食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

手軽で美味しい、カリカリ豆腐

最近和食を食べていませんでしたので、久しぶりにひじきの煮物と焼きナスが食べたいなあ、、、と思っていました。

いや、先日行ったヴィーガンのレストランで知人がナスの揚げ浸しみたいなのを食べているのを見た時から、焼き茄子がずっと頭にあったんですよね。個人的には焼き茄子がナスの一番美味しい食べ方だと思っています。

 

なのでこの日、焼きなすとひじきの煮物を作ると決めた後はなんとなく満足して、全体の献立を考えることを忘れていました。

帰宅後も余計なことばかりしていて、食事の支度を開始するのが六時半くらいに。

 

「でもま、作りたいものが既に決まってるから楽ちんよ、後は何か冷蔵庫の野菜を見て考えれば大丈夫」なんてたかをくくっていましたよ。

 

 

和食に使いやすい野菜ってありますよね。

大根とか、菜っ葉類とか、ナスとか。

 

でもあんまり和食にならない野菜もあります。

スイート・ベル・ペッパーとか、ニンニクとか、レタスとか、、

 

この日は冷蔵庫の中身がそういう感じでちょっと困りましたよ。

 

ナスはトースターオーブンの中でじっくり焼かれていて、ひじきの煮物もコトコトとストーブの上で美味しくなっていってましたが、なんだか両方とも「副菜」ぽいなあ。

 

自分一人の時はこれに海苔でもあれば上等なんですけれど、こういう「和食」ぽいおかず=子供受けしない感じのおかず=西洋人にも受けないような、、、という図式が私の頭の中にありまして、夫にはちょっとかわいそうかなあと。笑

 

んー、なんかパッとしたものを添えてあげたいが、、、思いつくものは、パントリーに眠っているがごめ昆布(水を注いでちょっと待つともずくのようにとろっとしてくるので、酢醤油で食べます)とか、冷凍してある長芋のすりおろし(とろろとしてご飯にかけてもいいし)とか、オクラとか、でもそういう「ぬるぬる」系は夫にはちょっと辛いものがあるので、今日の地味おかずに添えたら余計にかわいそうかなと。

 

こういう時って考えても考えても何も浮かびませんよね。

時間ばかりが過ぎていきます。

 

味噌汁の支度もちゃくちゃくと進み、ご飯ももうすぐ炊き上がる、という頃、

もう七時半だから、今からできることもないなあ、、、

という切羽詰まった中で無理やり私が手に取った食材、それは豆腐!でした。

 

 

やあやあ、冷奴か!と思いました?

 

いえいえ、冷奴ではありません(冷奴にして美味しいと思える豆腐がうちの近所にはありません。)

 

カリカリ豆腐を作りましたよ!

 

北米の「普通の」スーパーなら多分どこにでも置いてある、Firm Tofuをサササッと短冊状に切りまして、酒と醤油でチャチャっとからめまして、熱々に熱したフライパンに油をちょっと多めに敷いて、全ての表面をこんがり茶色くなるまでじっくり揚げ焼きにし、皮をむいた焼きナスの隣に置いて、

さあ、出来上がり!

これにかかる時間はせいぜい十分くらいですかね。

 

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ちょっと前に作ってあった大根と人参のなますも出して、ぬか漬けも出して、なんとか体裁が整ったかな、、、酒のつまみ大集合みたいな食卓ですが。

 

何しろ大急ぎでこしらえたので、薬味を乗っけたりせずそのまま食卓に出しましたが、焼きなすに乗っけた薬味と同じもので美味しくいただきました。

すりおろした生姜と刻みネギ、これに醤油で。お好みでポン酢とか。

大根おろしをかけてもいいかもしれませんね。

薬味次第ではこんな手抜き豆腐ももうちょっと美味しくなりそうですね。

 

使ったのは北米で(ヨーロッパでもかな?)よく見かける、カチカチでゴワゴワのFirmTofuですが、水切りしなくても使えるので考え方によっては便利です。

ただこれ、プラスティックの真空(とまではいかない、ちょっと空気が入ってます)パックなんですよね。

豆腐をプラスティック抜きでパッケージしろと言われてもどうしようもないのでしょうけれど、なんとかならないかなあ。

 

いつもご馳走ばっかり食べてられませんよね、いや、いつご馳走食べてるんだなんて聞かないでくださいな。


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