食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

みんな大好き、キッシュ

職場で作る料理は、いつも庶民の味方(=材料費が安い)でみんな大好き(=万人ウケするよくある北米メニュー)です。

作業には、クライアントの人たちで参加したい人がいつでも参加できるので、何人手伝いに参加してくれても何かしらやることがあるような、作業内容が「難しくはないんだけど色々と煩雑」なものになるようにしています。

でも、誰一人手伝ってくれない場合でも、スタッフ(私)一人でちゃちゃっと作っちゃわないといけないので、どっちやねん!という感じですが。

まあ、刻むのも捏ねるのも洗い物するのも自分でやれば手早いのでいいんですけどね。

でも、焼く、煮込む、発酵させる、などといった、時間と温度に任せなければならないプロセスを含む場合は、いくら私が早業を使ったってどうにもなりはしません。

そういう場合は、「今日のランチは、15分遅れますよ〜」ということになります。

この仕事についた当初は、15分じゃなくて30分遅れたこともありましたが。

 

そんなわけで、メニューに良く上がるものに、フリッタータがあります。

本当はキッシュの方が人気なんですが、前日に作りすぎちゃったパスタとか、早いところ使い切っちゃわなきゃいけないジャガイモなどという残り物があることが多いので、キッシュじゃなくてフリッタータにして、残り物を入れちゃう、というのが最近増えていまして。。。

で、今日は残り物には目をつぶって、みんなの好きなキッシュにしましたよ。

とっても美味しくできましたよ。

って、私は食べてないんですけどね、クラストにはバター、アパレイユには卵ですからね。

 うちでキッシュやフリッタータのようなものを食べたい時には、このレシピで↓

職場で卵で作ったものを見ると、やはり卵そっくり!までは言い切れないので、卵好きの人に卵と偽って出したり「ヴィーガン・エッグ」とか言ってはいけないなあと思いますが、美味しいので自分ではよく作って食べます。

 

オリーブオイルで代用するヴィーガンクラストもいろいろとレシピが公開されていますが、まだ自宅で自分用にヴィーガン・クラストのパイとかキッシュを作ってないので、テストされてないレシピで作って美味しくないといけないので、今回、職場ではバターでクラストを作りました。

 

すごく不思議なんですが、フリッタータの時とキッシュの時では、みんなの喜び度が違うんです。

両方とも、重量の8割がたは卵、チーズ、牛乳、野菜、などの混ざったアパレイユの部分です。

フリッタータにはその他にジャガイモやパスタなどの炭水化物が入ることが多く、キッシュの場合はパイ・クラストが周囲を囲む形になります。その約2割くらいの部分の違いだけで、人は「うわー、美味しい!ファンタスティック!」と。

それだけ、バターの入ったサクッとしたクラストが人気っていうことなんでしょうね。

これがバターでなくてオリーブオイルなどだったとして、美味しければやっぱり「油脂と炭水化物の織りなす旨さ」でみんなが喜ぶんでしょうか。

揚げ物に通じたものがあるのかもしれませんね。

 

今日のクラストのレシピは、マーク・ビットマン氏のレシピを使用しました。(”How to Make Everything” by Mark Bittman)   

Bittman氏のクラストのレシピが見つかるかな、とググってみましたら、氏のサイトがありまして、レシピの一部が公開されていましたが、クラスト(もしくはそれを使用したパイのレシピ)は載ってませんでした。

まあ、彼のクラストのレシピは普通の、伝統的なパイクラストのレシピなので、適当にググってレシピを見つけても同じようなものができるかと思いますが。

ちなみにBittman氏のサイトで、”Eat Vegan Before 6” という本が紹介されているのを見つけました。

彼は食い道楽で太りすぎ、糖尿病になる寸前状態だったそうで、「ヴィーガン食を始めるか、投薬を始めるか」という選択を迫られた時に、「夕方6時まではヴィーガン食を摂り、そのあとは好きなものを食べる」という策に出たそうです。

まあひとそれぞれですからね、健康のためにヴィーガンになるならば、まあある程度本当に好きなものを食べるブレイクがないと続かないということでしょう。

ご興味のある方はこちらを参照あれ。 ↓

http://markbittman.com/book/vb6/

 


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