食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

Kombuchaって紅茶キノコ!

ここ数年、ヴィーガンやベジタリアンのものを扱っているカフェなどで、オシャレなガラス瓶入りのドリンクを見かけるようになりました。

そしてそれらには Kombucha と書いてあります。

これが昆布茶?昆布茶なのに、オレンジ風味とかジンジャー風味とか、おいしいの?と思ってたんですが、違いました。昆布茶とは一切関係ない代物で、日本語であえていうなら、紅茶キノコでした。紅茶キノコって、ずいぶん昔日本でも流行りましたが、日本発祥ではなく、モンゴルだかシベリアのどこかだかの長寿の村で飲まれていたものが「こんなに長寿な人々が飲んでるんだから、健康にいいんだろうきっと」と言うわけで世界中(?)に広まったものらしいです。とはいえ、北米に広まったのはここ4、5年くらいでしょうかね。

ちょっと前にカフェに行ったときに、暑かったのと、コーヒー以外の選択肢があんまりない店だったので、ではコンブ茶飲んでみようと、ジンジャー風味のを飲んでみました。爽やかな酸味と微炭酸で、まあ悪くないかも、と言うと、同席した知人曰く、Kombuchaは培養できるよ、と。

さっそくその瓶の中身をほんの大さじ2杯くらい残して家にもちかえり(今考えるとケチですね)、ググりましたよ。日本語でも英語でも、Kombucha/紅茶キノコのレシピが一杯でてきました。

作り方

カップ2杯くらいの紅茶を作り、そこに50gくらいの砂糖を溶かす。紅茶が冷めてから、kombuchaのscoby(紅茶キノコでいう、キノコ、菌です)に与えてやり、瓶の上の部分はペーパータオルで覆って輪ゴムで止めて、何日か置いておく。

 

私は出来上がったKombuchaは、Scobyが浮いている瓶から別の瓶に注いで、scobyの瓶には3センチくらい残して(scobyが飢えないように。笑)すぐに紅茶液を作り、冷めたら注いでやります。熱いままの紅茶を入れると死んでしまうらしいです。

 

scobyは砂糖たっぷりの紅茶のなかに浮いて、だんだん育っていくのですが、2ヶ月くらいまえに飲み残しの市販のKombuchaの底にふわふわと漂っていた小さなものが、今では厚み1センチくらい、直径15センチくらいまで育っています。直径は、最初に使っていた瓶では小さくなってきたので大きめの瓶に移し変えたらその瓶の直径ぴったりになるまで拡大した、という感じです。

気温しだいですが、夏場はだいたい2、3日で酸っぱくなります。ひょっとしたら、scobyが大きくなるにつれ、出来上がるのも早くなっているかもしれません。

見極めどきが未だにつかめないので、いつも試飲するとすでに酸っぱくなっているので、私は炭酸水で割って飲みます。

紅茶だけではなく、緑茶やホワイト・ティー、ハーブ・ティーなどでも作ってみましたがいずれもうまくできました。味わいはそれぞれちょっと違います。

瓶の上にかぶせるものとして、最初はチーズクロスという、ガーゼよりもちょっと目が荒い布を被せていたのですが、夏場の台所で、小さなフルーツフライが発生しやすくて、チーズクロスのところにたかってるのを一匹みつけたので、万が一中に入りこまれては嫌だからと、ペーパータオルを使っています。

 

この紅茶キノコ、健康にいいとか栄養が、とかいう話には科学的な根拠はないみたいです。酢みたいなもんだから、体にいいような気持ちにはなります。

実はこのぐんぐん成長するscobyを株分けして人にあげてしまいたいんですが、私の周囲にはそういうことをしたがる人がいないのです。噂では通販などでお金を出して買っている人もいるらしいので、世の中はうまくいかないもんですね。オーガニックの瓶入りKombuchaを買ってちょっぴり飲み残して培養すれば、安上がりですよ〜、と声を大にして伝えたい。。。

 

追記:この記事を書いた当時は本当にSCOBYを持て余していたのですが、その後知人に譲り渡すことができたため、現在我が家にはSCOBYはありません。(2016年5月 )

 

こんなサイトもありました。

matome.naver.jp

 


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