日本食は、日本以外の文化圏でもますます人気です
特に、ヴィーガンやヘルシー志向の人々の間では、日本の食材や定番メニューがかなり広まっているようです。
勘違い付きで。。。
こういうのを見かけたとき、うわー、ひどいなー、うわー、美味しいと思うのかこんなの食べて、とか、いろいろと反応してしまいます。
今日は、お味噌汁を作ろう!というビデオをネットで見つけたので、ちょっと見てみましたよ。レシピをどうぞ。
(かっこ内)は私の心の叫びです。
- まず、水を鍋に沸かし、(ええ、出汁じゃないのっ?濃い味付けが好きな西洋人がこれで満足できるのか?)
- 野菜を切って投入し(まあこれはいい)
- 味噌をボウルの中に入れて、お水を足して緩め(鍋のなかで溶くのはちょっと高度なのかな?そんなに難しいとも思わないけど、ま、いいか)
- それを鍋に入れ (はい)
- 固い豆腐を小さなキューブに切ります。(こっちのスーパーで売られてる豆腐の主流。固いので炒め物などに便利。味噌汁や冷奴には、、、、無理がある、、、と、、、思う。。。)
- 鍋がグラグラ沸いてるところに切った豆腐を投入!(ええ、味噌が入ってからグラグラ沸かすん?)
- 味噌も豆腐も入ってて、グラグラ沸いてるから水面がアクみたいに泡立っちゃってる悲しい味噌汁に、海苔を切って投入!(海苔ですか?まあ、やったことないけど、面白いかも? それにしても、味噌も豆腐もかなりグラグラと、、、)
- さあ召し上がれ! (旨いのか!?本当に旨いと思うのか!?)
これを見て、ギョギョッ!と思ってしまって、ついコメント欄に、これとこれはしないべきですよ、みたいな余計なことを書いちゃいました。そんなこと読んだからって作ったことのない人たちにとってはよくわからないだろうから、意味ないですよね。
ああ。
ここはやっぱり、日本人にしてみたらあったりまえな「味噌汁の作り方101」とか、ビデオ作ってユーチューブにアップロードしてしまうべきなのか。
いや、そんなことしてるほど暇じゃないはずですが。年末だし。
でも、味噌汁なんて簡単だし、海苔じゃなくてワカメの方が美味しいと思うし(でもこれ、案外美味しいかも、やってみようかな)豆腐だって固いあの豆腐じゃなくて柔らかいのが結構簡単に手にはいる昨今だし。
どうせね、日本人がこだわってる部分を強調して「こう作るべし!」って言ったって、こっちの人たちには (a.そうやったのとやらないで作ったのとの違いが分からない b.そうする技術や繊細さがないのでイライラするだけ c.いいのいいの、これで十分美味しいと思ってるから)などの理由でしっかりと受け止めてはもらえますまい。
スの立った豆腐とか、グラグラ沸かしちゃった味噌とか、そもそも出汁の入ってない味噌汁とか、美味しいと思うもんなんでしょうか。それとも「これは健康にいいから、ヘルシーなヴィーガンなフーディの人たちが美味しいって言ってるんだから、美味しいのよ!」と思って頑張ってるんでしょうか。
まあね、外国の食べ物って、自国文化に紹介する場合に何かしら勘違いとか、自分たちの嗜好に合わせて調整と言うか別物にされることってどこにでもある話ですからね。
でもビデオで見たらやっぱり強烈でした。
こんなこと書いてるんですから、風邪はもうすっかり治ったようです。
お気遣いありがとうございました。