もう7月も終わりです。
Plastic Free、なかなか大変でした。
プラスティックに包まれていない食品はないのか!と。
プラスティック容器に入っていたものも、参加する前に買ってあったものは食べましたし、うっかりして買ってしまった玉ねぎやニンニク、気がついたけど「ううううむ」とズルして買ってしまったマッシュルームなど、決して「Plastic Free」ではありませんでしたけれど、reduced plasticということで。
市場で買った野菜たち。市場ですけど、すでにプラスティックに小分けされてるものもあったり、小さなバケツの中に4つずつ入ったペッパーを買おうとしたら、バケツの上にプラスティック・バッグが装着されていて、それをひらりと引っ張ると一瞬のうちに野菜が袋の中に収まって、それを手渡す、というような工夫がされていたりして気が抜けません。「このペッパーを、、、袋要りません!」と同じセンテンスで一気に伝えないと、袋に入ったのを渡されそうですよ。(まあ入れられたら、これいらないからとお返しすればいいだけのことですけど、手間ですからね。)
のあさんのブログを読んでいると、やはり自分はかなりいい加減だなと感じてしまうのですが、何しろPerfect is the enemy of goodが座右の銘のきゃすぴえですので、自分にできることを、自分の暮らしに合わせて変えていきながら前に進んでいこうと思っております。
完璧主義かそうでないかは置いといて、、、。
自分が普段消費しているプラスティックについて、見直すきっかけになったので やっぱりPlastic Free Julyに参加して見てよかったとは思っています。
のあさんに見習って、今現在自分が直接、間接的に使っているプラスティック製品をざっと見まわすと、だいたいこうなります。
寝室
プラスティック・バッグに包装されて陳列されていたのを買って来たベッド・シーツ、フトン、毛布、などなど
バスルーム
プラスティックの歯ブラシとデンタルフロス*
プラスティック製のチューブに入っている歯磨き粉*
プラスティック・ボトルに入っている化粧水(中身は家で作っているもの。ボトル自体は何年も使っています。ちゃんと洗ってます。笑)
プラスティック容器に入っているココナッツオイル(中身は料理用のものを小分けしています。)
石鹸置き台(石鹸は自分で作ってます。)
プラスティックの櫛とブラシ(シャワーで髪を洗うとき使用。)
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープなど(これらは使わなくなって10年以上は経つはず。旅行が楽チンです。特に空の旅の場合など。)
シャワーカーテン(はナイロン製ですが、まあ石油製品ということで同じこと。週に一度洗濯しているので、ピンクのヌルヌルが付いていたりということは避けられますので、長く使えるだろうと期待しています。すでに5年くらい使っています。)
プラスティックで包装されて販売されているトイレットペーパー*
プラスティックのヘア・ドライヤー (これはプラスティック以外は見たことありませんし、無理そうですよねえ。)
プラスティックのトイレ掃除ブラシ
*印のものが使い捨ての消費アイテムです。
台所
台所洗剤容器(中身は近所のエコ・カルティエという市の環境部門とでもいうべき事務所でバルクを買って来て、それを入れています。バルクを買うときの容器も捨てずに次に買うときに使います。)
皿洗いブラシ(一度きりの使い捨てではないですが、よれて来たら捨てますので、使い捨てですね。3ヶ月から半年に一度くらいで次に変える感じです。)
皿洗いスポンジ (大差ないですけど、スポンジではなくて化繊の毛糸を編んで皿洗い用の小さなものを作っています。)
コンポストに入れる野菜クズを一時的に入れておく容器(豆腐が入ってくるプラスティック容器が大きいのでそれを使用。)
タッパウェア類(新しくプラスティック製のものを買うことは随分前からやめていますが、それでもかなりの数がまだ現役です。料理中に刻んだものを一時的に入れておくとか、ワックスペーパーに包んだものを入れて冷凍庫に入れるとか、そういう使い方が主。)
食品類(これが一番数というか、頻度が多いので心が痛みますね。)
- プラスティック容器に入って売られていた豆腐 *
- 頑丈なプラスティック・バッグに入っていた米 *
- プラスティック容器に入っている味噌 *
- プラスティック#6の発泡スチロール容器に入っていた納豆を元種にして作り始めたうちで作った納豆(ここまでくるともうプラスティックは関係ないかもと感じますけれど)
- プラスティック容器に入って売られているマッシュルーム、*
- プラスティック・バッグに包装されている昆布や海苔、*
- プラスティックで密閉パックされて売られているベジ・ドッグ *
- プラスティックが張り付いていると思われるカートンに入って売られている豆乳、、*
- ティーバッグ *
果てしなき物語。笑
豆腐なんて、昔のように豆腐屋さんが住宅地にラッパ吹いて売りに来てくれるんでもなきゃ、自分ちのボウルを抱えて「お豆腐くださ〜い」って買いに行くことはできませんよね。
個人商店のお豆腐屋さんにボウル持って買いに行くことができるラッキーな下町に住んでる方は別かな?
今でもああいうお豆腐屋さんってあるのでしょうか?
実際問題、水分のあるものを安価で販売するとなると、工場でパックされる商品は大概プラスティックでパックするしかないでしょうね。
本当に手作りで、農家から直接、手作りしたのを販売してる人から直接、というファーマーズマーケットやCSAで全てを調達できる場合はそれも可能かもしれませんが。
うちの近所にはズバリ、CSAもファーマーズマーケットもありません。
ファーマーズマーケットは自転車で30分強のところにありますが、食料品を毎週あそこまで行って買うのは実用的でない。
CSAはうちの近所へは来ません。(こちらも、自転車で30分も行けば収集場所担っているカフェとかありますけれど、だいたいが平日の夕方6時までに取りに来い、という感じなので、仕事してるときついですし、重い野菜類を荷台に乗せて自転車で、というのもちょっとね。)
何せうちの近所は移民が多くて、オーガニックとかCSAとか、そういうブルジョアなことにお金を出したい人たちが少数派な地区なのです。(理解が浅いせいもありそういう風に受け取られます)
だってみんな自分たちの生活で必死ですもん。(そして余裕が出てきた人は車などにお金をかけてますね。笑)
こういう環境にあって、プラスティックフリーを貫くのは、それ一本に情熱かけなきゃ無理だろうと。笑
食料品のパッケージなど、頻繁に買ってきて頻繁に捨てることになるプラスティックも、物によっては買う側が気をつけるだけで避けられるものもありますが、いくら気にしても避けきれないものが結構あります。
非購買運動で達成できることもありますけれど、プラスティック使用を全てボイコットするのでは、日常生活に支障をきたします。
それでは長続きしない。
プラスティックを使用しなくても包装できるようなものを生産している企業には、プラスティックを減らしましょうというメッセージを送る、バルクで食品を販売しているお店には、せっかくだからプラスティックの使い捨てを減らしたいお客が空容器を使いまわすのを許容してくれるようにお願いする、という「不買」以外の手段も必要かと思います。
相手が個人商店や小さな企業だったら話しかけやすいですけどね。
あ、あとEx Pat日本人の私としましては、日本やアメリカ(もしくは中国や台湾、韓国など)から空輸されてくる日本食材、これらはもうプラスティックのみならず、カーボン・フットプリントの大きな、罪深いアイテムなのです。しょっちゅう日本食材を口にしているわけではないのですけどね。
和の食材に関しては、比較的楽に自作できるもの(納豆とか塩麹とか)は自作するようになりましたが、工夫の余地(味噌とか、ウスターソースとかでしょうかねえ)はまだまだありますので、また別の機会に考えてみようと思います。
Plastic Free Julyの主催者のサイトから見つけた、こんなブログがあります。
ブログ主のLindsayさんが、彼女の生活の中でどういう取り組みをしているか、どうすればプラスティックを減らせるか、などを紹介しています。
それはそれで興味深いですし、「そうそう」と同感することを書いていらっしゃいます。
でも住んでいる国や街が違えば環境が若干異なりますので、彼女にできることが全て無理なくできるとは限らない。その逆もあるでしょうけど。
でも参考にはなりますし、心強く感じましたね。
考え方は人それぞれですが、同じような問題意識を表明されてる方のブログって励みになります。