食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

春菊と酒粕でキャセロール

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見た目が良くありませんが、カリッと香ばしいクランブルと滑らかで深い味わいの酒粕キャセロール
異常に温暖ですが秋らしくオーブン料理

異常な暖かさが続いていましたが、そろそろ秋が戻ってきました。

 

   

ということで、久々にオーブン料理、春菊と酒粕のキャセロールを作りました。

これは野菜料理家のカノウユミコさんのレシピを作るうちに我流になったものです。

 

帰省した時にカノウさんのレシピ本を買ってきた時の記事。

 

casse-pied.hatenablog.com

 

この時一緒に土鍋も買ってきていたのでしたっけ。

結局電気調理台で土鍋炊飯は使いにくく、炊飯にはほとんど使わなくなりました。

土鍋としては使ってます。

インスタントポットも炊飯用途にちょっとマゴついていますが、またまた無駄な買い物をしたくないので水の量を変えてみたり色々模索中です。せめて圧力鍋として別の用途にも活用して「買うんじゃなかった」と言わずに済ませようと頑張り中。

 

一方カノウさんの本は大変有効に使えましたよ。

この本に載っているいくつものレシピが自己流に改変されて定番になってます。

 

 

このキャセロールも、何度も作っている割には書いていないので、改変版の材料と手順だけメモしておきます。

 

春菊と酒粕のキャセロール (多分6人分くらい)

  • 春菊
  • 酒粕
  • 白味噌
  • オリーブオイル
  • じゃがいもかパスタ 
  • 今回はビートルートのローストも入れました
  • キノコ類
  • 玉ねぎ
  • 豆乳
  • 小麦粉

 

クランブル (普段はパン粉)

  • 小麦粉
  • オートミール
  • ヴィーガンバターかココナッツオイル

 

 

普段はパン粉をかけてお終いなんですけれど、以前マモさんのブログで、甘くないクランブルというのを見かけたのを思い出して、自己流にクランブルっぽいものを上にかけて焼きました。

www.pan-panpan.net

 

手順

酒粕は少量のお湯をかけてふやかします。 

ふやけたらかき混ぜてオリーブオイルと白味噌と混ぜ合わせます。

 

フライパンで玉ねぎ、春菊、マッシュルームなどキノコ類をしんなり炒めたら小麦粉を大匙3杯ほど入れ、そこに豆乳を少しずつ入れて行ってベシャメルソースっぽいものを作ります。

 

ソースの固さはスープっぽくならない程度。

ここに湯で緩めた酒粕を入れるので、全体の水分量が多すぎないように。

 

じゃがいもとビーツは予め加熱して食べられる程度にしておいたのをソースに絡めるように。

 

 

ベシャメルとビーツとじゃがいもと混ぜ合わせたものをオーブンディッシュに広げたら、クランブルを広げて上にのせ、オーブンで30〜40分ほど焼き色がつくまで調理して出来上がり。

 

我が家はキャセロールはおかずじゃなくてこれで完結する夕飯なので、炭水化物と野菜とタンパク質がバランスよく入っていて一皿で満足するボリュームにしたいため、カノウさんのレシピと方向性が違う感じになりました。

 

酒粕と白味噌がチーズのような役割をして、味に深みを与えます。

春菊の苦味ととてもよく合います。

 

 

 

春菊をこう使うのか!という驚きとインスピレーションを与えてくれたレシピです。 


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生姜の皮剥きと、思い出の食事?

コンフォートフードと懐かしい思い出

前にも何度か書きましたが、英語圏にはコンフォート・フードという概念がございますね。

 

食べるとほっとする食べ物。

落ち込んでる時とか、自分を励ましたいときに食べたくなるような、食べると元気回復するような、そんな食べ物。

 

感情に訴えるものなので、健康のためによくないとか、こんなの食べると太るとか、そういう理性的な批判の入り込む余地はなし。

「あなたのコンフォート・フードはなあに?」と聞いて出てくる答えの多くは、北米の場合はやはりチーズとかパスタとか肉とか、重たい感じのメニューが多いような印象です。

 

ケベックでは絶対に誰かが「プティン」と言い出します。

 

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このプティン、最近では(もっと前から?)ケベックの外の州でも結構広まっているようで、たまにカナダ以外にいる人たちが「カナダの食べ物」として紹介しているのを目にすることも。

ええ?プティン、いつからカナダのものに? (ケベック州民にはカナダの中のケベックという認識は薄く、カナダとケベック、並列に認識しているフシがままあるのです。)

 

フレンチフライにチーズカード(チーズを製造するときの副産物で、これそのものを食べるのもジャンクでB級グルメ系)を乗っけて上からインスタントの粉末をお湯で解いたような化学調味料バッチリな「グレイヴィー」をかけて食べる、ジャンクの中のジャンクな食べ物。

 

他にはマック&チーズ(マカロニ&チーズの事)とか、ラザニアとか。

 

 

 

こう言う話題になると、あれこれ食べ物の名前が飛び出すと同時に、その食べ物を食べていた幼児期の思い出とか、その食べ物を作ってあげていた我が子が幼かった頃の思い出とか、人々の記憶が紐解かれて話が盛り上がります。

 

 

大量の生姜の処理をしながら聞いていたポッドキャストで、思い出の食事と言う話題で人々が盛り上がっていました。

 

open.spotify.com

 

結構ジーンとくるような思い出のシーンをいろんな人たちが披露していたのですけれど、はて、自分にはどんな思い出があったっけ、、。

 

 

思い出そうとすればする程、全然思い出せないことってありますよね。

 

 

、、、、全く思い出せません。

 

 

 

わー、私って心の冷たい人間なのかな?

全然思い出せないなあ。

 

 

私は祖父母と同居している家庭で育ったのですが、子供ながらに祖母と母の味付けが結構違うことに興味シンシンでした。

 

お母さんの卵焼きは甘いけど、おばあちゃんのはしょっぱい。

 

これが一番衝撃的で。

 

初めて食べた時はおばあちゃんの卵焼きはまずいと思った覚えがあります。

ひょっとして発言してしまっていたかな?その記憶はありません。

 

母はフルタイムで仕事に行っていたので、祖母が作ったものを食べる機会も結構あり、たまに祖母の卵焼きが続いたあとで母のを久しぶりに口にして「あれれ?お母さんの卵焼きが不味く感じる?」と驚いた覚えもあります。

 

慣れってすごいですね。

 

そのうち両方に慣れて、両方とも受け入れていたのですけれどね。

細かな食にまつわるエピソードはいくらでも覚えています。

 

母も祖母も味付けは違えど、二人とも料理上手だったので、まずいものとか出来合いとか、そういう経験はありませんでした。

嫌いなものはありましたけれども。(牛乳、温めて表面に膜が張った牛乳、白和え、目玉焼きの白身、ほうれん草、ご飯のお焦げ未満の茶色っぽくてぐちゃっとなった部分、などなど)

 

 

でも、「思い出に残ってる食事の場面」は出てきません。

なんだか、文句ばっかり言ってて感謝の心を忘れてる人みたい。

思い出したいけど、何も思い出せません〜。

 

 

実のところ、フルタイムで働きつつも、帰宅後チャチャチャッと夕ご飯を作ってくれてた母はすごいなあと今でも感謝と、よくそんなエネルギーがあったもんだ、と言う感嘆の気持ちでいっぱいですが、年に何度か、仕事先の親睦会だかなんだかで母が夕飯の支度をできない晩があったのですが、これが実は楽しみだったのですよ。

 

それは、祖母が普段母が作らないようなものを作ってくれていたから。

 

第二次世界大戦に日本が敗戦するまで中国東北部に住んでいた祖母は、和食よりも中華をよく作ってくれ、しかも東北部ならではな粉物が得意だったので、包子とか、祖母が呼ぶ名前は「ピン(餅)」でしたが今で言うネギ餅みたいなものとかがよく登場しました。

 

だからきっと、「お母さん明日は夕ご飯作れないからおばあちゃんが作ってくれるよ」なんて言われる度に「わーい!やった〜!」なんて歓声をあげて母の気分を害していたのではないかと思うんですが、それもはっきりした記憶なし。

 

 

思い出の場面がないってのは要するに歳とって忘れちゃっただけ、、、かな。

 

 

生姜の皮剥き

大量に買った生姜はオーガニックでない場合は皮剥いて、オーガニックな場合はそのままざく切りにしてフードプロセッサーで粉砕してお酢をたらして瓶詰めします。

これで無駄なく完全消費。

大量に皮剥きする時は、ティースプーンで剥きます。

包丁で剥くより薄く剥け、サクサクっと進みます。

 

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スプーンで皮剥き

皮がガビガビになってるところやへっこんでて剥きにくい部分はあとで包丁で取り除けばよし。
 

 

11カップのフードプロセッサーのボウル一杯ほど処理して、500mlのメイソンジャー二つ分になりました。

 

 

向こう二ヶ月は生姜の処理は無用です。


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座りっぱなしの生活は次世代の喫煙

 

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庭の片隅に押しやった落ち葉。作業はこれでおしまいです。

 

腰痛持ちの姿勢ポイント

 

私は大学生の頃に無茶をして腰を痛めて以来、ずっと腰痛持ちです。

 

 

同じ姿勢をずっと取っていると腰にきます。

 

庭仕事は15分同じ姿勢でやってると腰にきます。

重い物を持つのもダメですし、同じ動作を続ける、体の重心を片側に置くような姿勢を続ける、などもダメなので、ずいぶん昔カーリングの体験レッスンをして、結構才能あるかも、という発見がありましたが、小一時間やってるうちに腰にきたので、ごめんなさい、カナダのナショナルチーム、私はカナダのカーリングの星にはなれません、と辞退。(冗談です)

 

 

座るときには足を組まなくなって10年以上経ちます。

 

 

姿勢の点でも運動の種類という点でも、体のバランスを常に気にして生きてまいりました。

 

座り続ける仕事だと腰にくるので、歩き回るのと座るのと、半々くらいにバランスの取れる今の仕事はとてもありがたいのです。

 

が、コロナの影響で家でズームでミーティングしたり、ロックダウン解除後は人数制限しつつ、紙を減らしてネット上でファイルを共有するシステムを導入したために、パソコンに向かう時間が増え、歩き回る時間が減ったため、仕事中座ってる時間が激増してしまいました。

 

 

 

数年前から言われるようになったのがSitting is new smoking.です。

座りっぱなしの生活は喫煙と同じくらい体に害悪だというのです。

運動不足がいけないというのではなくて、座って過ごす時間が長いのがいけないと。

腰痛のない人たちにも悪いってことですよね。

 

ここ数年は「立って仕事をするデスク」が普及したり、立ちっぱなしだとそれはそれで疲れるからと「立って仕事するデスクだけど、座りたい場合は高さを調整して普通のデスクにもなる」製品が登場したり。

 

人口の8割は腰痛持ちだという説もあるくらい、多くの人が苦しんでいます。

 

 

体の構造と椅子に座るという行為

人間は元々四つ足で生きていた先祖が二本足歩行になり、直立歩行になり、、体の構造の元々のあり方と逆行する姿勢をとるようになった、、、から腰痛とか肩こりがあるんだ、と言われますね。

 

椅子に座るという行為は背骨の自然なカーブを考えると、不自然でよろしくない姿勢なのだと。

ずっと座ってることで体のあちこちが圧迫され、体液の流れを抑圧し、、、良いことがほぼないらしいと。

 

 

とはいえ疲れたら人は自然に椅子に座りますよね。

でも日本には昔は椅子はなかった。

 

床に座るなら胡坐をかくか横座りが一番楽ちんですよね。

  

でも長時間この姿勢だとやはり体には負担だと思います。

 

では何が一番自然で楽な姿勢なのか、、、

 

 

いつも通ってるカイロプラクティスのドクター曰く、しゃがむという姿勢が一番体には自然で楽なのだそうです。

 

 

 

しゃがむ文化圏

日本で育った私はしゃがむの平気です。

 

欧米出身の友人たちと一緒に和んでいた場面で、どういう経緯だったか覚えていませんが、私がふとしゃがんだときに言われました「あ!その姿勢、日本の人たちはできるんだよね、でも私たちノン・ジャパニーズにはできないんだよ!」

 

その発言をしたのはキウィの子で、ノン・ジャパニーズと言いつつ、その場でうなずいていたのはみんな西欧圏出身者でした。

 

イスラムやインド亜大陸、東南アジア諸国、もしかしたらカリブ海諸国も、、、何しろ西欧諸国以外の文化圏には日本以外にもしゃがむ文化圏は多く存在しますよね。

日本同様にこのような文化圏にも欧米の生活スタイルは入り込んでいますから、しゃがまないで椅子に座るばっかりの人も増えてるかもしれませんが。

 

何しろ、しゃがむという行為は西欧文化的な価値基準からすると、お上品ではないし優雅でもない。

 

だいたい、しゃがむ姿勢は排便や出産などと言ったとても生物的(⇆文化的)な行為を思い起こさせます。

でもそれは同時に、しゃがむという姿勢がいかに排便や出産するときに自然で有効な姿勢なのか、ということでもあります。

 

 

しゃがむという意味のSquatで検索すると、筋トレでやるスクワットのことばかり出てきて、しゃがむことの利点についての情報はパッと出てきませんが、こんな記事を見つけました。

 

タイトルは、椅子に座り続けてダメになった体を開放する「しゃがむ」ワザ(意訳)

getpocket.com

 

しゃがむことを忘れた西欧社会、もう一度しゃがむことを思い出してみませんか、というようなテーマです。 

 

しゃがむときに必要な柔軟性は、膝だったり足首だったり腰や骨盤の付け根だったり、体の重要なポイントに関わっています。

しゃがむのをやめた文化圏で生まれ育った友人たちにはできなかった姿勢ですが、多分練習すれば、手遅れでなければ彼らだってしゃがめるようになったはず。

同時に、しゃがめる文化圏出身者も、しゃがまないことで関節が固まってしまってしゃがむ能力を失うこともあり得ますよね。

 

 

しゃがむのが良い姿勢だと言われても、ずーっとしゃがんでいればそれはそれでアチコチに痛みがくるでしょうけれども。

 

 

人類は野生動物より脳が発達して知恵があると思いがちですが、野生動物はこういうこと一切考えずとも柔軟に動き回ってます。

 

 

それとも野生動物も腰痛あるのかな? 


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異常な温暖さ・荒んだ心を癒す時 

気候変動は確実に

先週半ばから、モントリオールでは11月というのに日中の最高気温が20度近くなる日が続きました。

それでも朝は0度近いので、朝はやく家を出なきゃいけない上司は「帰りは暑いと思うけど仕方ない」とダウンジャケットで出勤。

私は徒歩に切り替えていたものの、もったいないからやっぱり自転車で出勤。

とすると出勤時間の20分前に家を出れば良いので、そのときすでに気温が14度くらいとヌクヌクなため、ジャケットなし手袋なし。

 

これがあと2日くらい続くらしいです。

 

そのあとはまた晩秋に戻る(はず)

 

このまま冬が来ないでくれたら良いねえ、と職場の人々。

年々気温が上昇すれば、そのうちカナダも温暖で過ごしやすい土地になるのかも。

それ自体は良いですけど、ハリケーンとか洪水とか森林火災とか、そういうのもセットで頻発しますからね、各国政府、環境政策を引き締めて行かないと。

www.bbc.com

 

大統領選挙の翌日、トランプの言葉通りアメリカ政府はパリ気候変動協定から撤退しましたが、バイデン当時候補は「トランプは撤回したが77日後にバイデン政権が戻す」と発言していました。

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11月4日付けのバイデン(当時)候補者のツイート

アメリカの環境政策への取り組みの変化に期待したいものですが、どこまでできるでしょうか。

 

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暖かさと選挙結果を祝って庭でランチバーベキュー

異常気象ですが、暖かいのは嬉しいので土曜はしまってあったバーベキューを引っ張り出して 来て、ランチバーベキューといたしました。

ついでにバブリーも。

 

 

長かった、見てただけなのに疲労困憊した

自分の国の選挙じゃないですし、候補者でもないですし、ただ報道を読んで知人や義姉義妹たちと会話してるだけですが、それでも長かった!疲れ果てた!

 

ペンシルバニア州に住んでいる義妹、友人や職場の知人たちの中にはトランプ支持者が割といて、だから彼らがどういう考えでトランプを支持するのかを理解しています。

毎日顔を合わせる友人、知人たち。

人間関係を良好に保ちたいから、政治の話は一切しない、絶対しない、と言っていました。

 

一方カリフォルニア州に住む義姉はトランプ支持者と言葉を交わすことはあんまりなさそうな地域に住んでいて民主党の選挙運動にボランティアで関わっています。

 

そしてカナダに住んでいる夫と私。

カナダは、アメリカの共和党支持者や共和党政治家たちが忌み嫌う「ソーシャリズム」を実践している国ですから、税金が上がったってそれで医療費がカバーされて、ちょっと病気したくらいで路頭に迷うようなことのない安心な制度の何がいけないのか、と思ってる人多数。

  

 

トランプ政権になって以来、それまで受け入れられないとされていた反社会的で差別的な発言や行動をする人々がアメリカ社会の中で確実に増えました。

大統領が率先してやってるんだから当然ですけど。

 

カナダは単なる隣国ですけれど、家族がアメリカとカナダの両国にいるという人は多いし、ポピュラーカルチャーは共有していますから、アメリカの荒んだ状況は日々とても身近に感じられます。

 

政治的な信念はさておき、ここ数年来の人々の口調というか態度というかなんというか、右か左か問わず激しさを増していて、当事者たちも周りの者も、みんなかなり疲弊していたと思います。

 

 

昨日、バイデン次期大統領とハリス次期副大統領が行った勝利宣言のスピーチ。

バイデン次期大統領は、「聖書にあるように何事にもその季節があります。何かを築く時、刈り取る時、タネをまく時、そして癒す時。今アメリカは癒す時を迎えました。」と言いました。(聖書の日本語訳とは言葉遣いが違っているかもしれませんがご了承あれ。)

The Bible tells us that to everything there is a season – a time to build, a time to reap, a time to sow. And a time to heal. This is the time to heal in America.

本当に、アメリカは癒しが必要な時期に来ていますね。

問題を多く孕んでいる社会だからこそ、人々の不満を利用するトランプのようなデマゴーグが大統領になってしまったわけですから、バイデン政権が取り組むべき課題は大きい。

 

アメリカ市民の皆さん、見守っていた隣人の皆さん、ひとまずお疲れ様でした。

 

 

あ、でもまだ裁判沙汰が残ってるのか。 

南米やアフリカの独裁者みたいなことにならなければ良いですけれど。


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Instant Pot で炊飯の良し悪し

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毎年秋になると美味しいリークが出回ります

写真は本文とは一切関係ありません。

商品レビューじゃないので記事中触れている商品の写真は載せたくないし、、苦し紛れに去年の写真を!

去年の今頃は何してたかな、と見てみたら、同じようなもの食べて似たようなことしてますが、自由だった、、、。

 
20年来の炊飯器が壊れた

我が家には、20年近く前にお友達のお古でいただいた、ものすごく昭和の香りのする炊飯器がありました。

寸胴で、ほんわかピンクの花柄模様。

ついている機能は炊飯と保温のみ。

 

内釜のテフロンがかなり剥がれてきていて、これはヤバイ、と思いつつ、まだ壊れていないし、子供に食べさせるわけでもないし、と罪悪感を感じながらもそのまま使っていました

 

それがこの夏、突然壊れました。

 

20年も(前の持ち主の使用期間を入れるともっと)よく頑張ってくれました。

昔の家電は長持ちなのか、単純な構造だから壊れにくいのか。

 

 

その後は厚手の鋳物鍋でご飯を炊いていましたが、以前は炊飯は夫の仕事だったのに、なぜか鍋で炊くことになってからはこれが私の仕事に。

 

夫に聞いたら、「新しい炊飯器を買おうよ、前の炊飯器に慣れてたから、鍋だとちょっとね」と。

夫が面倒くさがるのみならず、炊飯にちょうど良いサイズの鋳物鍋は出番が多いので、ご飯を炊くたびに他の料理に使えないのも不満。

 

それなら炊飯担当者が希望するマシン、労働環境向上のためにも、その願い、叶えて差し上げましょうか、と。

 

 
新世代炊飯マシンを探して

日本製炊飯器を買う気は毛頭ありませんでした。

 

だって、たかが炊飯するのに何万円のマシンが必要?

 

昭和の炊飯器で十分美味しいご飯を食べていましたから、コンピュータ制御で多機能でお粥やヨーグルトも作れる、そんな大そうなものに何万円も出す気にはなれず。

 

 

しかも「炊飯器」はどんなに高価で多機能でもやっぱりテフロン加工の内釜ですから新たに買う気にはなれません。

 

と、ぼんやり悩んでいたところ、Instant Potという製品で炊飯している方のYouTubeを発見しました。

インスタントポットも多機能鍋ですけれども、内釜はステンレス。

 

ふむ。

 

 
ネットで調査

インスタントポットは「電気圧力鍋」で「スロークッカー」。

圧力鍋もスロークッカーも持っています。

だから欲しいと思ったことはありませんでしたが、炊飯器として使えるならあっても良いかな、と炊飯機能の使い方とか炊き上がり具合のことなどを調べてみました。

 

やっぱりご飯ですので、日本語で、日本の方が使い方を説明しているブログやYouTubeをいくつか参考にしました。

 

sekai-e.com

 

hinodesunrise.com

 

だいたいが好評価をしていらっしゃる様子。

ふむ。

ご飯の炊き上がりはもちもちしていると。

ふむ。

 

 

 

日本人以外の方もインスタントポットでご飯を調理する方法、などのYouTubeを発表していらっしゃいます。

日本人以外の人たちも美味しいと思えるということは、もちもちではないご飯も炊けるってことよね?(日本米のようにお箸で口元に運べるご飯でなく、パラパラとしたご飯が良しとされるので。)

 

ステンレスの内釜に炊き上がったご飯がこびり付くという問題はありますが、そんなものは水を張って後で洗えば良いし、税込みで100ドルしないし、じゃあ買ってみよう、と。

 

 

使ってみた感想

ご飯は評判通り、モチモチに炊き上がります。

これは好きずきですし、日本人のYouTubeやブログにも「だからダメ」という評価はみられなかったのですが、個人的には正直「ちょっと疲れる」感じです。

 

まず最初に炊き上がったご飯を食べた夫が「餅みたい」と。

褒めているのではありません。(彼は餅嫌い)

 

 

しまった、もちもちしたご飯が美味しく感じられない人が目の前に!

 

何度か炊き方のモードを変えてみて、あまりモチモチしていない炊き上がりを目指してみたのですが、今の所どう炊いても出来上がりはモチモチ。

 

何度かモチモチのご飯を出しているうちに夫も慣れてきたような気がしますが、今度は私がちょっと胸焼け気味。

 

もちもちしているってことは、グッと凝縮されている米粒たち、普段食べるカサと同じ量食べるとちょっと食べ過ぎになるのかもしれません。

 

もっとふわっとしたご飯が良いなあ。

 

 

それなら鍋で炊けば済む話ですが、なら買う必要はなかったわけです。

あー、失敗かな。

 

 

先日作ったPhoはインスタントポットのYouTubeをいろいろ検索していて偶然見つけたブロガーさんのビデオのおかげで作ることができたし、圧力鍋やスロークッカーとして使えるわけだから、買って大失敗、というわけではありませんけれども、炊飯器の手軽さを求めて買った点においては失敗かなあ。

 

加熱時間や圧力の具合など、設定を変えられるので、自分の好みに炊き上げる工夫をしていらっしゃる方々のブログを見かけましたが、「柔らかい」「硬い」などの表現は主観がかなり入るので、他人が言う「美味しい」が自分の美味しいと同じとは限らないので、自分で実験して見るしかありませんね。

 

いろいろ検索していたら「これで炊いたご飯は食べられたものじゃなかった」なんていうコメントも出てきました。

こういうコメントはなんの参考にもなりませんが、きっとこの方の好みからかなり外れたものが炊き上がったんでしょうね。

 

そこまでこき下ろす気はしませんが、自分の好みって、好みじゃないものを食べて初めて気がつくこともあるんだなあ、と。

ご飯なんて日本に生まれ育った人は日常的に食べてるものですから、こんな年になるまで自分が「もちもちのご飯はあんまり好みじゃなかった」と気がつかなかった自分に驚いています。

 

 

赤飯やおこわは好きなんですよ、でもあくまで非日常の食べ物として、なんでしょうね。


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