うちは夫婦二人で生活しています。
二人の寝室、各自のオフィス(という名の自分の城)、ダイニングルーム兼台所、リヴィングルーム、そしてトイレとシャワーです。
あ、あと、地下室も。
以前は街中のアパートに住んでいまして、今の床面積の約半分以下のところに暮らしていました。
当時は地下室もなく、持ち物はものすごく吟味して、収納もものすごく工夫していましたね。
それが、ちょっと収納が増えた(地下室は土地の上に乗っかってる家の1フロア分の面積ですので、1フロアの部屋数分プラス壁の部分の面積も。)上、庭にも大きめの物置小屋を建てましたので、「これどうする??ああ、ここにほりこんどけ」という、いけない習慣が身についています。
とは言え、そのアパートだけではなく、東京でも六畳一間に住んでたことがありますし、あんまりものを溜め込みたくないという気持ちはいつも感じています。
私はね。
でも、夫は、、、夫は、、、、何というか、壊れたプラスチックの破片みたいなものですら「これには思い出が、、、」とか「これの片割れを見つけたら使えるし」とか言って捨てたくないタイプなのです。
もう着ない洋服、友人に押し付けられた古本、自分で買ったであろう古本、書類、破片類、、、がかなりあちこちに。
あとね、これは多分日本人にはない習慣だと思うのですけど、小銭を支払いの時に使わないのでお釣りばっかりもらって帰って、小銭をため込んだガラス瓶がいくつもあるんですよね。
数年前にカナダでは1セントコインが廃止されたんですが、1セントコインの瓶が出てくる出てくる。
一応お金ですからね、捨てたい!と思いましたけど、捨てることもできず。
私に輪をかけて面倒臭がりの夫がこの瓶をどうにかするとも思えず。
当時ちょっとした手術を受けて数週間休職していた時期があったので、その休養期間を利用してコツコツとチューブにまとめまして。
1セントだけではなくいろいろ混ざってましたが、700ドルくらいの小銭を銀行に持ち込みましたよ!3日くらいかかりました。
で、そのあとに発見された1セントコインはとりあえず小ぶりな瓶に入れておいて、何かの支払いの時に銀行に持って行こうと思ってます。
話が逸れましたが。
なぜこうなるまで放置していたのか
彼が、ではなくて私が。
これは彼の問題なのですが、ある時中国出身の友人が遊びに来た時に彼のオフィスのぐちゃぐちゃぶりを見て「うわ!なんてこと!私なら***(彼女のボーイフレンドの名前)に部屋をこんなにさせないわ!きゃすぴえはなんで彼がこんなにするのを許してるの?」
と言ったんですよ。
許してるも何も、私には他人の行動をコントロールする力はないからね、、というと、彼女は彼のボーイフレンドの行動もコントロールすると断言。
えええ?ちょっと怖いな。
まあ気持ちはわかりますけどね。
私だってこんなグッチャグチャの部屋は見ていて嫌になりますしね。
でも、自分のものをたとえ妻であろうとも、他人に捨てられちゃったり、勝手に自分の部屋に置いてあるものをあちこち片付けられたら絶対嫌ですからね。
私だって自分がそういう風に扱われたら絶対に嫌です。
私が口出しをしない彼のスペースでもあるわけですしね。
昔、天才バカボンという漫画がありましたが、あの中で、よくできる弟のはじめちゃんが、バカボンのグッチャグチャな部屋やかばんなどをきっちり綺麗に整理整頓してくれちゃったんだけど、バカボンはそういう綺麗なところにいると落ち着かなくて、ぐちゃぐちゃじゃないとうまく機能しないタイプなので、却ってはじめちゃんの「親切」があだになった、というエピソードがありましたよね?
あれバカボンじゃありませんでしたっけ?
協力してあげるという形で内政干渉をしようと思う
しかし、しかし、先ほども書きましたが、彼のケオスが二人の共有スペースにまで持ち込まれたり、財布紛失(未満)事件に発展したり、やっぱりこれはある程度干渉させていただく必要があると判断しました。
でも、彼のことをコントロールするのではありませんよ、彼が部屋をもうちょっとマシにして健やかな暮らしを送るお手伝いをするのです。
基本は彼のテリトリーですからね、彼がとっておきたいというものはとっておけばいい。
私の役目は、「これは別にとっておきたいからとってあるんじゃなくて、忘れてただけでしょ?」と、ゴミをいちいち指摘してゴミ箱とリサイクリング容器へほりこむのを手伝うこと。(はじめちゃんの過ちは繰り返してはなりませぬ。)
一気に、、というのはすごく大変なので、何度かに分けて実施しますよ。
埃もすごいですしね。
あとは、またこうならないように、なるべくいい感じの、彼の性格に適した整理整頓システムを見つけたいもの。
収納というのも大事でしょうけど、収納家具をいくら揃えたってそれだけではダメですし。
どうしたら治るんでしょうねえ、こういう習慣って。