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食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

勘違いするのもされるのもお互い様な、、、

Sushiは寿司にあらず

外国に住んでいる日本育ちの日本人なら誰しもご存知と思いますが、

日本から巣立って世界中で人気のある「スシ」って、日本の寿司とはちょっと違います。

ちょっと、というのは語弊があるかもしれません。

ものすごく、と言いたくなるものも結構ありますよね。

もう、スシ文化が確立してますから、今更「いや、そんなものは寿司じゃない、、」とか日本人が言ったって、「いえいえ、僕らはこういうのが好きですから、好きにやっちゃいますよ、だって、こっちの方が美味しいじゃん」と。。。

 

巻き寿司を天ぷらにしたやつとか

BBQチキン・スシとか 

天かすを具に入れた巻物とか

裏巻きのすしのピースの上にシャラララっとオレンジ色のソースがおしゃれにかかっていて、味が濃いから北米人も美味しいと感じる、、、とか

いろいろありますね。

 

そういうのを、お金を出して食べに行ったことはないのですけれど、まあ、好きならそれを食べていればいいじゃない、と思います。

あえて伝統的な寿司だけを、そういうのが特に好きでもない人たちに振る舞ったって、きっと食べ残したり捨てられたりしますからね。

 

初めて見たときはびっくりしましたけれど、怒る気持ちはありません。

 

Bastardized or Fusion food? 外国人に自分の伝統食に手を加えられるということ

日本にだって、イタリアにはありえないパスタとか、中国では存在しない中華の定番メニューとか、いろいろありますよね。

そういうもんです。

 

外国に出て行った自国の文化は、受け入れ側の国の文化の中で変化して、受け入れ先の人たちの好きなように発展していくもんなのです。

それを、「そんなものは**じゃない!ダメだ!」なんて言ったって始まりません。

だってすでに、よその国で変形した**は定着しているのです。

 

数年前に、イギリスのTV・シェフ、ジェイミー・オリヴァー氏がご本人のサイトで発表した「西アフリカの伝統料理を彼流にちょちょっと改変したレシピ」、これがアフリカの人々からものすごい反感を買ったことがありました。

アフリカ料理に通じているわけでもない私が見ると「そんなに何が?」と思うような違いですけれど、彼らにしてみれば、ジェイミーが使った食材が全然伝統とは相容れないものである、他の材料とともにペーストにしたトマトを使うべきなのに、丸ごとのチェリートマトを使うなんてとんでもないのである、本来の姿とは似ても似つかないジェイミーのバージョンが世界中に「これがJollof riceの作り方」だと思われてしまってはいけない、、、と。

 

まあ気持ちはわかりますけれどね。

私も以前、アメリカだかイギリスだかの方がユーチューブに掲載した、とんでもない味噌汁の作り方ビデオを批判したことがありますしね。

 

でも、あの怒りのパワーはちょっと理解を超えます。(単に感情表現がパワフルな人たちだというだけかもしれませんが。)

日本の人たちは、スシに関してあそこまで怒りませんよね。

もう、仕方がないと諦めている感もありますが。

 

知人が以前、アパートの空いている部屋を部屋単位で留学生などに貸していたことがあったのですが、当時半年ほど滞在していたイタリア出身の学生さんは、知人が夕食に作るパスタを見ていつも怒っていたそうです。

「そのパスタにそのソース、そんな組み合わせはありえない!」と。

そのソースにさらに知人が追加した野菜が「そんな野菜をパスタソースに使うなんて言語道断!」と真っ赤になって抗議したそうです。

巻き寿司の具に肉じゃがでも入れたような感じでしょうか(ものすごく適当に想像しております)。

 

日本の料理って、外国料理を日本流に引っ掻き回して好きにしちゃったもの(明太子スパとか、ハンバーグに大根おろしとか)がたくさんありすぎて、あんまりそういう「正統性」に対するこだわりってありませんよね。

こだわり、って確かに、執着ですし、ない方が楽です。

自国の伝統料理だって引っ掻き回して違うものにしてしまうと面白いものが誕生しますよね。

たとえば、カレーうどんとか、そうめんチャンプルーとか。(思いつくのが麺類ばかりですが。)

そういう自由な発想っていうものは、こうして北米にいて、あー日本食材が手に入らない、あー日本の味懐かしい、と言っている私のような者よりも、日本にいて日本食なんて別にありがたくもなんともない、という状況の人の方が「緑茶にレモン?いいんじゃない?」「納豆をトーストの上に乗っけても美味しいよね」なんて余裕でやってます。

 

「食で遊ぶ」ってやっぱり余裕がないとできないなあ、と。

 

最近、自作納豆が続いて納豆が前ほどありがたいものでなくなってきまして、納豆トーストにしてみちゃうかな、という発想が出てきた私。

和食材に対してちょっと余裕が出てきたのかな、と自分で自分を褒めてみたり。

 

そうそう、他国の料理を自分流に好き勝手にしちゃう代表例で忘れてはいけないのは、やっぱりピザですよね。

世界中で愛され、世界中でその土地の人々に好きなように工夫されています。

日本のデリバリー・ピザでも餅がのってたりしますし、うちの界隈のピザにはフレンチフライがのっていたり、BBQチキンがのっていたり。

 

怒っていたアフリカの皆さんもきっと、アフリカナイズされたピザや寿司、食べたことあるんじゃないかなあ。

 

 

先程触れた、ジェイミーのレシピはこちらです。 

www.jamieoliver.com

 

そして怒ってるアフリカの皆さんについての記事(ググればまだまだ出てきますが)の一つはこちら。。。

www.bbc.com

 

ちなみに、このJollof riceの事、職場に毎日やってくるガーナ出身の方に聞いたら、私がその名前を聞いたことがあるというだけでかなり喜んでいまして、どこで聞いたのか、なんで知ってるのか、と。

ジェイミーの話には一切触れず、いつかうちの職場でもやってみたいねえ、という話をしました。

彼女の怒りに触れないような、正しいJollof rice  は可能かどうか、そのうち試してみたいと思います。

 

 

 


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