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食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

その容器は大丈夫?プラスティックや化学物質

環境 考える 暮らし Resources

ずいぶん昔のことですが、テレビで見たプラスティックラップの大手ブランドのコマーシャルが忘れられません。

家庭的な雰囲気の装いをした女優さんだかモデルさんだかが登場して実演するそのコマーシャル。

*ラ*ラップをスープ皿にぴったりと張って、そこにクレープの生地を流して、電子レンジに入れて1分(だったかな)チンします。

あ〜ら簡単、汚れ物知らず、失敗知らずでうすーくて美味しいクレープができました。

 

斬新なコマーシャルでも美しい風景でもありませんが、料理やお菓子作りが好きな人たち(ラップの購買層)には効果的だったのではないでしょうか。 

 

試して見ましたよ私、子供でしたけど。

うまくいかなくて、一枚やって見たもののなんだか生地を無駄にするのがもったいないので、フライパンを出して普通に焼いてしまいましたけど。笑

 

今思うと、なんて無知だったんでしょうね。

*ラ*ラップ(プラスティックラップ)の上に直接生地を置いて、それを調理して食べるだなんて!

 

ラップだけではなく、プラスティックの容器に食べ物を入れて電子レンジで加熱するのはよくない、と言われてかなりたちますね。

プラスティックに含まれる、BPAという物質が電子レンジでの加熱により、溶け出して食べ物に混入する恐れがあるというのはかなり以前から言われていることです。

 

最近ではBPAフリー(BPAが入っていないという意味)の商品がかなり出回っていて、BPAフリー=電子レンジで使用しても安全です、という触れ込みで結構安価なプラスティック容器が出回っています。

 

でも、BPAが入ってないからって本当に安全なのでしょうか?

それは誰が調べて誰がお墨付きをつけてくれるのでしょうか?

信頼できるのでしょうか?

 

北米では、アメリカの政府機関であるFDAが食品やこういった食品に関わるものの安全基準を管轄しています。

私が住んでいるのはカナダですから、カナダ政府の独自の機関もありますけれど、北米のフリーマーケットで行き来する食品やその他の商品など、アメリカのものは普通に入ってきます。

アメリカでは認可されていてカナダでは認可されていないものなどもありますが、プラスティック容器などはどうでしょう、あんまり差がないような気がします。

基本的には、政府が認可していようとも自分で何が入っているものなのかをチェックしておきたいと思っています。

 


こちらの記事では、BPAフリー製品には、BPAに変わってプラスティックに硬度を加えられるBPSが使用されていることが指摘されています。BPSはBPAよりも溶け出す危険性が低いからということです。

 

低脂肪食品には油脂の代わりに糖分や別の添加物がたくさん入っているのと似たような話です。

何かを使わない(減らす)と別の何かで補わなければいけないということ。

 

ではBPSは問題がないかと言えばそうではなく、BPSが脳細胞の分裂の異常に関連しているというUniversity of Calgaryによる研究発表があるそうです。

プラスティック容器に含まれる有害物質はBPS に限られたことではなく、何百ものプラスティック容器を「日常的な」使用方に準じたテストをした結果、95%の容器からエストロゲンに類似した化学物質が漏出したそうです。

FDAは、問題があると証明されるまでは安全であるとみなす、という姿勢ですのでBPA の代替品として使われている化学物質の多くは、きちんとした調査をされていないということです。

ということは、プラスティック容器の本当の危険性はまだまだわかっていないということだと思います。

 

化学物質の漏出は避けられない

WebMDのサイトにも基本的には同じことが書かれています。

プラスティック容器から何かしらの化学物質が進出して食品に混入することは避けられない、とプラスティック製造業者も認めていることだそうです。

実際に容器から食品に漏出した物質がどれくらい人体に吸収されるものなのか、それに関するリサーチは2009年のこの記事の段階では発表されていないとのことです。

 

 

同じプラスティック容器でも、化学物質の浸出がされやすくなる条件というのもあるそうです。

  • 何度も加熱に使われたもの
  • 傷や熱による変質や変形があるもの
  • 高脂肪、塩分や酸性の強い食品などに触れた時

古くて傷のあるものや変質、変形の跡があるものは食品の保存や加熱には使わないほうがいいということです。

 

また、電子レンジが取りざたされていますが、加熱という行為が問題なのだから、ラップに包んで蒸し器で、、とか、レトルトの食品をお湯で加熱、とか、ああいうのも良くないんだろうと思います。

プラスティック容器だけではなくて、缶詰も、缶の内部にプラスティックのコーティングをしてありますから、そのコーティングの素材によってはやはり食品に何かしら有害な化学物質が染み込んでいる可能性があります。

 

追記:この記事を書いた後で、前の記事のコメントにShilkenTofuさんから「トマトは酸性が強いので缶詰の内側のコーティングが溶け出しやすい」というご指摘をいただきました。まさにその通りです。缶詰はなるべく避けるようにしていますが、トマト系ってつい便利で使ってしまいがちです。今後は気をつけねば。

 

日本のプラスティック製品には番号の表示があるのかどうなのか知りませんが、北米ではプラスティックには1番から7番までの番号がリサイクルマーク(矢印の三角形のアレです)の中に記載されています。

 

プラスティックのボトル入飲料の、あのプラスティックのボトル(1番)も、あれは一度使ったらリサイクルされることを前提としたものなので、使い回しをしないようにするべきとのこと。

 

この3番(PVC)と6番(ポリスチレン。発泡スチロールなど)7番(BPA)のプラスティックを食品に使うのは避けるべき。

 

詳しいことはこちらのサイトを参照ください。


 

今現在これは安全だとか、これは危険がないと言われているものでも、5年後には発癌性が取りざたされていたり、ということは今までにだって色々とありましたし。

だからいちいち気にしなくて、まあ人間いつかは死ぬものさ、とリラックスしてかかるのも個人の選択です。

全てにキリキリと神経をとがらせても、避けきれないものはあります。

でもやっぱり避けられるものは避けたい。

何でもかんでもプラスティックの容器に入れて、何でもかんでもラップして、電子レンジをバンバン使って、、、というやり方を変えてみよう、というのが私個人の選択です。

 

プラスティック容器やラップは、ゴミ問題もありますしね。

うちではプラスティックをできる限り使わないようにしています。

食べ物をレンジで温めるときは、ラップじゃなくてお皿を上にかぶせてチンする。

残り物を冷蔵庫に入れるときも、深めの容器に入れて上にお皿をかぶせておく。

乾燥や匂いが気になるような食品を保存するときはガラスの瓶に入れる。

 

プラスティックじゃなきゃかなり不便な場合もあります。液体の冷凍とか。そういう場合はうまい代替案を見つけるまではプラスティックでもいいと思います。

できる限り減らす、というのと、全く使わない、というのとではとっかかりやすさの違いがありますからね。

 

 


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