食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

カナダという国について考えて見ました

カナダっていうと、割と地味な存在ですよね。

 

お土産もパッとしませんし、大した伝統文化があるわけでもないので影が薄い国なのですが、影が薄い政策を取って来てるからなんですよ!大国になるだけが国家のあり方ではないのです!

 

ではカナダ人が思っているカナダとはどんな国なのか。

アメリカ人などによく指摘されるステレオタイプは実際どうなのか。

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ちょっとした町外れにはこういう景色が良くあるカナダ。森と岩と水は豊富にあります。お土産には不適切ですので、ぜひ見にいらしてください。

 

私が住んでいるのは、カナダの中でもブラックシープなケベック州ですので、いわゆる典型的カナダ人!だけでなく、「うわー、ケベコワ〜!」な人たちもかなりいますので、例えばBCにずっと住んでる方やトロントに住んでる方とは私自身の経験値も違うと思いますのでそこらへんをご考慮ください。

 

カナダにお引越しが決まったkeiraーpさんが先日ご自身のブログで「カナダってどんな国?」と書かれていた記事にインスパイアされてこれを書いてみようと思い立ったので、リンクを貼っておきますね。

ちなみに、keiraさんはまだカナダの地に足を踏み入れてはいらっしゃらないようですが、テレビドラマでの描写からこれらの特徴を見とったようで、その観察力には感心してしまいます。

www.keira-p101.com

keiraさんが取り上げていた項目の中から、次の項目について書いてみましょう。 

  1. メートル法
  2. よく謝る
  3. カナダの英語
  4. (追加項目)アメリカとカナダの境目は、、、

 

メートル法

現在の日本では、たとえ老人でもかなりの人たちが「メートル」とか「キロ」で話が通じますが、私の祖父母は「幅が一間」とか「米が一貫め」とか、そういうことも言ってました。

それとは別でしょうけれど、カナダ人でもある程度の年齢以上の人たちだと割と今でもフィートとインチが先に出てくると思います。

気温は摂氏*度と表示するのが普通ですが、歳がいってる人だと華氏でいう方が楽、、見たいな。

 

高速道路などの速度制限は時速*キロです。

アメリカから国境を越えてカナダ側に入ったばかりのあたりには「この国はマイルじゃなくてキロ表示ですよ、100/hrというのは、100キロ/hrであって、100マイル/hrじゃありませんよ〜」という看板もあります。

 

料理に使うカップは、1カップがカナダの場合250mlで、4カップが1リットルです。

だからアメリカのレシピをカナダカップで作ると若干カサ増しになりますね。

紛らわしいのは、ガロンとかオンス表示から換算してある場合などで、1リットルっぽいサイズのジュースが実は1リットルに足らず、960mlだったり、500mlかなと思わせるサイズのカートンが473mlだったりします。

でも、牛乳はどうやら1リットル入り、2リットル入り、なようです。

ちょっと紛らわしいですね。

 

ま、大したことではないので気がつかない人もいるくらいですけれどね。

 

身長や体重の話になると、私はセンチメーター&キログラムの方がピンとくるんですが、今の所若い人もお年寄りも、フィートとパウンドで言わないとピンときてくれないようです。(でもケベック州の運転免許証はセンチメーター表示です)

あと、住宅の床面積だとか、大工仕事で板を切る長さなどは不便なのにフィートとインチを使うので「板を1フィートと2&8分の1インチに切る」など。

工具類を揃える場合には、ボルト&ナットを締めたり開けたりするレンチやアラン・キーなどはインチ表示のセットとメーター表示のセットとあって、ふた通り持ってないと不便だったりします。

家のリノヴェーションをやってた時、どっちつかずなカナダにかなり不満を抱いた覚えがあります。

 

keiraさんのブログに引用されたサーベイでは、銃保持率の比較として、「住民100人中アメリカでは89人、カナダでは31人が銃を保有している」と、日本に比べるとこの二カ国はそれほど差がないような数字が出ているのですけれど、ここには猟銃が含まれているということです。

冬場になると猟が解禁になり(ライセンス持ってる人たちだけですけれど)、猟銃担いで森に入っていくマッチョな人たちが未だにいるのは確かですけれど、街中に持っていけるようなハンドガン(いわゆるピストルっていうやつでしょうか)は違法です。

だから、カナダの人たちも「アメリカって狂ってるよ、お金さえ出せば人殺しの道具が買えちゃうんだから。」と言っています。

でもね、日本から来ると、ハードウェアストアのチラシに「猟銃を収納するロッカー」がセールになってたりするのを見ると、「でも飛び道具を持ってる人たちは結構いるじゃない」と思いますけどね。

でもまあ、猟銃(長くてでっかい)を手に持って職場に行ったりはできませんから、やっぱりポケットに収まるようなハンドガンを忍ばせてるかもしれない人といつすれ違ってるんだかわかりゃしないアメリカの銃社会とはレベルが違う、というのは本当かと。

 

カナダ人はよく謝る

カナダ人はよく「私たちはすぐに謝る人たちなんだよね〜」と言っていますが、確かに本当です。

これは本当に日本から来た人には違和感ないと思います。

日本人の方が謝る頻度はそれでもやっぱりちょっと高いんじゃないかなと思いますけどね(と日本に帰国すると感じます。)

 

日本では、旅行関係の書物やサイトに「すぐにあやまる日本人はちょっとしたトラブルの場で相手につけ込まれやすいから注意!」などとあったりしますが、それは気軽に謝るからというより、外国語での交渉に対応しきれないせいだろうと思います。

カナダ人は「俺たち人がいいからね〜、すぐに謝るよね〜、気のいい人たちだもんね〜」と一切気にしてないです。

彼らは、よく謝る気のいいカナダ人像、まんざらでもないというか、好きですね。 

うん、カナダ人、自分たちのこと結構好きです。でもいいじゃないですか、私もカナダ人好きですよ。

 

カナダの英語

カナダ国内でも若干の違いはあります。

特にマリタイムス(東側大西洋沿岸州)は、人によっては何言ってんだかわからない、というほどの訛りの人もいます(いました)が、そういえば去年ニューファンドランドに行った時には、聞き取れないほどの訛りのある人にはそれほど遭遇しませんでしたね。昔はニューファンドランドの人のいうことは一切聞き取れなかったんですけど。

ラジオやテレビの普及で地方色が薄れるとはよく言いますけれど、そういう感じでしょうか。

アメリカ英語は南部訛りがすごいですが、カナダで訛りがすごすぎてわからないのはそれこそニューファンドランドくらいじゃないかと思います。

あとは、アメリカ英語に文化的には近い(LiftとかLorryではなく Elevator, Truck)けど、綴りなどではイギリス英語の名残がある(Colour, Neighbour, Behaviourなど)あと、同じ移民の国ですが、アメリカは本国イギリスに反抗して独立を勝ち取ってできた国なのに対して、カナダは領主イギリスに忠実な人々としてアメリカと戦った歴史があるように、人々は嬉しそうに「私の先祖はイングランド(スコットランド、アイルランド、ウェールズ)から来た」と今でもその繋がりを大事にしています。

 

私がすんでいるケベックでは、フランス語を母国語とするケベコワの話す、若干間違いが混ざった英語(フレンチの文法の影響で)が逆に英語人の英語にも染み込んで来ているような、ちょっと特殊な言い回しなんかもありますが、そこらへんはアメリカに住んでる人達までは広まってないでしょう。

 

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こういう景色は特にカナダじゃなくてもありそうですね。でもいいんです、住んでる人たちが居心地がいいので。

 

アメリカとカナダの境目は、、

 

別々の国家ですから、もちろん国境はあります。(でも911以来、国境を越えて行き来するカナダ人とアメリカ人にもパスポートの携帯が義務付けられることになった時、彼ら、ものすごく嫌がってましたね。それまではパスポートいらなかったんですよね。)

 

でも、親戚がアメリカにいるっていう人が結構多いです。

 

中には、よその国から一家で北米に来たんだけど、兄と従兄弟はカリフォルニアに、自分と弟はカナダに住んでいるとか、そういう風に親戚がカナダとアメリカにまたがって移民している例もあります。

他には、一家はもともとカナダ人だったんだけど、自分は大学でアメリカに住んでいたことがあり、その時に姉と妹が仕事探しに転がり込んで来て、二人とも今ではアメリカでキャリアを築き上げてて家族もいる、なんていう例もあります。

 

アメリカのみならず、家族の一部がここにいて一部が別の国にいる、という状況の人たちは日本に比べるとかなり大勢います。

「自分は**人」という感覚自体が、その国しか知らない、という制限を受けないコスモポリタンな人が多いと思います。(もちろん、自分が住んでいる州を出たことがない、という人も割といますけど。)

 

それ以外にも、アメリカのエンターテイメント業界やスポーツ(特にホッケー)にはカナダの才能ある人々がかなり流出して行ってますからね、超有名なあの俳優、あのコメディアンが、実はカナダ人だった、っていうことはよくあるのです。

表舞台に立つ人たちのみならず、ライターとかセットデザインとかマーケティングとか、いろんな場面でカナダから来た人たちがいっぱい紛れ込んでいるので、カナダをネタにしたシンプソンズのエピソードも存在します。

 

そういうわけで、アメリカとカナダってやっぱり近い、似てる、と感じますけれど、この両国を「同じようなもんよねえ」というと、多くのカナダ人は「いやいや、違うんだよ」と熱くなると思います。

 

カナダは移民の国ですから(アメリカもそうですけどね)どこの都市に行っても中近東、東欧、アジア、アフリカ、カリビアン、、多種多様の文化圏出身者がカナダ人になって生活しています。

白人じゃないからと言って彼らがよそから来たと思ったら大間違いで、市民権を持っている人はカナダ人、有色人種でもおじいさんの代からカナダ人な人も大勢います。

 

その感覚は移民を積極的に受け入れない政策の日本から見るとピンとこないかもしれません。(日本が移民を受け入れるべきだと言ってるわけじゃないですよ。移民を受け入れる前に子供を育てやすい社会にするべきだと思いますしね。そうじゃなきゃ移民が来てもみんな出て行っちゃいます。) 

 

問題のない国なんてありませんが、この国は結構住みやすい国だと私は思います。

 

住めば都っていうことかもしれませんが。。。