先週、風邪をこじらせることになった紅葉見物でしたが、田舎の空気を楽しみつつ、そろそろ時期も終わり頃なアップル・ピッキングにも行きました。
その日がユーピック最終日だと言うオーチャードに。
ところが車を出て農家の建物へ歩いていくと、そこにはすでに収穫されて綺麗にカゴに盛り付けられてディスプレイされたりんご各種が。
風邪でだるかったこともあり、自分で収穫せず籠のりんごを買うことにしましたよ。
何種類かのりんごから、Gala, Spartan, Cortlandと三種類選び、もう一種類何にしようかな、と迷っていたら、農家のおばちゃんが「Libertyがおすすめですよ」と。
初めて聞いた名前だわー、と言ったら小さなのを味見にくれまして、齧ったら酸味と甘味のバランスが好みだったので思わず「うわー、美味しい〜!じゃあそれも一籠いただきます」と声を上げましたらば、おばちゃんも喜んでくれて「でしょ、美味しいでしょ、私のお気に入りなんですよ」といいながら、オマケのりんごをカゴに一つ二つ入れてくれました。
一籠5キロ入りくらいを四つですから、のんびりしていると最後の方は鮮度が落ちますから、毎日日替わりでいろんな種類を食べているのですが、それぞれの味がかなり違うことに驚きます。
今までは種類を混ぜてもせいぜい二種類くらい、大概は「まあおんなじようなもんよね」とその時に一番盛りな種類をとってくることが多かったので、こんなに味が違うとは、今更ながら驚いた次第です。
そしてやっぱり、Libertyが一番好みですね。
甘いだけじゃなくて、酸味がちょっと強くて、でも酸っぱいわけじゃなくて、とても美味しいのです。
りんごといえばマッキントッシュが好き、という人が多いのですが、私はそれほど好みではなくて、しかもマッキントッシュはりんごの種類の中では熟すのが一番早い時期らしく、私たちが「そういえばそろそろりんごの季節だね」と気がついてオーチャードにいく頃にはとっくに終わっているため、うちではあまり食べません。
あ、そうは言っても庭のリンゴはマッキントッシュなんですけれどね。
でも毎年リスにかなりやられますし、今年はなんと、収穫はゼロなんです。
たくさん取れる当たり年と、そうでない年が順番に巡ってくるという感じでしょうか。
そんなわけで、大きめなりんごを選んで今日はタルト・タタンを作りました。
皮を剥くのがしんどそうだったので(まだ風邪ひいてます)そのままやってみたんですが、やはり剥いた方が食べやすいでしょうね。
次回はもうちょっと手間かけて皮むきましょう。
レシピはいつも使ってるのですが、これ、フランス語でメモってありますので、元レシピはきっとこちらのブログから、、、だと思われます。
でも今この方のサイトのレシピのリストを見る限り、タルト・タタンの普通のレシピは載ってなくて、クインス(ボケの実です)で作るものしか載っていません。
あんまりに普通なレシピだから削除してしまったんでしょうかね。
タルト・タタンのレシピは多分ググれば色々と出てくると思いますし、他人様のレシピをここで公開はしませんけれども、ヴィーガンでないレシピをヴィーガナイズする方法だけメモしますね。
タルト・タタン、メモ
- りんごの部分は今回は大きめのリンゴ6つ
- バターの代わりにココナッツオイルを105ぐラム
- 砂糖をテーブルスプーンで6杯
- りんごにはレモン汁とシナモンとナツメグをほんのひとつまみ
皮部分はVeganomiconのタルト生地を参考に、砂糖をこさじ2杯入れ、塩はこさじ半分に押さえ、コーンミールは入れず
タルト・タタンのレシピを見ると、「大きなりんごを4つ」などとあったりするのですが、カナダのリンゴは日本のりんごよりもかなり小ぶりなんですけれど、フランスのレシピでも4つ5つと書いてあるところを見ると、フランスのりんごもカナダのよりも大きいんでしょうか。
ちなみに今まではユーピックをやってるところで自分たちでりんごをもいで袋に入れて買う、というのをやってましたけれど、今回すでにカゴに入ったのを買ってみて気がついたのは、ユーピックよりカゴで買う方が安かったということ。
まあね、ユーピックはりんご代じゃなくて遊ばせてもらってるお代を支払って、その上りんご代も、っていうことなんでしょうね。つまみ食いもするし。
モントリオールから車で行けるオーガニックのオーチャードでユーピックをしているところが尽くユーピックをやめてしまったのも、商売的にはユーピックをするのは効率が悪いということなのかな?とも思います。
実際のところは不明ですが。
毎日りんごをせっせと食べてます