食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

ウスターソース!

f:id:casse-pied:20180319034203j:plain

これは一体何でしょう?ゴミじゃないですよ〜。コンポストでもありませんよ〜。ウスターソースの材料がグツグツ煮えている姿なのですよ〜。

 

パン作りを教室などに通うことなくアレコレと本やらネットのハウツー物やらで行き当たりばったり続けている者としましては、林弘子さんの著書はなんというか、日本でパンを焼いてる先人の真面目な解説書のようで、正直敷居が高いなあなんて感じていたものでした。

で、ひょんなことから林さんのブログがあるらしいと聞きつけ、なら読んでみたいなとググってみましたら、林さんのブログは存在しますが、ご本人はすでに亡くなっていらっしゃっいました。

 

ブログを閉鎖してしまわずに、今でも公開し続けてくださるご遺族に感謝しつつ、早速読んでみましたよ。

 

何だか、本から受ける印象よりもずっと親しみやすくて気さくな方だったようです。

 

ブログ記事は一番最近投稿された記事が一番上に来ますから、ページ冒頭の数記事は亡くなった後にご遺族が投稿されたものでしたので、ならばブログをお始めになった初期の記事を読んでみましょう、とカレンダーのリンクで一番下の2005年4月の部分をクリックしてみました。

 

そこで見つけたレシピを参考に、作ってみましょう、ウスターソース。

2005年4月 – 林弘庵その日暮らし月の水屋から(林弘子のブログ)

 

自分への覚書:

  1. 乾燥フルーツ類はデーツ7個、ドライド・フィグ3つ、white mullberriesを1カップ山盛り(プルーンなど味の強いものを使う方がいいのかも。)
  2. りんごは日本のりんごのサイズが大きいことを忘れず、日本の方のレシピで1つとあったらこちらのりんごなら2つか3つ入れるべし。
  3. クローブの代わりに八角を2つ半、黒胡椒は粒のまま大さじ3杯分ほど使用。

 

 

林さんもこれは自分で作るべし!と強調されていて、「印刷しやすいように写真はあえて載せず、文字だけですから、これを印刷してさあ台所へGo」と。笑

 

そんな風に焚き付けられたらやってみない手はないですよね。

 

うちの近所では気軽に市販の日本のウスターソースが手に入らないのもありまして、ウスターソースを自分で作るのは前々からやってみたかったのです。

mittun.exblog.jp

ネットの世界ではいろんな方が作ってレシピを公開されてますから、本当に便利な世の中になったもの。

 

 

ちなみに、ウスターソースはもともとイギリスのWorcestershire sauceから来ているものですよね。

イギリスのWorcester Sauceは魚醤ですし、レシピが秘密らしいので、中に何が入っているんだかしれませんけれど、日本のウスターソースは原材料に「野菜」と書いてありますが、日本の食品は必ずしも原材料を全て列記しないから、中身が何なのか本当のところは謎です。

 

という次第で、家で作るのが一番安心。

そうそう、ブログでは林さん「らっきょうの漬け汁を使うのにも最適」と書いていらっしゃいまして、確かに、漬け汁がたっぷり残っているんですが、らっきょ臭いからこれを使い回すあてがないなあと思っていたところでした。

早速お酢の代わりに使いましたよ。

 

林さんのウスターソースの手順だと、最初に材料を全部合わせて1時間半煮込んだら固形物を濾して、フードプロセッサでピュレにして再び合わせます。

それからさらに煮込んで煮詰めるという次第。

 

「かす」として除けてしまってそれを他のものに使っていらっしゃるブロガーさんもお見かけしましたが、面倒臭がりの私、「かす」にしてしまわずピュレにして一緒にソースにしてしまうという部分がわかりやすくて手を出しやすいと感じたポイントです。 

 

f:id:casse-pied:20180319070333j:plain

これまたよく分からない写真ですが、冒頭の写真をさらに煮込み、中身を濾してピュレにしたのを再び鍋に戻して液体と合わせたもの。この後さらに小一時間煮込みます。

濾した中身のピュレをさらにもう一度濾して滑らかにする、、、という工程を飛ばしてしまったので、ツブツブのスパイスがちょっと混ざっていますが、気になるようだったらその時に濾してやりましょう。

 

1〜2週間後に味がマイルドになるそうですが、今日は味見してもよくわかりません(スパイスがビシバシと舌に突き刺さるが如く。)


ヴィーガン ブログランキングへ