食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

一番寒い時期に、野菜だけのスープ

この冬は暖冬だなんだと文句を言っておりましたら、今週末は期待に応えて、冬将軍が来てくれたようです。

現在の気温はマイナス24度だそうです。

今年は冬らしくありませんから、忘れてましたよ、寒さなんて!

 

急に寒くなると風邪をひいてしまったりしがちです。

実は先週の木曜に職場で、みるみるうちに風邪の症状が出始め、周りのみんなに「風邪ひいたでしょ」「風邪だよ風邪、うつさないでね」「家に帰ってチキンスープであったまりなさい」などと言われまくりました。

そう、風邪といえば、寒い晩といえば、こちらの人たちは「チキンスープ」なんですよね。

まだヴィーガンになる前に、風邪気味の夫のためとか、そして夕飯のメニューが思いつかなくて困ってることは常でしたので、「寒い、じゃあチキンスープにする?」

という感じで、よく作ってました。

なので北米人の皆さんにはっきり断言できますよ。

チキンスープで風邪なんか治りやしませんから。

出来合いのスープストックじゃなくて、自分で骨からスープを取っていましたけれど、だからって体にエネルギーが行き渡って風邪のウィルスが飛んで行く、なんていうことにはならず。

温まりますけれど、チキンスープじゃなくても、暖かいスープなら同じ効果があると思います。

 

そんなわけで、とても美味しいブロッコリのスープのレシピを。レシピなんていうほどのものではないんですけど。

こっちの方が、消化にもいいし、簡単だし、効きそうですよ。

 

ヴィーガン・クリーム・オブ・ブロッコリ・スープ
材料

ブロッコリ 一把 (店によって若干束ね方が違うかもしれませんが、茎からしっかり2、3本くらい束ねてあるのを全部使います。)

セロリ 2〜3本 (葉っぱが付いてたらそれも使います)(粗みじん切り)

玉ねぎ 1個 (粗みじん切り)

水または野菜の出汁

豆乳など、植物性のミルク

塩胡椒、好みのスパイス類  

お好みのオイル少々

 

作り方

厚手の鍋を中火で温め、オイル大さじ1くらいで玉ねぎとセロリを炒めます。

ブロッコリは茎の太いところは皮をむいてサイコロ状に切り、穂先の方は適当に枝の根元から切り分けておく。

玉ねぎとセロリに火が通って甘みが出てきたかな、というところでブロッコリを全部加えてさらに2〜3分炒める。

野菜の出汁もしくは水を加え、蓋をしてちょっと煮込みます。

好みのスパイスなどはここで入れておきます。

ブロッコリが柔らかくなったら、ハンドブレンダーで野菜をブレンドしてスムーズなポタージュ状にしてやります。

食卓に出す10分くらい前に好みの植物性のミルクを加え、塩コショウなどで味を調整して、出来上がり。ミルクを加えたら、沸騰させないように。

 

めっちゃ簡単です。

 

水やミルクの分量は、好みで調整しますが、入れ過ぎればシャバシャバになって薄味すぎておいしくないと思いますが、やっぱり好みの問題ですから、少しずつ入れて好みの濃さを見つけるのが一番かと。

 

ブロッコリの味がじんわり出て美味しいので、出汁がなければ水でも大丈夫です。

野菜の出汁は、野菜の皮をむいたり尻尾を切ったりしたものを水で煮出して取るだけです。出汁に向いている野菜は、玉ねぎ、にんにく、セロリ、にんじん、青ネギ、ポロネギ、などなど。

 

肉食をしていた頃は、スープといえば、鶏の骨から取った出汁でしたから、野菜だけのスープは味が薄いんじゃないかと思っていましたが、野菜の出汁だけで十分味わいがあります。これに鶏のスープなんか入れちゃったらブロッコリの優しい味が鶏の匂いでかき消されてしまうんじゃないかと思います。

 

そうそう、木曜にひき始めた風邪ですが、土曜には治ってました。

ヴィーガンになってから、風邪を引かなくなった!とは言えないのですが、確かに治るのが早くなったようです。 

 


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