食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

車麩のフライ完成までの長い道のり(まだ始まったばかり)

ヴィーガンのレシピを日本語で検索すると、車麩を使ったレシピがたくさん出てきますね。

私の母の作る料理では、お麩といえば汁物に浮いてるくらいで、車麩も板麩も馴染みのない食材でした。

あと、子どもの頃たまに隣町の池のある公園に遊びに行くと、公園の事務所のようなところで鯉の餌として、麩を売ってくれて、それをちぎって水の中にいる鯉に投げてやると鯉がわさわさと寄ってくる、、という、そういう思い出もあります。

人間の麩と区別するためか、鯉の餌の麩はショッキングピンクで、それがまた子供心をくすぐるのでした。

 

麩はセイタンと同じで小麦のグルテンからできる食品ということで、たんぱく質も摂れるし、ヴィーガンレシピにあるように、肉に見立ててフライを作ったり、角煮もどきを作ったりすれば、和食の食卓も華やぐかなと思い、まずはフライを何度かやってみました。

 

でもいまいち、触れ込み通りに素晴らしい一皿ができないのです。馴染みがないだけに何かがいけないのかもしれないと不安にもなったりして。

 

初めてトライしたのは、車麩を輪切りにした商品で、戻すのも早いし、スライスする手間もなく、そのまま小麦粉を水で溶いたものをくぐらせ、パン粉をまぶして揚げました。

パッケージにもレシピのブログやサイトにも「しっかり焼いてあるので歯ごたえがあり、肉のフライのよう、、、」とかいてあるのをよく目にしたような気がするのですが、それほど肉のような歯ごたえは感じられません。

戻す時間を短めにしてみたり、工夫しましたが、いまいちコツがつかめていないっていうことなんでしょうか?

何度かやってみても、毎回それほどの歯ごたえがないので、スライスしてあるものだからなのか?と思い、昨日は、スライスしていない状態の、車麩の筒状の塊のものを使ってみました。(鯉の餌を彷彿とさせる形状でしたね)

しかし、筒状で戻したお麩は、逆に穴(車輪とでもいうべきか)の部分がべちゃっと潰れてしまい、スライスした後も丸い形ではなくて楕円もしくは潰れた円の形で、あげたてはまあサクッとカリッと美味しいのですが、残り物を翌日開けてみると、またしてもフニャッとしており、どうも頼りない。

輪切り状でパッケージされた車麩の方がよっぽど歯ごたえがあります。

筒状だから、戻す時間が長いのかも、なんて思ったんですが、水に戻したのは15分。そのあと水を絞ってからつけ汁につけておき、どこかのサイトで見たレシピを参考に、10分ほどつけ汁ごと煮込み、そのあとつけ汁ごと冷まして、それからスライス、、、という風に作ってみたのです。

いっそのこと、つけ汁で戻すとか、煮込む過程は端折るとかしたほうがいいのかな?

次回はそこらへんをちょっと変化させてみましょう。

 

ちなみに、車麩で「豚の角煮風」というレシピも幾つか見つけたのですが、戻すだけでフニャッとなってしまうのを角煮とか言って煮込んでしまったらどうなるやら、、。

今までの短い経験上、麩のことをまだ信頼できませんので、これはきっとやらないでしょう。

 

世間の皆さんはどうやっているんでしょうね。

 

お麩は軽いですし、乾物で植物性ですので、気に入るレシピが見つかれば、次回帰国した時にわんさか買い込んで持ち帰ってもいいなと思うのですが、今の状況ではあえて食べたいとも思えないというのが正直な気持ち、、、、

 

憧れの、歯ごたえバッチリでサクサクな車麩のフライを求めて、あと2、3回くらいは試行錯誤してみようかな、、、、と。

 

 


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