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食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

お店の人に求めることって何だろうか

暮らし 考える

私が日本の外に住んでいるというので、日本にいる知り合いや親戚にたまに言われることがあります。

「外国ってさあ、店員の態度がめちゃくちゃ悪いよね。日本みたいに丁寧じゃないよね。」

 

まあ、言いたいことはわかります。

 

でもね、私は最近よく思うのです。

日本のお店の対応、そんなに丁寧かな?と。

もちろん老舗の何屋さんで高価な何かをお店の人に相談しつつ、なんていう場面ではきっともちろん丁寧でしょうけれど、普通のお店では、というか、コンビニであれ書店であれ、いわゆるチェーン店のお店では全然丁寧だとは感じません。

 

腰が低いというか、お辞儀はたくさんしていただいてますけれど。

 

敬語は使っていただいてますけれど。

 

あとは、マニュアル化された表現を使って、歌うように挨拶していただきますけれど。

 

 

現在自分が住んでいる街で買い物に行ったばあい、

日本の店員さんのようにお辞儀はしないし、ありがとうございます、という言葉が出てこないことは多くあるし、お客が途絶えている間は雑誌などをめくりながらガム噛みながら暇つぶししている店員は珍しくはないし、店員同士でおしゃべりして盛り上がって仕事を忘れている状態というのも珍しくない、、、

 

日本でやっていたら「仕事中になんだ」「やる気がない」「態度が悪い」

と言われかねないとは思います。

 

でも、こういう勤務態度を見て小言を言うのは、上司の仕事であって、客の私の責任ではないので、カリカリしても仕方ない。

 

雑誌を見ながらガムくちゃくちゃやってる店員を見て「態度わる!」と嫌な気持ちになるのは、それが態度が悪い行動であると思っているからであって、やってる本人は「お客がいない間暇だから雑誌をめくってるだけ」ガムをくちゃくちゃやるのだって、上品ではないかもしれないけれど、口さみしいからやってるだけのこと。

 

日本でなら自動的に「ありがとうございます」が出て来るところでは、こちらの人たちは「have a good day」とか「bon apetit」(食べ物を買った時)などと言ったりしますし、ハイキングシューズを買った場合なら、楽しいハイクができるといいね、と言って来たり、その場に応じて何か一言、というのがあります。

だから別に「ありがとうございます」が出てこなくても気にならない。

 

日本で客商売の方と接する時に感じるのは、毎日100万回くらい繰り返されているであろうお客の行動パターンからちょっとズレたことをしたり言ったりした場合の、店員さんの対応の「迷惑そう」な感じです。

 

日本に住んでいないから、日本のお店でよくやっているようなキャンペーンだとかいくら以上買ったらもらえる券だとか、もしくはそのお店のポイントカードとか、そういうのを知らない。

知らないから「それって何ですか?」と尋ねることがありますが、大体は「え?」とそこで止まってしまう方がほとんどです。

 

だって日本に住んでいれば、テレビのコマーシャルなどで聞いてるはずだろうし、その店に通うお客さんならそのキャンペーンのことは始まった頃に説明を聞いて知ってるだろうから、こんな浦島太郎の質問にどう答えていいのかわからない、ということかなと思います。

 

でもね、日本に住んでいない人って結構たくさんいると思うし、日本語が上手な外国人が外国から来て不思議がってるのかもしれませんよね。(実際には日本語が上手な日本人が外国から来て不思議がってるだけなんですけどね。)

外国人といえば白人、っていう思い込みがある方も高齢な方にはいらっしゃるかもしれませんけど、今時それはないですよね?

あるのかな?

 

別に、レジで袋に突っ込まれた紙切れ(それを集めたらゴミみたいなおもちゃがもらえるような)について、真剣に知りたいと思うわけではないんですよ。

でも、何だかここで当然のようにロボットのように繰り返しの操作をしているバイトの方と、ちょっとしたおしゃべりをしてみたいなあと思ったりするのですよ。

 

それが日本では迷惑がられるんですよね。

 

「他人とは極力、不要な会話はしたくない!」というオーラが出てる人が多いです。

 

大都会だけでしょうかね、田舎に行けばちょっと違うかな。

 

私も日本人ですから、郷に入れば郷に従えと思い直して、無駄なおしゃべりを始めないように、さっと買うものをレジに持っていって、さっさと支払って、さっさと店を出るべきかな、とも思うのですけど、何だか面白みに欠けるなあと。

 

私が住んでいる町のお店、、、

特に個人商店や、たとえチェーン店でも、万引きやホールドアップがたまに起こるようなコンビニみたいなところに足を踏み入れるときは、日本のような「さっと入ってさっと商品を手にしてさっさと会計して出る」という流れの前に、店に一歩足を踏み入れた時に、店番をしている人(バイトであれ店主であれ)に「こんにちわ」と声をかけるか、せめて目を合わせて会釈する程度の礼儀は大事だと思います。

 

お店の人と目を合わせることなく気持ち良い買い物をしようと思うのは、大げさに言えば、それは傲慢。

 

だって、やっぱり目を見ないで相手とやり取りするのって失礼です。

 

日本の社会ではあんまり他人の目をじっと見つめないですし、相手の目を見る時間はかなり短いですけれど、西洋社会では比較的長めですし、見ないのは「何か隠してる」「何か後ろめたい」「何か変」という印象を与えかねない。

 

第一、お店に入って、そこの店番をしているレジの向こうの人たちに挨拶もせずに買い物しようなんて、ちょっとやっぱり失礼ですよ。

挨拶ったって、目を合わせて会釈、それくらいでいいんです。

 

店の人の目を見たり挨拶をしたりせずに、それでも「私はお客だから神様なのだ」と言う対応を期待するのって、日本では伝統なんでしょうか、それとも、それは現代の話であって、昔はちゃんと挨拶があったんでしょうか。

 

 日本でも西洋でも、大きな都会へ行けば行くほどそこに生活する人々のストレス度が上がり、他人との交流がギスギスしてくる傾向にあると言うのは共通するようです。

ギスギスしちゃってる人たちは、疲れてるんでしょうね。

 

それでも、他人との交流をシャットダウンしてしまわないで、あえて自分から始めることはなくっても、誰かが声をかけて着たらちゃんと受け入れて返事をできる、、、

そういう精神状態で居たいなあと思うのです。

だから、こちらがお客でお金を払う立場であっても、それを処理してくれるレジの人相手に、挨拶も会話も持ちかけずにいながら、丁寧な対応をしてもらうのが当然、という期待はできないんですよね。

 

丁寧な対応というのも、杓子定規な決まったセリフを言いながら頭を下げる、という意味ではなくて、なんというか、人間対人間の対応というのを求めてしまいます。

 

どうでしょうか。 

 


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