食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

小銭をめぐる考察(貯金話ではありません)

ゼロ・ウェイストのブログを書かれているのあさんのこんな記事(リンク参照)を読んで(勝手に)触発されたので、今日は小銭問題に関して書いて見ます。(ゴミを減らすとかそういう話題じゃなくて下世話ですけれど。笑)

 

売り手のサービスの素早さゆえの過剰包装は問題にならない(素早くないので)おらが村ですが、別の問題があります、、、、それは、小銭。。。

 

 
 
小銭を溜め込まないようにする努力

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150周年記念で張り切ったデザインのものが出ているようですが、コインの種類はこんな感じです。

 

小銭の写真は、こちらのサイトからおかりしました。

canadiancoinnews.com

 

 

スーパーなどで買い物をするとき、支払金額の端数って皆さんはどうしますか?

金額が1585円だったら、、、

 

2000円を出してお釣りをもらうか、2000円と85円、もしくは5円を出して500円とか420円のお釣りをもらったりしますね。

 

我が家には、こんな時、小銭をわざわざ探して2000円と一緒に添えて出そうという発想がない人が一人おりまして、そのため毎日10セント、5セント、25セントと言った小銭がジャラジャラ家に入ってきます。

 

小銭ジャーがどんどん一杯になっていきますよ。(貯金してるんじゃないですよ)

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写真は http://magazine.promomarketing.com/post/the-email-money-jar/より拝借しました。

 

数年前に、幾つもある小銭ジャーを家中から集めて、全部仕分けしてまとめて銀行に持っていった事があります。

 

総額600ドルくらい。

600ドルものお金が家のあちこちに隠れていたのか、とちょっと笑ってしまった。

低金利の昨今、600ドルくらい銀行に入れたって利子なんかちっともつきはしませんけれど、それでも600ドルものお金が家のあちこちで小銭入りのガラス瓶のドアストッパーに成りさがっていたなんて。

 

というわけで、小銭はなるべく溜めないように、夫が持って帰ってくるなら私が買い物の時に出していきましょう、と。笑

 

それが、なかなかうまくはけないのですよ。

なぜか、それには色々な理由があります。

 

  1. 私が買い物に行く頻度があまり高くない
  2. スーパーなどのレジでのタイミング
  3. 北米における小銭構成の問題

 

私が買い物に行く頻度があまり高くない

食料品の買い出しを週に一度するのと、本当にこれは買わなきゃ困る、という生活用品が発生した場合に買い物に行くくらいですので、週に一度くらいです。

 

 

レストランなどの場合は大概カードで支払いをしますので、現金自体を触りませんし、請求書関係も、大概オンラインで支払うので財布の出番すらない。

小銭、はけません。

 

スーパーなどのレジでのタイミング

スーパーのレジでは、なるべく小銭を出そうと努力します。

日本のレジと違って、長い列ができていようが、店員は別の店員とおしゃべりしてゆっくり作業しますし、お客も他人を大勢待たせても自分のやりたいこと言いたいことを優先して、それが当然、という社会です。

でもね、レジで気を回さなければいけないことは支払いのみではないのです。

 

まず、こちらのレジはレジのスキャンの後その場ですぐに袋詰めをします。

日本のスーパーでは、「支払い後のかご」に「支払い前のかご」からスキャンされた商品が移されて、その「支払い後のかご」を持ってお客さんが袋詰めエリアに行って自分で袋詰めするじゃないですか、でも、こちらのスーパーは、レジでスキャンする人の横に袋詰め係りの人がいて、スキャンされた商品を袋詰めする、もしくはレジで会計をする店員が会計後に袋詰めする、はたまた地元の子供サッカーチームなどの資金集めとして子供たちが袋詰めして(チップを缶に入れてもらうのが目的)くれるか、そういう感じなのですよ。

 

他人が袋詰めしてくれるのは楽チン、、、ではなくて、「レタスやトマトなどの繊細なものを入れた上に缶詰や瓶入りのものなど重いものをどん、と置く」「豆腐など汁がきになるものをパスタや海苔など乾物の横にぐいぐい押し付ける」「バナナなど打ち身から痛み始めるから大事に扱いたいものをボーン、と放り投げる」などと言った行為が繰り広げられます。

 

「自分でやるから触らないで」というのは角が立ちますので、やっていただきつつ「あ、それはこちらの袋に入れて」などとお願いしたり、手伝うふりして繊細なものはさっさと自分で袋に入れてしまうとか、やはり手間がかかります。

 

そういうことに気をまわしつつ財布の中身を探って小銭のコンビネーションをささっと見つけるのも結構面倒なんです。

でもいつも思うんです、日本の小銭ならそれでもチャチャッと取り出せるだろうに、、と。

 

北米における小銭構成の問題
 1)25セントコインの存在

日本には5円と50円と500円がありますね。

1単位を半分に分けてあります。

これって親切だなと思うんです。

25セントのように1単位を4つに分けていただいちゃうと、0、25、50、75、と組み合わせの可能性が増えるので、小銭のやりくりも自由度が増えるのですが、面倒も増えるんです。

 

35セントを掻き集めようと思ったら、25セント硬貨一枚と10セント硬貨一枚でもいいんですけど、10セント硬貨がなかったら、5セント二枚を探し、25セント硬貨がなかったら、10セント硬貨や5セント硬貨を探し、組み合わせて35セントにすればいいだけなんですけれど、硬貨の種類と組み合わせの可能性が広がるから、「この組み合わせ、、は手持ちがない、あの組み合わせ、、も手持ちがない、、じゃあこの組み合わせ、、」と探すのに時間がかかります。

 

なぜそんなに探すのに時間がかかるのか、といえば、それは

2)1ドルコイン以外、横から見ると全部同じ色

という問題もあります。

1ドルコインはカナダの場合黄色っぽい色をしていますのですぐに見つけやすいですが、それ以外は銀色です。サイズの違いも幅の違いもありますけれど、財布の中でジャラジャラ混ざっていると、案外見間違えることもあります。

 

そして、

3)10セントコインが小さすぎでうっとおしい

これも案外時間を食います。

10セント硬貨、なぜそんなに小さいんでしょうか!5セントよりも小さいんですよ。

 

なんでこんな硬貨をデザインしたんでしょうか。

 

数年前にカナダでは1セント通貨の利用が廃止されましたので、それでかなり楽になりましたけど、それまでは1セントコインと同じ大きさの10セントコイン、暗かったりコインが汚れてたりすると見分けにくいからさらに面倒臭かったんです。

 

1セントコインが廃止された後アメリカに行った時、お釣りで1セントコインを渡された時には「あ、この国ではまだ使ってるんだった!」と。笑

最近はアメリカで1セントコインを渡されそうになったらお断りしてます。

 

 

小銭が溜まってしまった場合どうするか

日本にはありとあらゆるところに自動販売機がありますから、そこで小銭を処理することができますよね。

 

私が暮らしているこの土地では、自動販売機自体見かけません。

 

地下鉄の駅には最近でこそ機械が登場しましたけれど、現金で支払える機械は大概の駅に一台だけ、あとは全部銀行のカードかクレジットカードのみの機械です。

自動支払いレジで買い物をする場合に、支払いを現金にして小銭をあるだけ投入するという手もあったのですが、そういう人が私以外にもいて困ったのか、はたまたお釣銭を数ある機械にきちんと準備するのが面倒なのか、しばらく前からあちこちのお店の自動支払いマシンの支払い方法の選択肢から現金が消えてしまいました。

 

 

ならば飲食店でチップを溜まった細かい小銭で出しちゃえ、、、、と思いますけれど、それは嫌らしいからやらないでくれと夫に言われてしまいます。

 

結局 小銭がたまるのは全て夫のせいじゃないか、、、。笑

 

休日の夕方近所を回って「チャリティーに募金を」「小学校の修学旅行にカンパを」と言ってくる人たちにこの小銭を持ってってもらうのが一番いいのかもしれません、、、。

 

 

そういえば日本では2000円札、なぜか定着しませんでしたね。こちらでは20ドル札ガンガン使われてます。50ドルや100ドル札よりも、10ドル札よりもうんとガンガンと。


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