食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

残り物ポットパイ・夫婦の分担

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冷蔵庫の中にある野菜を使い切りたい&中途半端に残ったトマトソースも使い切りたい、ちょっとしなっとしてきたビートルートも使いたい、、、ということで、残り物てんこ盛りなんでもこいポットパイの出来上がり。

 

パイクラストは先日書いた、Veganomiconのレシピから。

 

casse-pied.hatenablog.com

 

とはいえ実際はレシピ通りの配合ではなくて、若干変えてしまっています。油脂の量をだいたい25%増ししてます、、、ていうか、レシピ通りでは油脂が足らないんではないかと思うんですけれど、どうなんでしょうね、レシピに従って作った方のご意見を聞いて見たいものです。

 

中身は、

  • こぶし大より小さめな玉ねぎ二つの賽の目
  • にんにく3〜4かけを粗みじんにしたもの
  • ブロッコリー(茎も使いますよ)
  • ビートルート大きめひとつ、皮をむいて賽の目に
  • じゃがいも、こぶし大くらいのを二つ皮をむいて賽の目
  • 人参賽の目にしたのを小二本ぶん程度(北米の小さい人参は細いので本当に小さい)
  • 豆腐extra firmの残り物(多分100グラムくらい)賽の目
  • 中華系の乾燥湯葉を戻したもの 2本分、1センチ幅に切って
  • 前日の残りのパスタのトマトソース(トマト、玉ねぎ、にんにく、マッシュルーム、ズッキーニ、などなど)多分カップ2杯ぶんちょっとくらい
  • 小麦粉とヴェジ・ブロス(でベシャメル状にするため。Veganomiconのレシピではチックピー・フラワーを使用してましたが、いつもの癖で小麦粉でやってましたね。)
  • スパイスお好み(私はクミン、ローステッド・パプリカ、ターメリック、塩胡椒)

 

中身をいい塩梅に調理したら前もって作っておいたクラストの生地をかけ、切り込みをちょっと入れてオーブンに入れて焼き上げるだけ。

超簡単な上、こういうパイクラストのものって万人受けするんですよね。

残り物だらけで楽勝なのに、喜ばれます。

 
家事の分担は作業の分担だけじゃないという話 

こんな記事を読みました。

タイトルを訳すと、「家事の『精神的な重荷』をパートナーとどう分担するべきか」というような感じでしょうか。

lifehacker.com

 

家事の分担って、そのカップル次第でいろんな形があると思うのですが、やっぱり大雑把に言って、多少の差はあれ女性の方がたくさん抱え込んでいるパターンが比較的多いような印象です。

 

もちろん「うちは彼の方が料理も掃除も洗濯も上手で、私は何もしてないわ」なんていう人は存在するでしょうけれど、そういう幸運な人は家事の分担で喧嘩したり揉めたりしがちな下々のものを笑って見ててください。笑

 

うちは夫の方が大雑把で、私の方が比較的(←ここ重要)綺麗好き、という構図ですけれど、これは男女差なのか育った文化の差なのか、両方なのか、、、。

 

でも私、家を出るまでずーっと親兄弟に「お前はズボラ」「もうちょっと片付けろ」「きちんと掃除しなさい」「掃除するときは隅々までしなさい」と言われ続けて来た大雑把人間です。

 

その大雑把な私を上回る夫は大雑把王ですけれども、その上屁理屈こき王でもあって、「この状態で自分は満足だから、その自分がここを掃除しなきゃいけないと言われても納得しない。これが不満だという人間が掃除することになるのは当然である」とかそういうことを言い出すタイプです。

 

最初のうちはね、「はあ、そうですか、まあそうですかね」ってこちらも言いくるめられてましたけど、だんだんと「そうじゃないでしょ、二人で暮らしてるんだから、二人の間で妥協したりお互いを尊重するべきでしょ、単なるルームメートじゃないでしょ」と、年とともに夫を言いくるめる術も身について来た模様で。

 

でもね、言いくるめられてる、っていう状態では不満は解消されませんから、たまに揉めたりするわけですよね。

それで徐々にお互いの希望や言い分を出し合って交渉してなんとなく妥協点に行き着いて、、、という感じだと思います。

 

お互いの癖とか得意技とか弱点とかも長く一緒にいるとわかって来ますからね、これを相手に要求しても無理だ、とか、そういうのもわかって来ます。

 

夫は、散らかし屋で整理整頓下手。最低やん、と思いますけれどしょうがない。

知ってて一緒になったんだから今更文句言われても困る、と何度言われたことか。笑

 

漫画とかで、何か探すときに手当たり次第に目の前のものを掴んでは後ろに投げ、物の山を切り崩して探し物を手にとって、部屋中に飛び散らかしたものは片付けずに去っていく、ああいうの、あれうちの夫です。笑

 

わかってましたよ、そりゃあもう。

 

何をいつすべきかを判断するマネジメント作業

我が家は築80年くらいの中途半端に古い家(市内には築100年200年の素敵な家もたくさん残ってます)ですので、あちこちガタが来てまして、過去の住人が中途半端に修理したりリノベーションした部分も使いづらかったりするのですけれど、例えばバスタブの角の部分にシャワーの水が飛んで来て、それが伝ってきて壁と床の接点の部分がちょっと腐りかけていたんです。

 

傷んだ部分は取り去って修繕しましたけれど、シャワーの水が飛んでくる構造そのものが変わらないので、そこの部分はいつも気をつけてないと、また傷みます。

 

シャワーの後は、そこが濡れてたら拭いて、、拭いたタオルは広げてバスタブのヘリに置いて乾かすようにしているんですが、夫はそれを一切しません。

気がつかないからしょうがないんですよね。

 

私は自分と夫と二人のシャワーの前後にそのタオルの位置を変え、タオルが吸水してたらきちんと絞って干して(そうしないとタオルがカビますから)、毎日毎日一人で二人ぶんだとイライラすることもあります。

 

そういう、家の癖みたいな事柄への対応や、「そろそろ洗濯物がたまって来たから」「そろそろ床の隅に埃が溜まって来たから」「そろそろコンポストに入れる野菜が溜まって来たから」と頃合いを見て対応策を取らなきゃと気がつくのは私。

 

そして、その対応策を実施するのは、夫にお願いしない限りは全部私です。(たまにほっといてどうするか見てやろう、と待っていると、たまーに自発的に気がついて対応してくれることもありますが、それは希)

 

夫にお願いするときには「こういう状況だから、これお願い」というのですが、毎回「きゃすぴえにこき使われてる、今すぐそれやらなきゃダメなの?後じゃダメなの?」という不満顔が。

 

今すぐじゃなくてもいいけど、今やっとかないと後になると疲れてたり暗くなって表に出たくなくなったり他のことをやるタイミングとぶつかったりするから今の方が良いはず、という状況判断も、私は瞬時にできるのですが、夫はいつも先延ばしにした挙句、「さっきは後で、って思ったけどやっぱりさっきやっておけばよかった」などと。笑

 

必要なことをいちいちかいつまんで説明するのも面倒だし、だいたい自分でもそこまではっきりと「精神的な重荷」に気がついていなかったんですが、上の記事を読んで、あああ、そうだよそうだよ、それそれ、と。笑

 

夫に記事のリンクをメールして「読んでね」と。笑

 

同居し始めた当初はね、夫が洗濯担当(ランドリーに大きな袋を抱えていくわけなので、いつも夫だった)で、洗濯かごがいっぱいになって来たらいい頃合いに洗濯しに出かけてくれてましたし、風呂洗いも毎週夫がやってたんですよね。

 

 

家事の好き嫌いもあるから、やっぱり台所の片付け方面は夫は苦手みたいで、「コンポスト捨てにいくか、皿洗うかどっちを選ぶか」と聞けばコンポストを出しに行ってくれたりします。笑

 

 

この記事のおかげで、夫も、マネジャー(私)に指示される前に動いてくれたり、指示されても「精神的な重荷を背負ってくれてありがとう」と皮肉交じりに笑いながら動いてくれています。

 

いつまで続くかはわかりませんけれどね。笑

 

お互いに相手と一緒にいたい、相手を思いやりたい、っていう気持ちがなくなったら一緒にいる意味ありませんからね。

自分がそういう思いをキープすると同時に、相手にとって自分がそういう思いやりをかける価値のある存在である状態をキープする努力も必要ですので、家事のゴタゴタが夫婦の不仲につながるようなことはあってはなりませぬ。

 

でも、日常のことですからね、我慢してたらいけないのです。

 

お互いに最低限の我慢で最大限の助け合いが継続できるシステムを作り出すしかないのですよね。


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