食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

春先にやらねばならぬコト

ちょっと暖かくなってきたと思ったら、やっぱり今年は何だか季節の訪れが遅くて、なかなか春らしくなりません。

それでも庭のチューリップが咲き始め、季節は確実に暖かい方向へ向かってはいるらしい。

 

日本では年末に大掃除をしますが、うちの界隈では春になると「スプリング・クリーニング」と言って、大掛かりな掃除をする人が多いです。

冬の間締め切っていた家の中の空気を入れ替え、窓を開け放ち、ラグやカーペットを洗ったり表に出して埃を叩いたり。

 

冬場の気温がマイナス30度くらいになるのも珍しくないうちの地方では、冬場は断熱がとても大事です。

ところが最近は断熱のテクノロジーが進んだせいか、逆に密閉されすぎて健康に悪いという点も指摘されることがあるので、冬でも窓を開けて換気をすることは結構あります。2分くらいで閉めちゃいますけどね。

長い冬を越して、春の光が家の中に降り注ぐようになると、なんとなく、冬の間に閉じ込められた重たい空気や埃がたまっているような、扉を開け放して全てを入れ替えたいような、そんな気分になります。

 

現実的にもやっぱり暖かな季節になればこそ可能なことってたくさんあります。

先週から洗濯物を表で干すようになりましたが、干している時に庭の様子も目に入るので「ああ、あの木を剪定しといたほうがいいな、庭の畑もそろそろ手入れをするべきかなあ、まだ早いかなあ、去年切り込んでなかった植え込みは切り込まなきゃ」などと。

裏口から庭に出ることが増えるので、仕舞ってあったサンダルを庭に面したデッキに出したり。

うちは室内土禁なので、デッキに出るときにサンダルに履き替えます。

でも来客の中にはそれがどうしてもうまくいかないというか、表に靴下で5歩くらい出て、ベンチまで行って、そこで初めてサンダルを履く、、などする人もいるので、デッキ自体も綺麗に掃除しておきたいもの。

 

雪が解けた後って、根雪の中に溜まっていた空気の汚れ(ススでしょうか?)や冬の間に落とされたゴミなどが現れてきて、結構汚いんですよね。

これは毎年、春に再確認する、都市と人間の汚さというか、なんというか。

 

庭の片隅の畑も、土壌が凍っている間は何もできませんが、5月に入ってしばらくしたら、土をならして種まきや苗の移植の準備も始めたいもの。

種は、室内で小さなカップに土を入れて3月くらいから蒔いて準備しているご近所さんもいますが、私は一度やってみて、自分はそこまでの情熱と管理能力が欠けていると実感したので、やりません。

 

畑を作ったら、最初のうちは柔らかな土の上が近所の猫たちの格好の遊び場&トイレにされかねませんので、その防御策として、今のうちに畑や花壇のあちこちにモスボールをちりばめてあります。

そのうち、猫よけの柵も取り付ける予定。

 

結構やることがありますが、春先は休みの日に表で時間を過ごすことは楽しいので、せいぜい楽しみながらゆっくりとはじめよう、、、。

 

家の中も、春になるとやることがあります。

 

玄関に出してある、雪がくっついたブーツを置いておくプラスティックのトレイは洗って来年までしまっておかねば。

玄関の床に敷き詰めてある、冬用のラグも取り外して表で叩いて綺麗にしてからしまいます。

 

冬場、我が家は窓にプラスティックのシートを貼り付けて、二重ガラスの窓を三重構造にして断熱効果を高めます。

賃貸の人は今でも結構やってると思うのですが、持ち家の人はあんまりやっていないような、家のリノベーションをせずに安く冬対策をする手段です。

うちは持ち家ですけれど、窓から逃げる熱が少しでも減るようにと、二階の窓と中二階、風呂場、台所の窓、などに取り付けていますので、春になるとそれを剥がします。

一階の窓は台所と風呂場以外は、何かの時に開け放つことができるようにと貼り付けていません。面倒臭いからというのもありますけど。

これを剥がしたら、窓の汚れも目立つので、窓を洗わなければ。

床に置いてあるラグ類も、洗えるものは洗って、洗えないものは表で叩いて埃を払う。

冬の間家に取り込んであった植木類は、もう少し暖かくなったら庭に出します。

冬物のニットの帽子とかジャケットとかを洗ってしまって、衣類の入れ替えをするのも春の楽しみ。

入れ替えた翌日に「昨日仕舞い込んだあのジャケットが欲しい」と思うような冷えもありえますので、まだまだ計画ばかりで実行には移していませんが。

 

こうやって、季節に合わせて家の中を整えるのって、面倒ですけれど、気持ちがいいです。少しずつとはいえ、日に日に暖かく、明るくなっていくのですから。

 

 

 

 


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