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食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

船乗りの食生活と海賊のイメージ

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Nathaniel's Nutmeg: or, The True and Incredible Adventures of the Spice ... - Giles Milton - Google Books

通勤途中のメトロ内で最近読んでいる本は、大航海時代の冒険者たちが、スパイスを見つけに船に乗って大海を旅してアジアへ行った当時のお話。

当時の記録を面白く解説してくれたいわゆるノンフィクションです。

 

世界地図がまだまだ正確さに欠け、ヨーロッパからインドへ行くのに北極海経由で行ってみようとしたり、世界の大陸や島の位置関係のこともよくわかっていなかった当時のお話。

船はその当時の最先端技術を駆使した立派なものでしょうけれど、何ヶ月もの間航海を続け、嵐にもみくちゃにされて破損したり海水で腐食したり。

食料や水を補給するために寄港する港もまだまだなかったでしょうし、出航するときに積み込める量の食料や水では何ヶ月もの旅の間、乗組員に健康的な食事を供給することは不可能です。

だから、何ヶ月も海の上で生活しているうちに、船乗りの健康状態はかなりひどくなっていったようです。

そこらへんのくだりを読んでいて、想像すると結構気持ち悪いのです。

歯茎が腫れ上がり、歯が抜け落ちるとか。

肌にブツブツができるとか。

目から血が流れ落ちるとか。

そういう状態になってしまうのは、フレッシュな野菜やフルーツなど一切食べられなくなり、塩漬けの肉などといったものばっかり食べてすごしているから、と。(化学薬品などの添加物がなく、塩だけとは言っても基本は加工肉ということですよね。)

 

食料が底を尽き、皮製品を水に浸して柔らかくして長時間調理したものまで食べたというエピソードも。

そういえばチャップリンの映画にも靴を食べようとする場面がありましたっけ。

とても食べられたものではなかったでしょうけど、食べるものがなければ背に腹は変えられない。

でもそういう状況に至る前に、病に倒れ、命を落とす船乗りが続出したようです。

 

こういった記述を読んでいて、思いました。

カリブの海賊(カリブじゃなくても)などといって大げさに描かれる海賊や、船乗りのイラストなどに、アイパッチをしている人とか、歯が抜けた人とか、頬がこけてしまった人とか、いろいろとグラフィックでカラフルなキャラクターがありますが、

ああいうイメージって、当時の長旅から生還した人たちの姿や彼らの記録を元にしたのかも、、と。

 

塩漬けの肉をほんのちょっと食べて飢えながら過ごすというよりは、肉の入ったリッチな食事をふんだんに、たっぷりと食べ続けてしまう弊害の方が、現代人にとっては避けがたい危険でしょうけれど。

 

 

 

 


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