食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ラヴィオリ+餃子で、、楽チン餃子

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春の予感ですが、今日は雪がずっとチラチラと降っています。まあそんなことは毎年のこと。四月の終わりくらいまで、いつ「最後のスノーストーム」が来るかな、なんて気が抜けないのです。でも気温はずっと0度前後で、大して寒くはないのです。

 

春と冬のせめぎ合いが、一進一退ですけれど、それでもやっぱり春の気分が盛り上がり続けています。

 

先日ラヴィオリを作って以来、ギョウザが気になって仕方なかったのですが、とうとうやりましたよ、ラヴィオリのパスタ操作で餃子の皮をやっつける楽チン餃子!

 

いや、本当にギョウザが食べたかったんですけれどね。

 

ヴィーガンの餃子の具は、色々と試行錯誤しましたけれど、こんな感じに落ち着いています。

 

ヴィーガン・餃子の具

材料

  • 白菜 みじん切りして塩をして絞ったもの
  • ニラ みじん切り
  • 青ネギ みじん切り
  • にんにく 一株くらいみじん切り
  • 生姜 親指3本分くらいをみじん切り
  • 生椎茸 5個くらいをみじん切り
  • べサン粉 適宜
  • 味噌
  • 醤油
  • ごま油
  • 胡椒

手順

野菜材料をみじん切りにして、ボウルで混ぜ合わせ、味噌、醤油、ごま油を加えてよく混ぜ、べサン粉をふりかけて混ぜ、粉が具をつなぎ合わせてちょうどいいな、という感じになったら塩、胡椒も加えて手でこねる。

 

好みのスパイスやニュートリショナルイーストなどを入れてもいいと思いますし、野菜も好みのものやその日の冷蔵庫と相談して。

ただ、ポイントは、偽肉を入れなくても大丈夫という点でしょうか。

栄養的にはべサン粉でたんぱく質がちょっと加わりますし、べサン粉で具がまとまる感じで、食感としては肉が多い餃子よりはふわっとしますけれど、白菜やニラの歯ごたえと生椎茸の歯ごたえがボディになります。

もっと歯ごたえが欲しい場合は、高野どうふを戻したのをフードプロセッサで粉砕して加えたら豚肉のミンチなどのちょっと筋っぽい歯ごたえが加わります。

 

餃子の皮作りかラヴィオリのパスタ作りか

餃子は私、皮から作ったもので育ちまして。

祖父母が戦争中「満州」に住んでいて、地元の人に教えてもらったとか。

もともと日本の「餃子」文化も満州から帰国した「引揚者」の人たちが商売にしたところから発生したとかいう話を聞きましたが、私が子供の頃、ラーメン屋とか友達の家とかで出される餃子は全て薄い皮のを焼いたやつで、うちの餃子とは別物でした。

うちでは餃子は皮から作ってて、茹でるんだ、というと、学校の友達は「オエ〜、ゆでるなんて〜、気持ち悪い〜」という反応でしたよ。

大人になった頃に、「スープ餃子」なる不可思議なものが出て来て、それまで焼かない餃子は気持ち悪いと言っていた人たちが手のひら返して「水餃子、スープ餃子大好き」と言い出したので、人の世はさも浅はかなものよと思ったものでした。

 

そんな次第で、物心ついた頃から餃子の皮は手でこねて作っていましたが、ラヴィオリの手軽さに出会ってしまったからには、手で成形する手間を省けるんではないか、と怠け物心がむくむくと。笑

 

まず、ラヴィオリよりも具のかさは多いです(野菜ですからたっぷりとね。)

餃子はソースをかけて、ではなくて、酢と醤油を混ぜた小鉢にちょっとつけて一つづつ食べますので、ラヴィオリよりも脚光を浴びた存在です(ラヴィオリに失礼でしょうか。)

 

ということで、皮を切り分けるサイズをちょっと大きめにし、ラヴィオリのように具を真ん中にして四方をフォークで抑えるという形ではなくて、具は真ん中に置くとはいえ、皮を二つ折りにしたらフォークで三辺を抑えるのみにして、具の膨らみを比較的大きめにしてみました。(この説明でご想像がつきますでしょうか、、、、はて。)

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ね、フォークで抑えた「ヘリ」が三辺でしょ?それにより、具が入る面積が増えております。

 

出来上がりの皮の歯ごたえも、具の味わいも問題なし!

 

形はどうだ!?

 

と思いましたら、

夫いわく「うーむ、やっぱり餃子みたいにヒダヒダにして皮のふちの部分がほどほどに小さい方が美味しいかも」

なるほど。

次回は、フォークで抑える前に皮の部分を切り取って、餃子の周りの「具が入ってない皮だけ地帯」を減らして見る方針で行ってみます。

 

普通なら餃子は皮を一枚ずつ丸く伸ばして、それを一つずつヒダを寄せながら包みますけれど、ラヴィオリと同様生地を四角く包丁で切り分け、真ん中に具を落としたら二つ折りにして、フォークでグイグイ、、、は、大変効率アップで楽チンでございました。

 

何より、この方法で夫に包む作業をほぼやってもらえまして、皮の準備作業係の私としましては、皮をいちいち綿棒で一個ずつ丸く伸ばして夫に渡し、夫が失敗したのを回収して包み直し、同時に自分も包み、その一方で次のバッチの生地を伸ばし、、と一人で何役もやる必要がなくて、大変楽でしたよ。

 

家庭内シェフとしての出世に全然野望のない夫氏は「包むなんてハイスキルな作業はきゃすぴえにやってもらって、フォークで抑える担当だけさせといて欲しいのに〜」と謙虚な(笑)発言をしていましたが、君がここまでやってくれるからこそ餃子が実現するのだ、と応援(脅迫)して頑張ってもらいました。

 

餃子を包む作業そのものはお手伝いしてるうちに子供でも習得するもんだと思うんですけれど、慣れない人にはやっぱり難しいようですからね。

でもこの、ラヴィオリ形式だと、慣れてない大人でもその技を習得するのは比較的簡単です。おすすめです。笑

 

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付け合わせには先日漬け込んであったジャガイモのピクルスと、アスパラガスのローストを。

 

下処理してオリーブ・オイルにあえてオーブンでローストしたら塩胡椒をぱぱっとふりかけるだけ。

アスパラガスはこの食べ方が一番好きで、正直それ以外の食べ方をするのがもったいないと思えるほど。オーブンでローストでなければ、バーベキューでグリルでもいいですけど。笑

 

 


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