食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

好みの違いと、感動的春菊

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出先で用事が済んだのでエレベーターを待ってる時に目についた目玉付き掃除機。いや、別に大したことじゃないんですけど、ププッ、と頰が緩んだのでついでに写真撮りました。

 

大好評だったスープ

先週の金曜に職場のランチで、材料になる食材がかなり限られている中苦肉の策で作ったスープが、びっくりするほどの大好評を得ました。

 

そういう時って気持ちはそりゃあ悪くはないんですけれど、なんだか不思議です。

 

だって、自分としては大したことない「ええ?これが?なぜ?本当に?」ということが多いのです。

 

職場料理は写真なんか撮ってませんし、あるもので無理やり工夫した料理ですので、わざわざご紹介するようなものでもないのですが、一応どんなスープだったかのメモがわりに書きますと、、、、

 

あり合わせ野菜スープ 

材料

  • じゃがいも こぶし大より一回り以上大きいのを7〜8個くらい 賽の目
  • 玉ねぎ こぶし大より大きめのを3つほど 粗みじん切りというか賽の目というか、、、
  • セロリ 太い外側のを3〜4本 細かく刻んで
  • 人参 小さいの2本ほど 賽の目に切って
  • マッシュルーム 8ozのパッケージ全部
  • トマトペースト小さいの一缶
  • スパイス類(パプリカ、ナツメグ、クミン、ターメリック、セージを3:1:1:0、5くらいの比率で)
  • 野菜だし (リーク、玉ねぎ、にんにく、人参、セロリ、マッシュルーム、、の皮や端っこや根っこと、ベイリーフを水で1時間半ほど煮出したもの)

普段ならじゃがいもをスープに入れるときは私は下ゆでしてアクが強くないように、、と思うのですが、ボランティアの方がなぜかじゃがいもを小さな賽の目に切ってしまったので、下ゆでする時間が短すぎて芋が水に溶けていってしまいそうな気がしたので、下ゆでなしで、玉ねぎとセロリをじっくりと炒めたところに投入し、出汁をひたひたにしてじっくり加熱し始めたので、芋の風味が強いスープになったのかな、とも思います。

あと、普段なら人参も一緒の鍋で一緒に炒めてスープで加熱するところですが、人参担当してくれたボランティアさんが、これまた大小様々なサイズの、でも全体的に大きすぎてこのまま炒めて他の材料と一緒の鍋で加熱してたらスープの中で生煮えの人参状態で終わってしまいそうだったので、小鍋で炒め蒸しにして、ちょっとキャラメライズしたのを投入したので、その甘さも味に加わったのかなあ、という気もします。

あと、トマトペーストはそのままだと缶の味が残るので、いつも油で炒めるのですが、人参をキャラメライズした後に出汁をちょっと落として鍋底を綺麗にし、油を入れて、そこでトマトペーストを炒めたので、そこで風味の融合マジックが起こったのかも?

 

でも、本当のところは単なる偶然で、単純に食べた人たちの好みに合う味付けだっただけなのかもしれません。

 

 

「北米の一般人」という大きな括り方が大雑把すぎる可能性はもちろんありますが、でもやっぱり全体的に、北米人は

  • 甘いものが好き
  • チーズが好き
  • トマト味が好き

という傾向にあると思うのです。

作ったスープはトマト味のポテトスープでしたし、カレー風味(ターメリックとクミン)だから、それも食欲をそそるかも、、。

 

それにしてもあんまりにも評判が良かったので、月曜のランチで同じものを再現してみましたよ。

本当にあれが好評だったのか、偶然だったのか試してみようと思って。

 

金曜に来てあれを食べたのに、月曜に来たらまた同じのが出て来て「またかい」と思う人がいたら申し訳ないけど、まあいいでしょ、と。笑

 

同じように調理して、出してみたら、やっぱり好評。

 

両方とも自分でも味見してますし、味は大体同じような出来だったと。

で、両方とも、自分だったらそれほど好みじゃないなあと。笑

 

でもみんなこういうの好きです。

 

やっぱりトマト風味でしょうか。

パスタなんかでも、トマトソースのトマト味が強いんですよね、北米の方が作るのって。

料理する時は常に自分が美味しいと思う味に近づけようとしてしまうので、いつも私が作るスープは北米人の皆さんにはトマト不足な味付けなのかなあ、と思ったひと時でした。

 

感動的春菊の味

先日の手抜き夕飯です。 

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冷蔵庫に残っていた野菜を早急に使わなきゃ、と作った野菜炒め丼と、春菊の辛子和えと味噌汁。

 

天候やなんやかんやで買い物に行くペースが乱れ、家の在庫がゼロになりそうな週があったかと思えば、久しぶりの買い出しで久々に遭遇したアジア野菜をあれこれ買い込んでしまったため、あれもこれも早く使わなきゃ、と焦った先週末。

 

特に、足の速い春菊を早く早く、、、と思っていたのに、使いそびれていたのがとても気になり、傷んでしまう前にとさっと湯がいて絞ってタッパに入れておいたのです。

 

で、絞った春菊を5センチ程度に切りながら、ちょっと端っこをつまみ食いして、その甘さ&苦さに感動しましたよ。

あんまり美味しいので、夫にもちょっとあげましたけど、夫は「何これ?ああ、春菊ね、ふ〜ん」程度。

 

茹でた日は夕方友人が来てスクアッシュ・シチュウを作ってくれる予定でしたので、翌日に和食にして和え物にしようと決心していたのです。

 

結局和食というより貧乏学生料理になりましたけど、春菊は無事に和え物として食卓へ。笑

というか、出汁とかツユとかでおひたしにしなくても、このままで美味しいからと、醤油をほんのちょっとと辛子とフラックスシードをすったのをかけて食べました。

 

旨いわ〜、調味料なんか本当はいらないほど旨いわ〜、と感動する私。

上記のトマトスープを好む人たちには理解不可能かも。

 

まだちょっと残ってるんですけど、このままつまみにもなりそうです。

春菊はいろんな使い道があって優秀ですけれど、茹でただけでもここまで旨いなんて、、、と一人で感動していたのでした。

 

菊はこの土地でも鉢植えで置いてる人がたくさんいるのですが、春菊は家庭菜園で育てられるのだろうか、、、、、、野望が、、、。笑


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