。

 

gominaikurashi.blog.fc2.com

 

chiruru-z.hatenablog.com

 

 

真似して私も修理のステップbyステップをご報告。笑

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早速始めましょう

まずは裂けちゃった部分を仮縫いしてみます。

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裏に当てる布はこれ

ヨレヨレになって雑巾予備軍になった夫のシャツのハギレを後ろに当てて、上からミシンでジグザグに補修する計画開始です。

 

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裏側にこう、、

後ろから布を当てる前に避けた左岸と右岸を表の模様が再現されるように調整して仮縫いし、当て布がずれないように手縫いで縫いつけて置きます。

 

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板を挿入

向こう側の布まで塗っちゃったら袋にならないので、間に板を挿入。

板は日本で母の台所の棚にあったクリスタルグラスが入っていた箱のふた。

グラスを入れてスーツケースに入れて持って帰ってきましたが、破れずに済みました。

 

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布を袋に縫いつけ

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表を返すとこんな

柄はいつも飲んでるビールのロゴ。

別に無視したって良いんですが、なんだかこれをずらせてしまうのが嫌だったので結構真剣にピタッと合わせるため気を使いました。笑

 

手縫いで布を固定させてしまえばあとはミシンでジグザグするだけ。

 

糸の色はなんとなく同系色な濃いめの灰色です。

ジグザグしながら、なんとなくロゴの赤いところは避けてみました。

Bの文字はちょっとずれてしまったので悔しいんですが、やり直すほど拘りたい気もしないのでそのまま。

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ジグザグ後

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完成

修繕してる間に、まだ破れてはいないけれど穴があきそうなところを数箇所発見したので、そこもジグザグ。

取っ手の部分も、夫がグイグイっといつも手荒く扱ってるからか、10数年使い込んでるからか、なんとなく弱ってるように見えたので、ついでにジグザグで補強しておきました。

 

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とってもジグザグ

実はこれの前の週末にこれまた夫が破っちゃった「座布団を椅子に取り付けるベルクロ部分」を修繕したのですが、そのあと夫が椅子に座ってふんぞり返ったら、ビリビリっと大きな音を立てて手縫いで修繕したベルクロ縫いつけ部分が破れて元の木阿弥。

この座布団は今後は夫が自分で手で座面に置いて、ずれたらまた手で位置を修正して使っていただく所存です。笑

 

ビールとワインは私がマネジメントしなくても勝手に在庫管理をしてくれるので楽です。


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使うか、使わないか、MSG

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日本が誇る世界の、、
MSGと日本での思い出

日本ではMSGはグルタミン酸ナトリウム、もしくは味*素を始めとする化学調味料。

MSGを開発した理学博士の池田菊苗さんは、昆布に含まれるグルタミン酸ナトリウムを発見し加工する技術を開発し特許を取った戦前の化学者。

この方、乾燥昆布12キロを戻して妻に刻ませて自分は茹でるだけだったみたいですが。

まあ茹でただし汁を化学的に分析したのはご本人でしょうけど。

12キロもの乾燥昆布を戻してそれを刻むなんて、私は嫌ですね。研究室の学生にやらせなさいよと私なら言います。きっぱり。

 

ja.wikipedia.org

 

MSG というと北米では「あの中華の化学添加物でしょ、ヤダヤダ」というような「アジアの食べ物やジャンクフードによく入ってるよね」というような、毒を見るような、カスを見るような、恐れと軽蔑の入り混じった反応が返って来ます。

 

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こういう印象が強い

 

中華は体に悪い=脂ぎってるしMSGが入ってるから、という人に、家庭料理用のコンソメキューブみたいなものだって中身はMSG と塩と油だよ、というと、びっくりされることがあります。

 

  

私が子供の頃フルタイムで仕事をしていた我が母親は、6時ちょっと前に帰宅するとすぐにエプロンをつけて夕飯の支度に取り掛かり、7時すぎには家族六人に夕飯を提供していました。

 

そんな母は、鰹節を削って出汁をとるとか昆布から出汁をとるとか、そういうことは年に数回やるかどうかで、普段はやっぱり味*素を使っていました。

昔はみんなそんな感じでしたよね。

 

 

加工食品やボトル入りのソースや調味料にはもれなく入ってるMSG 

それがたっぷり使われてる食べ物に舌が慣れて、それが美味しいと思って濃い味に慣れてしまってる現代人、、、。

 

だから、自然食とかオーガニックとか、スローフードとか、そういう心意気に惹かれる人々は、MSG=悪と感じますよね。

 

 

大学の頃に友達の長野の実家に泊めてもらってスキーしに行ったことがあるんですが、おやつの時間?に皆でお茶を飲んでのんびりしていたら、彼女のお母さんが漬物がてんこ盛りになった大きなお皿を持って来まして「野沢菜どうぞ」と。

そうか、野沢菜の漬物がたくさん豊富にあるこの地域では、これがお茶受けなんだ!

とワクワクして「わーい、いただきます」と箸をつけようとしたら、お母さんがいきなり「あ、待って待って!忘れてた、あれあれ!」と。

すると友人が「あ、ほんと、待って待って」と立ち上がり、台所から何か持って来たかと思ったら、瞬く間にその山盛りの野沢菜の上に、「味*素」をふりかけたのですよ。

「これで美味しいよ、さあどうぞ」

と言われたのですが、味*素が直接かかってる食べ物を食べたことがなかったし、なんとなく「化学調味料は良くない」という考えが定着し始めてた年頃?だったせいもあり、気がつかれないように、味*素がかかっていない下の方のレイヤーから漬物をつまみ出していただいたんですが、ちょっと味*素がかかってる部分もあったようで、MSGが直接舌に乗っかるセンセーションを体験しました。

 

とても変な味でした。笑 

 

 

 

MSGの害とは?

北米では中華などアジア系レストランと結び付けられ忌み嫌われるMSGですので、アジア系のお店の窓や扉に「MSG不使用」という表示をつけてある所は結構あります。

 

 

実際は何料理であっても、出来合い調味料を多用してれば多分MSG入っていますけどね。

 

でも悪評が立っちゃったから、アジア系のお店は「うちはつかってないない!」て大きな声で主張しないと疑われてしまうのでしょう。

 

ではMSGの害って何でしょうか。

 

1960年代アメリカで中華料理屋で食事をした人々のなかに、頭痛や吐き気など体の不調をうったえる人が現れ、これがMSG symptom complex又はChinese Restaurant Syndromeと呼ばれています。

 

実際に体にどんな悪影響があるのかといえば、科学的な結論は出ていないというか、むしろ、短期的な害はないみたいな感じです。

 

あえていえば、空腹の時に大量(3グラム以上)のMSGを一気に摂取してしまうと、MSGに敏感な人々に眩暈などの反応が出ることがあると。(2000年11月Journal of Allergy and Clinical Immunology)

 

60年代にMSG symptom complexをうったえた人たち(=中華料理屋で食事をした人たち)の多くは多分、空腹でレストランに入り、まずはワンタンスープなど、MSGが比較的多く入っているメニューから食事をはじめたせいだったのではないか、、と。

 

夫にChinese Restaurant Syndromeって知ってる?と聞いたらば、「食べ放題でたくさん食べても後ですぐにお腹が空くってやつ?」ですと。笑

そういえば中華料理店の悪評の一つでこれ聞いたことありますが、本当なんでしょうかね。

 

詳しくはこちらのリンクいくつかご覧あれ。 

www.seriouseats.com

www.healthline.com

 

日本語の記事もありましたが、記事元のサービス終了のため、リンク削除しました。


その記事には「MSGは胎児の脳の発育に悪影響」があると書かれていました。

その根拠は書かれていませんでしたが、そんなこと言われたらやっぱり妊娠中の方は避けたくなりますよね。

 

MSG symptom complex(Chinese Retaurant Syndrome)の日本語はなんだろうとググったら、中華料理店症候群だとか。

そのまんま。笑

ウィキペディアのエントリーもありましたのでこちらに。↓

やっぱり一番上の二つのリンクと同様、科学的な根拠は確立されていないとあります。

ja.wikipedia.org

 

 

害がないなら便利だし使っちゃう?

昆布に多く含まれるグルタミン酸ナトリウム。

私は昆布から出汁を取りますので、それで今の所足りてます。

上のSerious Eats のリンクの記事の下の方にグルタミン酸ナトリウムを多く含む食品のリストがありまして、一部転用しますとこんな感じ↓

 

  1. 昆布
  2. パルミジャーノ・レッジャーノ
  3. 鰯(アンチョビ)
  4. トマトジュース
  5. トマト

グルタミン酸以外にも旨味成分はあって、イノシン酸(鰹節)グアニル酸(椎茸)などだそうです。

鰹はヴィーガンになって以来使っていませんが、椎茸は生も乾燥もたまに使っています。

肉や魚の旨味がなくても全然平気でここまで来てますからね、害がないらしいと聞いても、今更使い始める気にもならない。

 

「これがないと旨味が出ないのよ」と言うものがないほうが自由な気がします。

 

 

旨味と言う言葉は日本語にしかありませんが、それがすなわち日本食以外には旨味が存在しないということにあらず。


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