食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

Vegan Cholent・ジュウイッシュ・シチュウ

f:id:casse-pied:20171129071727j:plain

 

職場の知人がどこかのデリで美味しそうな匂いの煮込み料理をテイクアウトしてきました。

蓋を開けて、食べ始める知人。

匂いにつられてわらわらと集まる人々。笑

 

金曜の午後は冬の煮込み料理の話題で持ちきりになりました。

 

で、彼が食べていたはCholentというジュウイッシュの煮込み料理だそうで、私の好奇心はむくむくと。

この料理が発展した背景には、サバスの日には電気のスイッチを入れたり家電を操作して色々やっちゃいけない、という宗教上の戒律(というのかな)が大いに関係しています。

要するに、サバスの夕飯、その期間中調理作業をすることはできないから、事前に材料を鍋に入れてオーブンに放り込んで、じっくり長時間かけて煮込むこのレシピが発展したとかなんとか。

 

早速土曜日から仕込んで日曜の夕ご飯にしましたよ。

 

スロークッキングがキーですから。

しかも、土曜の午後、材料を切ってスロークッカーに放り込んで低温調理開始したら、あとはほっとけばいいですからね、日曜の夕飯の心配は不要。

嬉しいじゃないですか。

 

 

それにしても、知人がジュウイッシュの代表みたく、うんちくを語り始めると、その場にいた他の人々も口々に「いや、それは**のことだね、、東欧では###があって、中東では***なんてのがあったりするしね」なんて、それぞれのうんちくを語り始め。

 

うちの職場がある場所は、モントリオールでもジュウイッシュの人口が高い地域のすぐそばで(イスラエルの次にジュウイッシュの人口密度が高い地区なんだとかなんとか)信仰があるかどうかは別として、ジュウイッシュの人たちがたくさんいます。

 

ムスリムの人も多いですしね、インド方面の方も多いし、なのでうちの職場では豚肉は出さないのですけれども、こういうエスニック料理の話になるといろんなところからいろんな人が口を出して来るので、面白い。

 

今回作って見たCholentは、まさにジュウイッシュ版のチリ、って感じで豆がたっぷり入る煮込みです。

 

材料は、申し訳ないんだけど、「え?本当にこれだけでいいの?」というくらいなんてことない材料ばかりですが、日曜の朝がた、台所からものすごくいい匂いが漂い始めて、どの素材からその香りが???と大変不思議なくらいでしたよ。笑

 

レシピはこちらのサイトを参考にしました。

参考にしましたが、「豆を二分の一カップって、、、、少ないね、豆が二種類だから、合わせて1カップだけど、、、少なすぎるね」と夫と相談して、結局レシピの配合は大幅に無視して、豆はカップ1杯ずつ、しかも、別のレシピを検索して、「他のレシピでは赤い豆、白い豆、ガルバンゾービーンズ、って三種類になってる!」と発見し、ガルバンゾーもたまたま茹でたのが冷蔵庫に入ってたので、1カップ加えました。

ジャガイモもこのレシピでは大きいの2つでしたが、そういう曖昧なサイズ表示ではわからないし、夫は芋が大好きだから、家にあった芋を適当に3つ4つ。笑

 

でも要するに煮込みですからね、そこらへんは大して気にしなくても大丈夫ですよ。

あと、こちらのレシピにはドライフィグかプルーンを6つから8つ、とありましたが、別のレシピではトマトが入っていたりして、まあそこらへんも好き好きってことか。

 

ドライフィグが5つしか残ってなかったので、ゴジベリーと、以前試しに買ってみたドライベリー(名前を失念)を適当に入れてみました。

そうそう、このレシピには載ってない材料ですが、大きめのジャーにちょろっと残っているもののあんまり使わないので場所を取っていて困っていたカーシャ(蕎麦の実)も入れてしまいましたよ。

 

でも、基本的に材料の大半はジャガイモ、まめ、人参、玉ねぎ、、、なので、それなのにこんな素晴らしい香りが漂うって不思議ですね。

スパイスも、スウィート・パプリカが大さじ1杯くらいなもんですよ。

 

香りはとにかくものすごく豊かで、味への期待も高まりましたが、食後の感想はズバリ「なんだかものすごく重たい」

 

月曜に知人にそれを伝えましたら「そうだよ、これは重い食事なんだよ。だからたくさんは食べられない。」と。

冒頭に載せました写真、おたまで一杯ちょっと程度ですが、これでお腹いっぱいになりました。

パンでも添えて食べようかと思ってたんですが、パンなんか食べられませんでしたよ。

 

  

今日は残り物を温めたものに、オーブンでローストしたカブ、ビーツ、カリフラワーなどを合わせて食べようと思います。


ヴィーガン ブログランキングへ