食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

地産地消で美味しく、A Chef's Life

f:id:casse-pied:20180328231856j:plain

たまに近所の図書館で映画やドキュメンタリーのDVDを借りることがあるんですが、先日はTVシリーズの棚の前をウロウロしていて、こんなもの見つけました。

A Chef's Life: Explore The South, One Ingredient At a Time with Chef Vivian Howard

 

むむ、南部ですか、それは面白そう、と早速借りました。

南部、行ったことないんだけど興味津々なのです。政治的にも食文化的にもうちのあたりとはかなり違うようですし。笑

 

観て観てびっくり、エピソードの始まりの音楽がThe Avett Brothersですよ!

そうか、彼らもNorth Carolina出身ですもんね。

私、Avett Brothers結構好きなんですよ。

バンジョー・ウクレレが欲しいなあなんて思ってるくらい。笑  (買うのは上手になってからと思ってるので、一生買えないかも。)

 

日本では多分知られてないと思うんですが、カントリーやブルーグラスがお好きな方ならお好みかも。

興味のおありの向きは、こんな曲いかが、、、

youtu.be

 

 

そんなわけでAvett Brothersの元気な歌声を聴いてにんまりしながらエピソードが始まります。

一話30分とコンパクトなのも大変嬉しい。

 

この記事を書くにあたって、ちょっとググって観ましたら、いろいろ賞を受賞して、しかもシーズン5まで続いているんですね。

私は今のところシーズン1しか観てないんですが、この中で赤ちゃんだった子供たちが番組のサイトの写真では幼児になってますよ。

 

余計な前置きが長くなりましたが、、、、このシリーズ、要するにシェフ、ヴィヴィアンが生まれ育ち、現在活動の場としているノースキャロライナの人々の暮らしと地元の農産物とレストランで提供するメニューを見せていくドキュメンタリーです。

 

ヴィヴィアンと夫のベンはニューヨークで料理人になるべく学校を出て、一流レストランで働き、ケータリングのビジネスを始め、、、というふうに料理人のキャリアを始めていたところ、ヴィヴィアンの家族がレストランの資金を出してくれる、、サウスキャロライナに戻ってきたら、、ということで、2度と戻る気は無かった地元に戻ってきて、レストランを始めた、、、ところからお話が始まります。

 

家族にレストラン開店資金を出してもらえる、って、すごくラッキーですよね。

 

学校を出てプロの料理人になったって、自分でレストランを経営するのはものすごく大変ですし、メディアに取り上げられるような有名な料理人なんてほんの一握りですからね。

 

この方がラッキーだった、っていうだけではこのシリーズは面白くもなんともありませんが、素材にテーマを絞った一つ一つのエピソードで、南部の人々の暮らしや、家族やコミュニティーの絆、farm to forkまたは farm to tableというコンセプト(地産地消)、南部の伝統的食材とヴィヴィアンの創造力などが観ているこちらによく伝わってくる、良い構成だと思います。

 

シーズン1の最初のエピソードをこちらに貼っておきます。

youtu.be

ユーチューブで有料で視聴可能ですが、日本からも観られるかな?

 

こちらはシリーズ番外編とでもいうのか、、、PBSのユーチューブチャンネルで無料で問題なく視聴できます。

youtu.be

南部料理ですから、ヴィーガンの私が観てそのまま使えるレシピなどはないのですけど、プロが料理してるところを見るのは参考になることがいっぱいですよね。(それにしても、ビデオを貼っといてナンですが、ここで彼女が作ってるチーズボール、、、凄いですね、、ヴィーガンじゃない人が見ると美味しそうに見えるのでしょうか、、、、、。)

 

コーンの回なんかはやっぱり農家で新鮮なコーンを食べて育ってきた人たちならではな、美味しいコーンを知ってるからこその「時間との戦い」的取り組みを見ることができます。

よく日本から来た人が、北米の悲しい魚介類の扱われ方にびっくりしますけれど、北米の田舎で美味しいコーンを食べて育った人たちにしてみれば、日本や、北米でも都会などでスーパーで買って来た収穫されて数日経ってしまったようなコーンを見て同じような気持ちになってしまうのかなあなんて思います。

 

北米人のコーンへの愛についてはこちらにも書いてあります。↓

casse-pied.hatenablog.com

 

 

ちなみに、調理シーンを見ているとやたらとプラスティックの容器に材料を入れているので、その点は気に入りません。

なんでプラスティック容器に入れるんでしょう?

蓋ができるからかな?

まだシーズン1を見始めたばっかりですけど、去年始まったシーズン5ではプラスティックが消えているといいなあ、、、なんて。

 

一話30分なので、靴下を編みながら一つエピソードをみて、、という感じで気楽にたのしんでいます。

メタルの編み棒から編み目が溢れてしまったら慌てて停止ボタンを押して靴下に集中しなきゃいけませんけれど。笑

 

出てくる人たち、特にヴィヴィアンの南部訛りが可愛くて(失礼)南部訛りのモノマネで夫に話しかけたりして楽しんでいます。Wehll, aah thank y'all foah readn' mah blog!


ヴィーガン ブログランキングへ