先週の金曜日の夕飯に、先日仕込んだテンペを使いました。
上の写真でもわかるように、バットの三分の二くらいの面積に敷き詰め、ラップで上から押さえてカチッとするように整えて作りましたが、端の部分(バットの縁に沿った部分ではなく真ん中のライン)はかっちりと仕上がりにくく、調理中にほろほろっと少し崩れてきました。
今思えば、最初に全面に白いカビが覆っているな、と確認した時点で既に出来上がっていたようですので、次回は白いカビ発見!終了!と言う具合に、さっさと行きたいと思います。
発酵時間、24時間から48時間と言うのは長すぎと言うことですね。24時間で十分なのかも。
で、サイコロ状にコロコロっと切り分けて、フライパンで表面がカリッとするように焼き、みりんと醤油少々をじゃじゃっとふりかけて、みりんが煮詰まるまで火を通しましたが、とても美味しゅうございました。本当は酒をふりかけるつもりだったんですが、酒が切れておりましたので。なので意図したよりも甘みが出ましたが、でもそれもあり。
今回は大豆をきっちり柔らかく茹でてから発酵させたので、柔らかいけどモチっと弾力があるテンペに仕上がりましたよ。
テンペを薄くスライスしてカリカリに揚げ焼しても美味しいらしいので、それも挑戦してみたいものです。
が、このモチっとした弾力が結構クセになる感じでしたので、薄くスライスしてしまうのが勿体無い、、、と言う気もしますね。笑
スライスしたテンペでベーコンもどき、と言うようなレシピもあちこちで見かけますので、そういうこともできるんでしょうね。
テンペ自体、肉みたいだ、と言う人もいますし、擬似肉として食べた人が勘違いするのを狙ったレシピも、テンペ・ベーコン以外にもありますけれど、私個人としては、肉の匂いとか味をテンペで出すことはできないような気がします。
食感とかソースの味で雰囲気を出す程度ですよね。
肉みたい、と言うよりも、栄養とそのものの味と食感だけでも十分魅力的な食品だと思います。
ウィキペディアによると、テンペは発酵食品ですから、たんぱく質も消化しやすくなっているのみならず、消化不良や腸内のガスの原因となるオリゴ糖が減少しているとか。
英語版のwikipediaによると、たんぱく質以外にも、カルシウム、鉄分、マグネシウム、ビタミンB6なども豊富なようです。
本場インドネシアではテンペはどう使われているんだろうとググりましたら、塩水または塩やスパイス類をいれた水に30分ほどつけて下味をつけてから調理をするようです。
なるほど。
素揚げにしたもの(テンペ・ゴレン)が美味しいとか、豆腐や鶏肉と一緒に煮付けにしたものが美味しいとか、色々出てきました。
今回のテンペ再挑戦では、温度調整もあまりきっちりできてた方ではなかった(途中で20度まで下がったり、お湯を入れたタッパを入れて温めたら30度まで上がったり)のですが、それでもきちんとテンペになってくれたので、次回からはもう少し気楽に取りかかれます。
今後はもっと頻繁に作って色々な味付けで楽しんでみたいものです。