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食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

Dr. Martens Vegan 1460

 

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写真はDr.Martensのサイトから借用しました。写真を載せといてなんですが、今日の記事は、この商品を買った報告でもなければオススメ記事でもありません。

 

その昔、私も愛用しておりました、Dr. Martensのブーツ。日本では不便ですけどね、靴を脱ぐ場面がやたら多いですから。

今でも一部の若者の間では根強い人気みたいですけれど、日本でもそうでしょうか。

ただ、Dr. Martens(以下DM)は革製品ですから、ヴィーガンにとっては手を出しにくいものがあります、、、いえ、ありました、、ね。

 

DMがヴィーガン・ブーツ発売

でも随分昔から、合成皮革って存在してたと思うんですけれど、ここで大々的に ヴィーガン・ブーツだ、と言わないと、単なる「あら安っぽい合成皮革だわ」という扱いになっちゃうんでしょうか。

www.amazon.com

私がこのヴィーガン・ブーツについて目にしたのはフェイスブックのヴィーガン・グループの投稿なんですけれど、そこに残されていたコメントは賛否両論。

手放しで喜んでいるコメントは面白くないので飛ばしまして、次のようなものが目につきました。

  1. DMは革製品会社だから、このモデルを買うことで革企業をサポートすることになるのは嫌だ。
  2. ヴィーガンモデルは革モデルよりももっと安くてもいいんじゃないのか、革モデルに比べて30パウンドほど高めの値段設定なのはどういうことなんだ。
  3. 革モデルよりも靴底が薄くて格好悪い。
  4. 合成製品は地球環境への悪影響が大きい。
  5. 革製品の会社のラインナップからヴィーガン製品を買うということは、ノン・ヴィーガン・レストランでヴィーガンメニューを注文することと同じだと思う。そうやってヴィーガン・オプションを利用する人が増えることで、ノン・ヴィーガンの企業にもヴィーガンという選択肢は無視できないものだと認識されることにつながるのではないか。
  6. DMは温暖な地方なら冬のブーツに向いてるかもしれないが、本格的な冬がある気候帯では無理。雪の上では滑る。
  7. このブーツを買ったが、はき心地が悪い。(正反対のコメントもあり)
  8. コーデュロイのDMを二十三年前に買ったことがあるが、はき心地も良かったし、布製でヴィーガン。

なるほど。

DM社はマーケティングのためにヴィーガン・ブーツを製造し始めただけで、あんまり本気ではないらしい、というのが大方の見方のようです。

まあ利益を追求するのが企業ですからね、それ自体は別に悪いことではない。

ただコメント投稿者の中には「ヴィーガン製品を専門に開発販売している他の会社」を紹介している人も結構いて、せっかくだからヴィーガン企業をサポートしようよ、という気運が感じられました。

DM社が本来は革製品専門の会社だから、サポートしたくない、、、という⑴のような意見に対しては、⑸のような反応がやはりきますね。私も⑸の考え方に基本的に同感です。

はき心地に関しては、個人差が大きいし、格好いいからと買ってみたけど自分には合わなかった、っていう経験は誰しも一度はあると思うのです。これを靴のせいにするべきか、それはまあ個人の考え方次第。

あと、⑹で指摘されているように、DMは常に路面が根雪で固まってるようなそんな気候の場所では冬場はダメだと私も思います。

私もこの土地に来て初めて迎えた冬に、履きなれたDMを履いて雪の坂道を歩いたら、滑る滑る、あんまりにも危険なのでその足で本物の冬のブーツを買いに行きましたよ。思えばあれが私のDMの最後の一足だったかも。

 

⑻で誰かがコメントしていたコーデュロイのDM、これって七十年代ぽいですね。可愛いんだろうなあ、今もあるなら気になるだろうなあ、と思うのですが、私が住んでいるこの土地で、冬には布の靴はダメですからね、5月くらいから11月くらいまで限定ですね。

 

ヴィーガン素材ならいい、というわけではない

⑷合成製品は地球環境への悪影響が大きい、というコメント、これはとても気になります。

動物の命を犠牲にした製品をガンガン製造してガンガン消費することにも抵抗がありますが、環境への悪影響の大きいものをガンガン、、、というのも、この地球上で生活するすべての命を犠牲にすることにつながるのではないか、と。

これは靴の話だけに限ったことではありませんが、靴の場合はやっぱり伝統的な素材=革、でなければやっぱり合成皮革ではないにしても合成素材が多用されますよね。

 

その製造過程での環境汚染とか、科学的に合成された、本来自然界に存在しなかった物質がゴミとなって海に流れていったりとか、いろんな害が報告されています。

 

今まで存在しなかった技術で作った存在しなかった新しいもの、って私たちが生きている間だけでも数え切れないくらい生活に入り込んできていますが、そのうちの何かが知らないうちに地球環境へ悪影響を与えていると言われても、急には代替策は出てこないし、個人でできることには限りがあります。

 

私が感じるのは、素材が何であれ、環境への悪影響は避けられないということを踏まえて、一足を大事に末長く使うべきだということ。

もともと人類の歴史上、現代ほど活発な消費活動がこれほど大勢の人間によってなされてきたことはないと思います。

消費活動の活性化は資本主義経済システムを発達させるために必要なことだったのでしょうけれど、こんなに人口が増加した現代、今までのようにガンガン生産してガンガン消費する、という構図はもう無理があるんだと思います。

 

という次第で、私はヴィーガン製品であろうとなかろうと、DMはもう手を出さないかな。次にブーツが必要になったら、自分が住んでいる気候にふさわしく、はき心地が良くて長持ちするヴィーガン製品をじっくり探したいと思います。

  

 


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