食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ナスが旨い、ヴィーガン・シェパーズ・パイ

シェパーズ・パイというのは、もともと肉が中心のキャセロールなので、ここで紹介するようなものを「ヴィーガン・シェパーズ・パイ」と言ってしまうと肉好きでシェパーズ・パイ好きな方々にお叱りを受けそうですが。

 

カナダでシェパーズ・パイと言われるものは、一番下の層にひき肉、真ん中にコーン、上にマッシュポテト、という層をなしたキャセロールのこと。

そのひき肉が美味しい野菜たちに変身したわけです。

 

普段作っているヴィーガン・シェパーズ・パイの基本は、

 

  • 玉ねぎのみじん切り
  • セロリのみじん切り
  • 人参の薄切り

 

をニンニク風味に炒めたものがベースで、

 

ここに、パプリカだのズッキーニだのナスだのマッシュルームだの、冷蔵庫にある好みの野菜を適当に切って一緒に炒め、好みのスパイスやハーブを混ぜ、レンティルを炊いたのを混ぜたりトマトペーストを加えることもある、、、

 

この上にツブツブのコーンを敷き詰め(クリームコーンじゃなきゃダメだと主張する人もたまにいます。好みでどうぞ。)

 

この上に、クリーミーにマッシュしたマッシュドポテトを敷き詰めて、オーブンで焼きます。

 

マッシュドポテトは、ツブツブが残っておらず、バターやミルクをしっかり入れてクリーミーにしたのが職場では一般的に受けが良いです。

我が家ではヴィーガンなので、バターも牛のミルクも使わず、豆乳ですが、豆乳の場合、バター代替品を入れなくてもしっとりするようなので、バター代替品は不使用。

 

マッシュドポテトの上にさらにパン粉を散らしたりすると、カリッとして好評ですが、なければなくても良い。

 

今回の特徴は、チックピーとローストしたナス

いつも同じようなもので作っていると、だんだん飽きてくるので、昨夜はナスをスライスして塩をして水気を出してからオーブンでローストした後で野菜の炒めたところに加え、さらにレンティルの代わりにチックピーにしてみました。

 

というのも、職場でいつも通りにレンティルを炊こうと思ったら、同僚が前日のスープの具にレンティルを全て使い切ってしまっていたので、急遽チックピーで代用したのですが、これがものすごく好評だったのですよ。

 

チックピーって独特の風味がありますからね、いつものヴィーガン・シェパーズ・パイとはちょっと趣が変わってみなさんに受けたようで。

 

早速我が家でも真似してみました。

そして、ローストしたナスがとてもいい仕事をしていまして、取り分ける時からすでにいい香り。口に入れてもいい香り。

 

ローストせずに炒めて加えると、ヘラでかき回している間に壊れてきて、調理後は風味はするけど姿がなくなってしまうことが多いのです。

また、ローストしたことで、ナスの存在感がしっかりして、本当にちょっとしたことなのにかなり美味しかったんですよ。

 

もう一点は、サワードーの種を捨てて小麦粉と水を加える際に、捨てる分を捨てずにとっておいて、チックピーを入れたところに入れてみました。サワードーのタネは新たに水と小麦粉を加えるときに、元のタネのカサを減らしてやらなければいけないので、捨てることになるのですが、こうやって料理やちょっとしたベーキングに使ってやれるときは気持ちいいんですよね。

 

直径26センチのキャセロール鍋に今回使った野菜は:

  • 玉ねぎ中1個、小2個、(合計3個)
  • セロリ4本
  • 赤いパプリカ一個
  • 人参中一本
  • 米ナス一個

 

そしてナスは米ナスを二分の一インチ幅にスライスし、450度のオーブンで20分

チック・ピーは調理後を2カップほど

 

シェパーズ・パイは簡単で誰もが喜ぶのでうちでも職場でも定番です。

 

 

 

 


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