食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

夏のスイートコーンに真剣に取り組む

一般的に言って、日本人よりもかなり大雑把で細かいことは気にしない北米人。

料理一つとっても、みじん切りとか千切りとか、そういうことはできない、いや、「それよりフードプロセッサーで細かくしちゃえばいいよね」などの代替案がすぐに出てくる。

 

そんな彼らですが、スイートコーンに関してはとても真剣です。

店先にどどんと大量に積み上げられたコーンは、まだ身の部分を露呈していない状態のもの。これを6つで2ドルとか12個で2ドルという叩き売りの状況の中、そこに立ってコーンを選ぶ人たちは、先っちょの方をちょっと剥いて「これはダメ」「これはいい」と真剣に選別します。

私が玉ねぎやニンニクを選んでいるときには「そんなに真剣に選ばなくったってどれも似たようなもの」という夫も、コーンの時は立ち止まって美味しそうなのを選びます。

以前私が選んだコーンが、全然甘くなくてがっかりしたことがあるのですが、今でもしつこく語り継がれています。

「覚えてる?あの時きゃすぴえが選んだコーン、全然甘みがなかったよねえ」って。

甘みの強いコーンの選び方なんて知りませんでしたから。

黄色の色が濃い方が美味しいのかと思い込んでましたからね、濃いのを選んだんですけれど、実は、白っぽい方が甘いんだそうです。

まずそうに見える白っぽいのを避けていた私は、知らずにとはいえ、あえてまずいのを選んで買ってきてたわけです。

 

そんな次第で、コーンを調理する時も、美味しくするにはどうするのか、というこだわりのある人たちが結構います。

日本だと、表面をグリルして、醤油バターで、、なんて言いますけれど、私の知り合いはみなさん、茹でます。

夏場は毎年必ずどこかしらでちょっとした地域のお祭り的なイベントがあり、「コーンロースト」があるのですが、それもいつも茹でたものです。

なので、茹でるのがこちらでは一般的なのかなと。

 

茹で時間に関しては、10分くらいだという人あり、5分でいいんだという人あり、鮮度によるから一概には言えないという人あり。

 

昨日、今年初のコーンを見かけたので、まだまだ叩き売り状態ではないですけれど、夫と一本ずつ食べようと思って2本買ってきました。

売り場には「コーンの皮を剥かないで選んでくれてありがとうございます」という札が。笑

これは嫌味じゃなくて、こちら流の丁寧な「**しないでください」のお願いです。

 

さて、コーンを茹でる、、

夏しかやらないことなので毎年シーズン初頭は「あれれ、何分茹でるんだったっけ」と忘れてしまいますので、今年もグーグル先生に相談。

相談したものの、やっぱりいろんな茹時間が提唱されていましたね。

そこで今回は、このサイトやこのサイトを参考にし、お湯を沸かし、そこに塩を大さじ1ほど入れてかき混ぜてから、コーンを入れて、再び沸騰させてから蓋をして火を止めて10分、という方法を採用してみました。

火を止めて10分ですから省エネですしね。

火を止めて余熱で調理っていうの、去年ググった時には見かけなかったような気がしますが、今年は三つくらいのサイトで提唱されてましたね。

コーンの茹で方にも流行り廃りがあるってことでしょうか。 

 

去年ググった時に見つけたことで覚えているのは、茹ですぎはよくないと。

鮮度のいいコーンは生で食べたって甘いんだから、茹でるのは気持ち程度でいいんだと。

今年のグーグルで見かけたのは、今朝採れたものなら2分くらい、昨日のものなら5分くらい、、、もっと古いなら10分くらい、、、

スーパーで買う場合、今朝収穫されたものか三日前のものかなんてことはわかりません。

まあ多分今朝ってことはないと思いますけれど、鮮度によって茹で時間を変えるという、そこまでのこだわりはないというか、あまり意味がない。

でも次の時は試しに余熱5分でどう出るか、試してみてもいいかな、と。

 

ちなみに、二人用にと2本のコーンを買ってきた私は、まだまだ甘かった。

1本食べたらもっと食べたくなるのが北米人なのです。

そういえばお祭りのコーンローストでも、一人につき2本渡していることが多いんですよね。

その2本を食べきって、さらにまたもらいに行く人も少なくない。

そんな北米の夏の味なのです。

まだまだ今朝は雪もちらついたくらい、涼しいですけどね。

 

 


ヴィーガン ブログランキングへ