食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

マウント・ロイヤル墓地散歩と展望台

土曜の朝、ラジオで「今日はSEPAQ(州立公園)一日無料デーです。どこのSEPAQも入場無料ですから、皆さん楽しみましょう」と言うのを聞きました。

 

土曜ですからね、どこかへ出かけたいな、と思ってる家族づれなんか、無料はありがたいですよね。

とはいえ、そんなこと当日の朝言わなくても、、、もっと早めに宣伝してくれれば計画できるのにねえ。

 

我が家はこの日の夕方、友人宅で夕飯に招待されていたので、SEPAQ無料は見送ることにしましたよ。

 

その代わり、街の真ん中、マウント・ロイヤルのすぐ向こう側に住む友人のお宅へ行くので、ついでに山の北側にある墓地と山を散歩してから到着するように、ちょっと早めに家を出ました。

 

山の裏手、地図で見ると上側には大きなマウントロイヤル墓地とユダヤ教墓地、そして西側には Côte-Des-Neiges墓地と、三つの大きな墓地があります。

 

今日はマウントロイヤル墓地を通って行くことにしました。

 

山の裏側のこの墓地、結構古くて、墓石を読んだり綺麗に手入れされた敷地内の花々を眺めたりしながら散歩するのは楽しいもの。

ジョギングしている人たちもいたりしますが、つい最近、自転車の乗り入れは正式に禁止になりましたね。

墓地を訪れる人たちの車は通るんですが、自転車は墓地を訪れると言うよりは、坂道でトレーニングする人が猛スピードで通って行くので危険だ、と言うことなんだと思います。

 

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北側の入口を入って南側出入り口方面へ歩き始めたあたりです。広い墓地内の道路には、緑色のセンターラインが引いてあり、これに従って歩いていれば自然に南側出入り口へ到着するので迷いません。

緑色の線から脇へそれてあちこち散策しつつ、途中で緑のラインへ戻り、また少し進んで脇道へそれる、、、

 

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住宅もそうですが、やっぱり大通り沿いだと通行人も多く、プライバシーに欠けるからか、奥の方へちょっと入ったところの方が人気だったんでしょうね、古くて立派な墓石や、ちょっとした小屋?みたいな大げさな墓石は奥へ行くほど目につきます。

パリの20区にある有名墓地、ペール・ラシェーズ(cimetière Père Lachaise)にありそうな面白い建造物(墓石と言っていいいのか)もいくつかあります。

 

たまに狐が通りかかったりもするんですよ。

休日は人出も多いマウント・ロイヤル公園ですが、自然保護されてる区画も結構ありますので野生動物もまだまだ棲めているのでしょう。

 

この日はあくまでも友人宅へ向かう途中でしたので、そういった興味深い地区には足を踏み入れませんでしたが、大概の墓石には名前や生まれた年と亡くなった年が記載され、亡くなった時の状況とか生前どんな人だったのか、などが記載されていたりする墓石もありますので、それらを読んでは会ったこともない人たちの生前の様子やその当時の社会を想像してみたりするのも楽しいのです。

 

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あら、この人チャールズ・チャップリンだって。ミドルネームはさておき、同姓同名だったから生前はからかわれたこともあっただろうねえ、、なんて。

 

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こちらはいきなり小さな小さな墓石が並んでいる「子供達の墓地」

小さな子供を亡くしてしまった家族で、墓地を購入するお金のない人たちのために用意された一角だそうです。

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墓石には羊?ラム?が乗っかっていたりするのはキリスト教ならでは。

 

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こちらはカナダ連邦軍退役軍人の墓地。

 

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南側の出入り口を出たところから門を振り返ってパチリ。

キリスト教徒の墓石が多いので、キリスト教の墓地、と思っていましたが、墓地のリンク↓を見て見ると、現在ではどんな宗教の方でも受け入れているようです。

www.mountroyalcem.com

 

この門を出たすぐその目の前はマウント・ロイヤル公園の駐車場と、お手洗いやカフェ、お土産屋などが入っているMaison Smith。

駐車場方向へちょっと歩いてから、左手に伸びる広い遊歩道を進むと、山の南側、ダウンタウンとセントローレンス川を望む展望台に到着します。

 

大きな遊歩道ですが、天気の良い土曜日の午後、やっぱり結構な人出でした。

この人たちもSEPAQ 一日無料デーに乗り遅れた人たちか、と思いつつ。笑

 

 

SEPAQはやっぱりモントリオールからだと車でなきゃ行かれない遠方に多いですからね、いきなり当日アナウンスされても、、て、多分前からあちこちの広報誌などに載っていたんでしょうけれども。

 

 

下の写真では、真ん中あたり、向こう側に人が一列にずらずらっと並んで見えますが、そこが展望台の柵の部分で、休日は写真撮る人、セルフィーする人、誰かに写真撮ってもらってる人などでごった返します。

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うちも、遠くから友人や家族が来ると、ここへ連れてきて街の構造を説明したり、以前住んでいたところを見せたり(あの緑色の塔が見える?あれの右側をちょっと進むと、小さな運河が見える?あの手前の茶色い建物のすぐそばに住んでいたんだよ、、、と言う具合に。なので、聞いてる方は実際それを理解しているのかは不明です。笑)

 

大したランドマークのないモントリオール、フォトジェニックな建造物もあまりないモントリオール、観光地にはちょっと不足な中規模都市なモントリールですが、この山は市民生活の象徴?と言う感じでみんなが大好きな公園なんですよ。

この公園をデザインしたのは、あのニューヨークのセントラルパークをデザインした Frederick Olmstedさん。

ニューヨーク大好きなモントリオーラーたちにとってはこれも自慢の種でしょうか。

ま、有名人とか有名なものに弱いって言うことですけれど。笑

 

Mount Royal - Wikipedia

 

展望台からダウンタウンを眺めていたら、あ、あんなところにこんな方が!

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モントリオール人が誇る有名人といえばやっぱりこの人、、、こんなところにいらっしゃるとは気が付きませんでしたよ。笑 (お分かりでしょうか、、、真ん中ちょっと左手にそびえるベージュの建物に描かれたあの方の笑顔が、、、)

 

 

この後友人宅に到着し、美味しいディナーをいただきましたが、長くなったので今日はここまで。笑 


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