食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ファラフェルはお好き?

先日、平日の夕方だというのに、知人夫婦と一緒にちょっと街外れのファラフェル屋にご飯を食べに行ってまいりましたよ。

前から行きたかった評判の店です。

でも、街外れで結構行きにくい立地、うちからも結構遠いので、ふらっと何かのついでに寄ることはありえないような店なのです。

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ファラフェル4つが、ハムスの上に乗っかり、その上にはタヒニソースが。付け合わせはキャベツのザワークラウト二種とキュウリ&トマトのサラダ、それに自分で選べる3種類のサラダ(と書いてありましたがむしろお惣菜)とピタ。

 

美味しかったですよ〜。

もっと近かったら明日も行きたいくらい。

 

このお店は経営者お二人(カウンター越しにサービスしてくださいます)がイスラエルとパレスチナ出身というコンビです。

政治的なことはこのブログでは控えますが、ファラフェルといえば中近東の諸国が「これはおらが国の食べもんだ」と主張してやまない、中近東名物。

 

以前色々なレシピを調べましたが、オーセンティックなレシピには「イスラエルで食べた時には、、」「エジプトのファラフェル屋では、、」などとその土地のファラフェル屋の美味しいファラフェルのエピソードなども書き添えられていたりして、旅情を誘います。

 

 ファラフェエルについて過去に書いた記事がありました。

レシピは書いてないみたいですね。

 

  

私は所詮北米で、中近東からやってきた方々が紹介してくださるものをいただくしかないのですが。(いつの日か中近東が安定したら、ぜひ美味しいものを食べにいろんな国に遊びに行きたいと夢想しておりますが。)

きな臭い政情を反映して、北米には中近東から移民してきた人たちがたくさん住んでいます。

ヨーロッパ諸国にももちろん中近東からの移民はいますし、西洋先進諸国は多分どこの国も似たような状況ですよね。

テロの問題がどうこう、とか移民を拒絶するような反応もありますけれど、食いしん坊のこのブログでは、やはり美味しい中近東の味が身近にある喜びにスポットライトを当てたいと思います。

 

私が住んでいる地区はモントリオールの中でも中近東出身者が多く住むリトル・レバノン(正式名称ではありません)なんですけど、このお店はその界隈ではなくて、うんと街外れにあります。

 

うちの近所の中近東飯屋に行くと、半数以上は中近東系のお客さんで、あとは近所の中近東以外の住人たち(私とか)や近所の企業に勤める人たちといった客層。

 

一方、このお店は、近所に住む非・中近東出身者な人たちが9割以上だったような気がします。中近東出身っぽいお客さんは1グループいましたけども、あとは英語やフランス語での対応で。

 

でもって初めてきたのよ〜という私がショウケースを見て「これ美味しそうだな、なんだろう」または黒板に書いてあるメニューを見て「あれはなんだろう」なんて言ってると「あれは**、それは**、とても美味しいよ!」などと周りのお客さんの方々からオススメの声がかかりましたよ。

 

添え物のお惣菜、私が選んだのはオクラの煮物、ナス、そしてマッシュルームでしたが、他にもたくさん美味しそうなものがあって、全部試したくてたまりませんでしたよ。笑

上の写真の量でお腹いっぱいになりましたし、連れの知人がフレンチフライ(これもめっちゃ美味しうございました)まで追加で注文したので、他のお惣菜を試す余裕はなかったんですけれども。

 

こういうお店、北米やヨーロッパにはあちこちにあると思います。

 

おらが町のファラフェル屋より美味しい店も多分あるんだろうけれど(実際に食べて納得するまでは認めませんが。笑)、とりあえずは自分で訪問できる店で好きな店を見つけるのが楽しいですよね。

 

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ショウケースに並ぶサイドのお惣菜各種。その前にずらずら陳列されてるのはチョコレートクロワッサンとでもいうのか(パン・オ・ショコラではない)どこの工場で作ってるのか、中近東移民商売仲間の商品なのか、、、。店中に並んでましたけど。

 

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街外れの、なーんにもないようなところに開店して、そこにお客さんがひっきりなしに来てくれるほどに成功してるってすごいことですよね。

おしゃれな街とかダウンタウンに開店するよりは家賃も安いでしょうけど、その立地のおかげで人が来る、というのが期待できないから、本当に彼らの作るものが集めたお客さんたちなんだと思います。

 

 

 遠いけど、また行きたい〜


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