食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

トマトの水煮缶はどうなのか、見直して見たら。

冷凍野菜はフレッシュで遠隔地から輸送されてくる野菜よりよっぽど栄養がある、という話はたまに聞きますね。

それは、冷凍される野菜は収穫してすぐに冷凍されるため、遠隔地への輸送を考慮してまだ熟してないうちに収穫され、遠路はるばる運ばれてくるものよりもよっぽどいいんだよ、という話です。

 

では、缶詰はどうなのか?

 

缶は冷凍はおろか冷蔵技術も発達していない時代から存在する長期保存法です。

外側はメタルですが、缶の内側にはプラスティックのコーティングがされています。(されていないものも存在するのかどうかは、私は存じません。)

 

このプラスティックにBPAが含まれている場合は、人体の健康に有害だから、トマトの缶詰などは使わない方が良い、ということもだんだん良く知られるようになりました。

 

北米大手のウォルマートなどでは、BPA含有の缶詰は棚に置かないと宣言したとかで、それはそれでありがたいのですけれど、缶詰会社も、BPAは有害で消費者が嫌がるからと、代替品に乗り換えるのは良いですが、では乗り換えた先の新しいプラスティックには有害物質は含まれていないのか?と言えば、それは、現時点では知られていないだけ、、、多分きっと有害、、、、ですよね。

 

缶詰にもいろいろありますけれど、うちで使うのは、トマトの水煮缶、ジャックフルーツ、たまに夫が買うキドニービーンズやチックピーの水煮、、、、それくらいなのですけれど、トマトはやっぱり酸性がきついだけにやっぱりなるべくなら避けたい。

 

ということで、瓶入りのものを使うようになりました。が、瓶入りのはクラッシュド・トマトで、まあ要するにペースト状なのです。

丸ごとの水煮が欲しい時は缶詰をたまに買うのです。

夏ならフレッシュなトマトを煮込めばいいんですけれど、冬はやっぱりね。

 

トマトの缶詰といえば、値段もピンキリで、塩を添加したものからハーブ入りまで、いろいろありますけれど、私が個人的に今まであまり気にかけていなかった添加物にCitric Acid(クエン酸)とCalcium Chloride(塩化カルシウム)というのがあります。

 

たまたま見かけたオンラインの料理学校のサンプル・ビデオの中にあった「缶入りトマトの質を見極める」というのを見ていたら

「CItric Acid入りのものは未熟な時に収穫したトマトの味が劣っているのを誤魔化すために添加されたものです。完熟トマトを収穫した場合には使われることのない添加物です。本当に良い品質のトマトを缶詰にしたものには、これらの添加物は入っていません。」と。

CItric Acidは他にもトマトの色を長持ちさせるためにも有効なようです。

Calcium Chloride、こちらはダイスに切られたトマトがドロドロっと溶けてしまわないように、形を維持するために使われるようです。だからか、クラッシュド・トマトの缶や瓶詰めには入っていないですね。

(このビデオのリンクをここに貼りたいんですけれど、今見て見たら如何にもこうにも見つけられませんでした。)

 

 

そういうのを見てから改めて近所のスーパー各店をチェックして見たら、ある店なんかは棚に並んでいるどのブランドも全部CItric AcidやCalsium Chlorideいりなんです。

ハーブは入っていないものももちろんありますけれど、CItric Acidに関しては消費者が気がつかないからか、ほぼ全滅。

CItric Acid無添加の缶詰が置いてあった店だって、ずらずら並んでいる各種ブランドの中の唯一つでしたよ。

 

しかも、一缶4ドルくらいでイタリアのブランドトマトの缶詰で「これなら流石に大丈夫だろう」と思ったらちゃんとCItric Acid もCalcium Chlorideも両方添加されていたりして。

 

しかも高価な缶詰は誰も買いたくないのか、埃がしっかり積もっていたりして。

 

瓶詰めだと、Citric Acid (calcium Chlorideも)が入っていないものは存在しましたが、塩はなぜかどれにも入っているようでした。

 

とりあえず、私の買い物範囲内ではこちらのブランドが唯一、塩だけ添加されているものでしたので、ここに映えある写真を一枚載せておきましょう。

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Auroraですよ、ここの缶詰も添加物なしのホールトマトがありました。

Ingredients: Tomatoes, Tomato Juice、これだけでした。値段は2ドル30セントほど。残念なことに、缶詰の上にはしっかり埃がたかってましたけど、2ドル30セントなら次回から缶詰のホールトマトならこれにしよ、と思いましたよ。

 

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これは瓶詰めの添加物、、、塩、、、なぜ入れるんでしょうねえ?

 

 

とにかく、それまでトマトの缶詰を選ぶときには「塩入ってるかな、ないほうがいいな、ハーブも入ってない方がいいな」程度だったんですけど、Citric Acid とCalcium Chlorideもやっぱり不要だな、と思って注意してみると、本当に選択肢がほぼないことに驚きました。

加工食品は本当に、信用ならないわ。

 

 

今年はトマトをたくさん植えて、たくさんトマトソースを作って冬に備えようと心を決めた瞬間でした。

 

瓶詰めのぶんは、塩を加えてないものは見つけられませんでしたが、acidなしのブランドを見つけましたので、次回はこれ一筋でいきます。 

  
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