デコレーション用の小さなカボチャたち。怪獣か?と思うような奇形が面白いのですが、これ、ちょっと白鳥っぽいなと。笑
地球温暖化の脅威は思ったよりも切迫している
今年の夏は世界中どこもかしこも異常に暑くて大変でしたが、国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の発表した報告書で、世界の平均気温の上昇を、産業革命以前に比べて2℃ではなくて1,5℃に抑えないと、大変ですよ、と。
どう大変なのかは色んなメディアで詳しく報告されていますのでそちらをご覧あれ。
国連機関といえば、以前WHOが「ソーセージなどの加工肉は発がん性がある」と発表した時も、「だから食べるのを控えよう」じゃなくて「なんてことを言いだすんだ!伝統的な食文化を攻撃するひどい話だ!」と怒り出して反発した業種や個人商店の方々の様子が報道されましたが。
今回の報道を受けて、「また言ってるよ、そんなことは証明されてないんだから」と現実を直視しない傾向にある方々は、やっぱりそのまま目を背けて生きていくのでしょう。
個人的に出来ることってあるの?
グリーンハウスガスは、個人が焚き火をしないとか車をなるべく使わないとか、そういうことだけでは地球規模で減らすことはできませんから、各種産業で排出しているレベルをきちんと把握してきちんと責任を持って対応してくれなきゃ始まりません。
各国政府がきっちりと行動することが重要です。
地球を汚染して自社の利益の為だけに行動する企業のやり方を変えなければ。
そうでなければ私たち市民が出来ることって、風前の灯って感じです。
とはいえ個人で出来ることは無理のない範囲内でやっぱり実行したいです。
車に乗らない(乗る頻度を下げたり、カープールしたり)消耗品を使わない、消費自体を控える、など色々ありますが、地球温暖化削減への個人的な取り組みでやっぱり一番有効なのは、動物性食品の摂取を大幅に削減すること、これに尽きると思います。
それも、最早出来る範囲で個々の判断でやりましょう、という話ではなくて、肉食の割合の高い文化圏では、そろそろ全体的に摂取量をグンと引き下げるべき、という話も出ているようです。
英国のガーディアン紙の記事、お時間がある方はぜひご一読を。
先日読んだみんみさんのブログで、「エコブログを書いている人たちがヴィーガニズムやヴェジタリアニズムに無関心なのは節約ブログを書いているのにブランド商品をホイホイ買っているのと同じような矛盾ではないか」と書かれているのを拝見しました。
節約ブロガーが一円貯金しながらブランド品を衝動買い、、絶妙な例え。笑
ミニマリスト・ブログなのにお買い物報告記事が頻出するブログ界ですから、なんでもありなんだとは思いますが、仰ること、わかります。
ブログに限らず、子供達の未来をよりよくすることに関心があるべき親である人たちが、SUVを乗り回して肉を毎日三食食べてて、使い捨てのプラスティックをホイホイ捨てている様子を見ると、やっぱりそれって矛盾もいいとこよね、と感じますし。
毎日の暮らしのなかで、なるべく効率よく、なるべく(自分の)負担を軽くして、なるべく楽しく過ごしたいのは人情ですけれども、後先考えずに無茶苦茶やってるとあとでしわ寄せが来るわけで、そのしわ寄せは私たちの世代ではなく、次の世代以降の方達に来るわけですからね。
やっぱり、ヴィーガニズムやヴェジタリアニズム、無視できないですよ。
動物性食品が入ってないからって、ボソボソとまずいもの食べてるわけじゃないですしね。 笑
減らすってどれくらい?
ガーディアンの記事はイギリス国内の現在の肉の摂取量を基準にして、「西欧諸国の人々は現在の牛肉の摂取量を90%減らす必要がある」と書いています。
日本では一人当たりの年間の肉の消費量は1960年の3,5キロから大幅に増加して、2013年には一人当たり年間30キロ消費するようになっているそうです。(牛肉のみではなく、豚肉と鶏肉も含めた数字)
日本の平均的消費量は多分欧米、特に英国や米国の一般的な消費量よりも若干低めだとは思いますが、これを90%減らすということは、1960年レベルに戻すのと同じですね。
1960年とは、昭和35年です。まだ戦後間もないって感じですね。
その当時の食卓がどんなものだったのだろうと思ってググってみたのですが、60年代の食卓のいわゆる一般的な詳細は見つけられませんでした。
その代わり、70年代以降の日本の食文化の変遷に関するリンクが色々とヒットし、その中にはこんな話も↓
やっぱり生活習慣病と欧米化した食生活って強く結びついてるんですね。
日本の人たちが現在食べている肉の量や頻度を90%減らすべきかどうかは私の知るところではありませんが、減らすこと自体は有益なのではないかと思います。
地球にも健康にも良いですから、パートタイム・ヴィーガン(もしくはヴェジタリアン)お勧めです。