食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ヴィーガン対応できなくて2020は大丈夫??

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この報道を見た時の気持ちは、45代米国大統領選結果を知った時と方向性は同じ、今思うとそのマグニチュードはかなり小さめでしたが。あちゃー、大丈夫かな、、

 

日本でのヴィーガン外食環境について色々と検索し続けながら感じたこと

それは、 

「日本はこんなんで、外国からの観光客を受け入れて”おもてなし”できるんだろうか?オリンピック景気を狙っている東京だって、この規模の大都市でこの程度で大丈夫?」

 

招致スピーチであんなにも大仰に「おもてなし!」と宣伝しておいて、きて見たら食べられるものがないじゃない!と旅行者がびっくりするのでは?

 

と夫に言ったら「いいんじゃない?ヴィーガン旅行者のことなんか気にしなくったって。どうせ少数派でしょ」ですと。(夫は日本人じゃないのでおもてなしの心を持っていないのでしょう。)

 

いえいえ、ヴィーガンは年々各国で徐々に増え続けているんですよ。

 

夫:「でもそうは言ってもヴィーガンなんてどうせ1%もいないでしょ」 

 

アスリートでヴィーガンな人も結構多いんですよ。

特にアスリートは、パフォーマンスに関わりますからね、滞在中はきちんとしたものを食べたいでしょう。

 

夫:「でも選手たちは街に出て外食しないでしょ、選手村で美味しいヴィーガン食を食べられるでしょ。」

 

でも、オリンピックのゲームをわざわざ外国まで見に行こうというファンの中には、目当ての選手たちの食生活に影響を受けてヴィーガンになった人たちだって多いのではないでしょうか?

 

希望的観測でしょうか?

 

やっぱりヴィーガンがもっともっと普及しないと!

などとと夫に向かって力説しながら気になりました。(力説されても夫も困ります。)

世界各国のヴィーガンの普及率、現状はいかほど?

 

まずはヴィーガン先進国の一つ、イギリスは?

イギリスのヴィーガンソサエティの報告によると、2016年の時点で少なくとも54万2000人がヴィーガンである。

"At least 542,000 people in Britain are now following a vegan diet and never consume any animal products including meat, fish, milk, cheese, eggs and honey. This is a whopping increase since the last estimate of 150,000 ten years ago." (英国では少なくとも54万2千人がヴィーガン・ダイエットを実行しており、肉魚牛乳、チーズ、卵、蜂蜜などを含む動物性食品を一切摂取しない。10年前の15万人という数字から見ると脅威的な増加である。)

2016年の英国の人口が65,111,143人なので、0,83%、、そうか、大勢ですけど、総人口と比べるとやはり少数派ですね。

 

ヴィーガン人口に関して確実な数字というのはなかなか解明されにくいとは思いますけれど、世界中でどの程度ヴィーガニズム(というよりはむしろヴェジタリアニズムか)が普及しているのか、どれくらいの人々が、外食するときなどに「動物性食品」を避けたい、もしくはどれくらい入っているのか把握した上で、自分に適切な量もしくは頻度に抑えるようにしたいと思っているのか、ということを想像するには、こちらのwikiのページがちょっとした参考読み物になります。

https://en.wikipedia.org/wiki/Vegetarianism_by_country

国ごとのヴェジタリアニズムの現状がパッと見渡せます。

 

とはいえ調査結果の年や調査方法、調査団体、ヴェジタリアンという言葉の定義などがそれぞれの国で若干異なるので、これ一つをとって断定的なことは言えません。

 

例えば、このwiki のページによると、2003年のカナダのヴェジタリアン人口は4%で、日本の2014年のヴェジ人口は4,7%となっています。

 

10年前のカナダと一昨年の日本のヴェジタリアン普及率がほぼ同じくらい、、、ふ〜ん。

本当かな?

ちょっと怪しい気がしますね。笑

 

日本の方でたまに「私はヴェジタリアンです」と言いつつ魚は食べるとか、出汁だったら入っていても大丈夫です、という方がいらっしゃるので、ここら辺の定義次第ではこの数字も変動するかも知れません。

 

しかも、ヴィーガンは2,7%ほどとありますが、どう考えてもイギリスより日本の方がヴィーガンが普及しているとは考えられません。

もしかすると、この2%は4,7%の中の2%ということなのかも知れませんが。

 

細かいことは置いといて、

仮に世界中から日本にオリンピックを見に来る人たちが、世界中のヴェジ人口の割合を反映すると考えると、ものすごく大まかに言ってしまえばヴェジ訪問者の割合は大体1〜5%以内にとどまる程度かなと言えますね。

 

2020年まで、あと3年ありますが、これまで西欧各国でヴェジ人口が増えてきた傾向がこのまま続けば、もうちょっと割合も増えていることでしょう。

もっともっとガンガン人口増加したらば、もっともっと増えますね。

 

日本のおもてなしも、もうちょっとヴィーガンを考慮したものに変化していくといいですね。

 

特に、日本伝統の食文化を売りにして、精進料理のお店をどんどん増やしていただきたい!

 

もちろん、世界的チェーン店のスタバなどが、ヴィーガンメニューを展開したら、外国に行っても馴染みのある味が恋しくなるタイプの旅行者にとっては嬉しいでしょうし、それで言ったらマクドナルドとかサブウェイもちょっと頑張ってみればいいですよね。

 

オリンピックは東京ですが、一旦日本を訪問した旅行者たちは、多分そのついでに京都とか、他にもよその国では見られない日本らしさを経験したくて各地を訪問するでしょうから、ヴィーガン(もしくはヴェジタリアン)のお店、東京だけじゃないですよ!

 

例えば、日本各地にたくさん存在するそば屋さんが「ヴィーガン・そばつゆあります」って言ってくれたら、それだけでもうかなりヴィーガンは嬉しいです。

ヴィーガン・天ざるなんて、簡単じゃないですか!

無理やり衣でスーパーサイズ化した海老の天ぷらなんかいらないんですよ。

野菜の天ぷらとざるそばとヴィーガン・そばつゆ、薬味はそのままで、それだけです。

 

書いてるうちに、日本の心配じゃなくて自分の心配になってきました。

 


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