食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

オンタリオの義母を訪ねて

むかーし昔、「母を訪ねて、3千里」というお話がありましたが、覚えておいででしょうか、、、。

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出発して1分もしないくらいの地元です。先週は割と暖かい日が続いたので、雪もかなり溶けたような。。。

 

この週末は、義母を訪ねて長距離ドライブしてまいりましたよ。隣の州まで。

直線距離でどれくらいあるのかなと思いましたら、だいたい666キロメーターだそうです。

一里は4キロですから、4で割ると166,5里です。

そう考えると三千里ってすごいですね。マルコ、すごい。笑い

 

片道166,5里ですから、往復で333里。

私が義母を訪ねていく旅を9回すると、三千里。

マルコに匹敵します。

だからなんだっていう話ですけれど。笑

 

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我が州とお隣の州は、似たような気候ですからうちが暖かい時にはあちらも暖かく、暖冬なのは同じなのですが、やっぱり若干あちらの方が気温が高めなので、ほら、こんなに雪がなくなっています。同じタイムゾーン(カナダは国内に6つのタイムゾーンがあります)の中でも西側へ行きますので、夕方暗くなるのもうちよりもうんと遅く感じます。なので、気分的には「春かな?」と言う感じ。遠いトロピカルな土地へ行けないので、こんな小さな春を喜びます。

 

 

 

今回の帰省は、ひょんなことから私が金曜日お休みをもらえることになったので実現しまして、ろくに準備もせずに、ぱぱぱっと荷造りして、行きのお弁当と帰りのお弁当用に梅干しのおにぎりを自分用に、きゅうりとチーズのサンドイッチを夫用に(夫が自分で作りました)木曜の残り物のパスタ(トマトソース)をパックし、お茶をサーモスに入れて、慌ただしく出発しました。

 

冬の時期の車の旅は、食品などはトランクに置きっぱなしにしておけば勝手に冷凍しますので長持ちします。

冷凍しても平気な食品はそうやって保存が可能。

若干乱暴ですけれど。

 

そんな感じで、滞在中はもし必要なら自分で持参した食事をトランクから持ち出してチンして食べれば大丈夫、、という感じですごしました。

 

土曜日の晩は義母の家を出て、もうちょっとうちに近い(とはいえ車で4時間くらいの距離です)の義妹宅に泊めていただき、残りのご飯(おにぎりのみ残っていました)は帰りの車の中でランチにでもすればいいや、、、とトランクから出さずに一晩過ごしまして、翌朝、「あ、いけない、おにぎり凍っちゃってるじゃん」と気がついたのでした。

 

ご飯ものは、一旦凍ったものは、ちゃんと加熱してやらないと、解凍されてもパサパサなので美味しくもなんともないですよね。

ならば出発前に電子レンジでチンしていこう、、、と思っていたのですが、人と話したり荷造りしたりあれこれやってるうちにやっぱりすっかりそんなことは忘れ、冷凍おにぎりを搭載したままで義妹宅を出発。。。。

 

ああ、お昼に食べるアイテムがないまま出発してしまいましたよ。

夫は、どこでストップしても売店やファーストフードでなんでも買えばいいですからいいけれど、私はやっぱりハイウェイのサービズエリアでは食べるものがなかなかない。

 

ということで、ハイウェイに乗る前に勝手知ったる義妹の地元のスーパーでランチアイテムを買い込んで行きました。

 

買ったものは

 

ピスタチオ(塩がかかってないもの)

すでにカットしてあるパイナップル

夫用にツナとサーモンのサンドイッチ

自分用に、、なんと、ベジタリアン・スシ

 

最初は冷やかしで見ていたスシでしたが、材料に何が入ってるのか見て見たら全部植物性だったので、面白半分、試しに食べてみようかな、と思って買って見ました。

 

食べ終わった後で気がついて写真を撮ったので、肝心のブツは写っていませんが、こんな感じです。

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中には小袋入りのワサビと醤油、生姜が入っていました。パッケージにはもちろん割り箸は付いていません。笑

 

スシが200グラム入って、具は全部野菜で、それで6ドル49セント、これは結構いい商売ですよねえ。

 

しょぼいのは承知の上で買いましたので、文句を言ったりはしませんが、こんなものがひっそりと、でも細々と販売され続けてるってことは、ヴェジの人でこう言うのを買う人がいるってことでしょうから、もっと美味しいものをこれくらいの値段で出したらヒットするかも。

 

こう言ういかにも怪しげなスシをスーパーで買ったのは初めてのことなのですが、感想としましては、こんな感じです。

  • ご飯粒が押しつぶされててひどいことになってる上、ご飯の層はかなり薄く押し延ばされた状態(多分ご飯の美味しさがわかる人は顧客層にはいないんでしょうね。)
  • 冷蔵エリアに陳列されていましたので、もちろんご飯は美味しくない状態。魚介類を使ったスシと一緒に並んでますからね、冷蔵コーナーでないところに置くことはできないですから、仕方ないっちゃ仕方ないですが、こういう商品を買った人が、スシって美味しくない、と思っても仕方ない。
  • 裏巻きなのはわかるが、海苔の風味も何もあったもんじゃない(海苔の味がわかる人が顧客層にいないんでしょうけど、海苔は押しつぶされたご飯を延ばしたものがバラバラにならずに形を保つために存在する単なる裏方、って感じでしたね。)
  • 中身は細切りの人参、赤ピーマンの細切り、青梗菜、枝豆を薄切りにしたもの、ハムス、ごま、、、、なるほど、、で、意外にも青梗菜のシャキシャキッとした歯ごたえが美味しかったです。
  • スシだから、お約束のようにわさびがついてました。笑。スシ自体の味がぼやぼやしているので私も使いましたが、醤油やワサビを必要もないのにガパガパと巻き寿司につけて食べる北米人の気持ちは、この寿司を食べたらなんとなく理解できた気がします。。。。

 

面白い経験をさせていただきましたよ。

 

旅先でもなければこう言うものに手を出さないで、どうしても安全圏内でぬくぬくと過ごしてしまいますからね。

 

ヴィーガンになって楽しくなったことの一つは、食の冒険というか、伝統的なものじゃなくても面白そうなものを食べたり作ったりする機会が増えたこと。

スシももうちょっと羽目を外したのを作って見たいなあと思った車中のランチでした。

 

 

 

 


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