食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

海外で・満腹になる・庶民でも作れる・**

日本の食べ物を海外で、日本に暮らしたり訪問した経験のない人たちに作ってあげることって、日本出身者なら誰もが何度も経験していることだと思います。

私も昔は一生懸命色々と作ったもんだ。。。

 

ポットラックなどで「寿司お願いよ」なんて言われて、誰が食べるのやらわかりゃしないよと思いつつ、海苔巻きを持って行ったら置いたとたんに売り切れた、という経験もあります。

そうかと思えば、寿司ばっかりじゃ面白くないわ、とほうれん草の白和えと昆布巻きを持って行ったら、どちらも半分以上余った、ということも。

私なら寿司よりこっちの方が好きだけどなあと思うのですが、やっぱり寿司には「ぜひ一切れかふた切れは食べておかねば」と思わせる何かがあるのに対し、聞いたこともない料理だと「なんだ、ただの野菜やん、こっちのは黒くって異様だわ」と相手にされなかったり警戒されたり。

 

そんなわけで、寿司を作ってくれ、寿司が食べてみたい、自分は寿司をよく食べに行くから詳しいんだけど、あんた日本人なんだから一回くらい作ってくれよ、などと寿司をリクエストされることは今でもあります。

うちの職場でのランチで、寿司をぜひ、、という声が出ることもたまにあります。

そこで、本日の課題(?)

海外(材料が限られている、食材の値段も高い割に鮮度が悪いものも多い)で

満腹になるほどたっぷりと(日本人の平均よりも大量に食べる人が多い)

庶民でも作れる(限られた予算内でもちゃんと材料が調達できるような、、)

そんな寿司は可能だろうか?

 

うちの職場のランチは一人前が2ドル50セントです。

食べたい人たちはその金額を支払ってくれます。生活保護を受けている人が大半なので、それ以上の金額をつけてしまうと、払えない人が出てくるのです。

2ドル50セントで赤字にならないような寿司、、。

 

河童巻き、たくあん巻き、そして、アボカド巻き、がカサ増やしの王道を行くアイテムではないかと思われます。

でもこれらは正直言えば、それほど「美味しい!」とか「食べたい!」と手が伸びるアイテムではないですよね。

魚は全体に値段も高いですし、魚卵もやっぱり高価ですから、この条件下で使えるとは思えませんし、ヴィーガンの私が作るわけですから、できればこれらは避けたい。

 

子供の頃、母や祖母が作ってくれた巻き寿司の具はしいたけやかんぴょうの煮たの、卵焼き、など地味なものだった記憶があります。これ以外に何が入ってたんだっけ、と考えてみても思い出せません。

 

そうそう、もう一つの問題は、醤油です。

北米には、具にしっかり味が付いているような海苔巻きにでも、わさびと醤油をたっぷり真っ黒になるくらいつけて食べるものだと思い込んでいる人が多い。

それは塩分の取りすぎになるし、だいたい醤油をそんなに大量に準備するのも経費の無駄(醤油は結構高値なのです。)

 

何かいい解決策はないものでしょうか。。。 

 

いっその事寿司は諦めてもらって、炊き込み御飯とか、おにぎりとか、そういうのを紹介して「寿司だけじゃないのよ〜」って言うかな。

 

おにぎりは、アニメファンの人々の間で認知されているようで、私がおにぎりを持ってって食べてたら「あ!それ、アニメのシーンで見たことがある!美味しそう、食べてみたいなあ!」と言われたことが何度かあります。笑

普通のコンビニでおにぎりが買える(噂で聞いただけですので詳しいことは知りませんが)ような西海岸の都市じゃないので、珍しいんでしょうね。

 

とにかく、多くの人々が満足するような味と量を確保できるような、寿司または日本食のアイデアを求めて考え中なのです。

どなたかいいアイデアがあれば教えてください。

 


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