食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

カナダとアメリカのこと

今日は食べることには一切関係ない話です。

スーパーボウルをテレビで見たい夫のために、テレビの前で食べる夕食をちゃちゃっと作りながら思ったことをちらほら書きたいと思います。

 

北米って何さ

ブログのタイトルで、「北米で」と書いたのは、自分が北米という文化圏で生活しているから、それ抜きには自分が書きたいことは書けないだろうなあと思ったから。

でも、北米に住んでいない人にしてみれば、「何よ北米って」てなもんでしょうか。

北米とは、北からカナダ、アメリカ合衆国、メキシコ、です。

メキシコは中米だという見方もありますけれど。

 

日本でいう地方、地域ごとの差みたいな物?

政治、経済、娯楽、など、やはりアメリカとカナダは別々の国ですけれど、かなり近い文化圏ですよね。

日本と韓国、日本と中国、日本と台湾、これらの国々の関係よりも、もっと文化的に近いと思って間違いないと思います。

例えば、カナダ人も今晩、スーパーボウルをアメリカの皆さんと同様にヤイヤイ言いながら観ていますね。スーパーボウルの合間に入るコマーシャルこそ、カナダでの放送では地元の企業の広告に差し替えられますけれど、内容そのものはそのままアメリカと同じです。

アメリカの大統領選と、それにつながる両政党の候補者選びのプロセスも、毎回カナダでもアメリカと同じくらい注目され、話題になります。

カナダの総選挙などはアメリカでは多分、政治に関心のある人たちやカナダに親戚がいる人たちくらいしか関心を示さないとは思いますけど。

そのあたり、多分アメリカを東京、カナダを埼玉や千葉に置き換えると分かりやすいかも。

要するに、行政区間は違いますけれど、人の交流は盛んで、文化的にもはっきりした区分はないんです。

日本で、例えば小さな地方都市の郊外に住んでいる高校生が、東京とか大阪とか大都市の大学に行くことが結構あるように、北米でも、カナダの子がアメリカの大学に行ったり、アメリカの子がカナダの大学に行ったり、そういうのは結構頻繁にあります。

大学で移り住んだ都市で卒業後に仕事を見つけてその後ずっと住んでいる、という人たちもたくさんいます。

 

北米(アメリカ、カナダ)は誰の国か

日本の知人には、何度説明しても「カナダには白人が住んでいる。きゃすぴえは白人だらけの国に住んで白人に囲まれている」と思っている人が結構いるんですが、カナダもアメリカも、今や「白人の国」ではないと思います。

両国とも、田舎に行けば、比較的に白人住民の割合が高くはなりますが、都市部へ行けば、全然白人の国じゃないですよ。

私が住んでいる地区なんか、もう十年以上前から住民の半数以上が「母国語が英語でもフランス語でもない人々」なんです。うちの地域に限って言えば、余裕で、白人住民がマイノリティーだと断言できます。

ただ、カナダの場合は、それが必ずしも貧困層が住む地域ではないですね。

そして、「黒人ばっかりの地域」というものもありません。比較的黒人が多いかなあ、という地域もありますが、よく見ると黒人だけじゃなくて、中近東、アジア、インド、などといった人々が行き交う地域なのです。

アメリカもカナダも、もともとはネイティブ(原住民)が住んでいたところに、ヨーロッパ(フランス、イギリス、メキシコの場合はスペイン)から人々がこぞって入植してきて、近代的な武器や技術の力でもって彼らを抑圧した、という過去があります。過去の出来事ですが、その後の対応もひどいので、これは過去の話とは言えない問題で、両国ともネイティブの問題は深刻だと思います。

 

社会主義者!リベラル!

カナダは、アメリカの共和党支持者がこぞって嫌う「社会主義」制度の色濃い国でもあります。アメリカと逆で、大きな政府、高い税金、社会保障があります。

そして拳銃を持つのは違法です。

アメリカに住んでいる人にとっては気にもならないことだろうけれど、カナダにいる人々は、アメリカのことをよーく知っていて(何かと報道されますからね)いかにカナダがアメリカとは異なるか、をいつも語っています。

たとえば、アメリカ人は、社会主義者!とか、リベラル!とかいうのは罵りの表現であって、政治家がそう呼ばれた場合はいかにスマートにそれをかわすことができるかどうか、結構重要なのですが、カナダでは、「社会主義、リベラル、そうですけど、それが何か?」となります。

カナダ人のアイデンティティの中には「自分たちはアメリカ人とは違うんだ」という項目があるのです。

アメリカにいる人たちにとっては、カナダという北の隣人は、「ああ、居たんだ」程度の認識だから、どういう人たちなのかをしっかり知っているアメリカ人はそれほどいないのではないか、と思われています。

カナダ人の知人がよくいうのは「アメリカ人は、カナダ人はイグルーに住んでカヌーに乗って移動してると思ってる」と。

そこまで勘違いされてないでしょう、と思いますが、日本でも、東京にずーっと住んでいる人はそれ以外の県のことをよく知らない、という現象がありますから、ひょっとしたらカナダ人はみんなイグルーに住んでると思っているアメリカ人も、まあ、いないとは言い切れないかもしれません。

でも、アメリカにせよカナダにせよ、日本とは比べ物にならないくらいの比率で「自分が住んでいる州から出たことがない」人たちが多くいます。

海外旅行に行ったことがない、とかいう前に、自分の州を出たことがない、という。

州も国もでっかいですからね、そういうこともあり得るんでしょうね。

 

冬のエンターテイメントとして、カナダで、そしてアメリカでもとても人気なのが、ホッケー(日本では、アイス・ホッケーと言われてますが、カナダでは、ホッケーといえば氷上で行うのが基本で、それ以外のホッケーを、フィールド・ホッケーといったりします)そして、フットボール(アメリカンまたはカナディアン・フットボール)です。

ホッケーの場合、アメリカのチームにはカナダ人の選手が沢山たくさんいます。音楽や映画などのエンターテイメントでもそうですが、カナダ人、たくさんアメリカで出稼ぎしています。

こういう二つの国のあり方、日本に生まれて日本で育った私にとっては、結構面白いなあと思うのです。

 

 今年のスーパーボウル、今の時点では、デンヴァーが勝ちそうですね。

 


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