食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

じっくり味の染み込んだポテサラ

北米のヴェジタリアン・レストランで有名な、Moosewood Restaurantというのがあります。

このレストランの名前がついたクックブックも何冊か出ていますが、このお店の創始者の一人であり、クックブックの著者でもあるMollie Katzenさんが書かれたThe Enchanted Broccoli Forestという、1982年版の本を先日譲り受けました。

1982年って言ったら、34年前ですけれど、この本に載っているレシピはどれも時代を感じさせない、作ってみたくなるものばかりです。ヴェジタリアン・レシピですので、チーズや卵が味の中核を成すようなレシピも多々あるのですが、そこらへんを自分で工夫してヴィーガナイズしてみる楽しみもあるかなと。

 

とりあえず面白そうで、かつ簡単そうだったので試してみたのが、じっくり味の染み込んだポテサラ(自己流の意訳)です。古いクックブックですが一応はクックブックですので、ここはレシピをそのまま書き写さず、簡単な作り方のみ書いておこうと思います。(どのみち、好みで配合を変えて好きに作るのが面白いと思いますし。)

 

じっくり味の染み込んだポテサラ Very Much Marinated Potatoes
材料

こぶし大くらいのジャガイモ 5〜6個

オリーブオイル

赤ワインビネガー

黒コショウたっぷり

青ネギの小口切り

カリッと歯触りのある生野菜(レシピではベルペッパーとありましたが私はキュウリを使用。セロリでもいいかと。)

完熟トマト

 
作り方

材料のじゃが芋が入るくらいの大き目の鍋にオイルとビネガーを合わせ、塩とコショウを混ぜておきます。

芋は皮をむき、半分に切ってから5ミリくらいの薄切りにします。

2の芋を1の鍋へ入れ、全体をよく混ぜ合わせたら火にかけ、沸騰させ、沸騰したら蓋をして火を弱め、20分ほど加熱する。(火が通るまで。ホクホクではなくてちょっとアルデンテ加減)

加熱途中でたまに全体をかき混ぜてやる。(これをやらないと、液体に浸かってない部分の芋が生っぽく仕上がる恐れあり。)

油とビネガーの量は、芋を入れた時に半分くらいは浸かる程度だといいと思います。ひたひたになるくらいだとちょっと多すぎるし、底の方にちょっとだけだと加熱中に蒸発してしまい、焦げるかも。

油とビネガーの比率は、1:1よりも若干ビネガーが強めです。 

加熱が終わったら火からおろし、粗熱をとったら冷蔵庫でしっかりと冷やす。

冷やしたところに刻んだ青ネギ、トマト(好みの大きさに切る)、その他の野菜(これも好みの大きさに切る)を入れ、よく混ぜて味を調える。

 

これ、残り物を翌日に食べると、味が馴染んでいて美味しいと思いました。

マヨネーズ味のポテサラとはちょっと違った味で、楽しめます。

オリーブオイルとヴィネガーは、調理するのに必要な分量を使うと、出来上がった時に結構ドレッシングが余ってる状態かなと感じるほどでした。

だからと言ってオイルとヴィネガーを減らすと作りにくそうですので、次回はトマトやキュウリ以外にもなじみやすい野菜を刻んで一緒にあえてしまって、ドレッシングを有効利用してみようと思います。

  


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