食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

キャンディード・ヤムとEarth Day 2018

A Chef's LifeというPBSの番組で、Vivian Howardさんが紹介していた、「おばあちゃんのキャンディード・ヤム」を先日作ってみました。

f:id:casse-pied:20180422054002j:plain

洗ってから丸ごと400℉のオーブンで1時間ほど加熱します。中までしっかり火を通さない程度に。

ヤムはそのままちょっと放置して温度を冷まし、それから皮をむきます。

剥いたら1インチくらいの厚さに切って並べます。

f:id:casse-pied:20180422054539j:plain

後から考えたら、こんな写真じゃなくてせめてスパイス類をかけた後とか、出来上がりの写真を撮っておけばよかったんですが、、、。

この上に、ナツメグをすりおろし、シナモン、塩少々、ブラウンシュガーをたっぷりとふりかけ、レモン汁とオイルもタラ〜り振りかけてやります。

そして再び400℉のオーブンに戻し、砂糖がブクブクと加熱されてキャラメルっぽくなるまで焼いてやります。

うちのオーブンはへなちょこなので、最後にブロイラーで上から焼き目をつけてやりました。

で、出来上がりの写真はございません。笑

でも美味しいですよ。

ヤムは、スイートポテトとも呼ばれているので、日本から来た方はよく「でもこれさつまいもじゃない、べちょっとしていて美味しくない」と、サツマイモと比べてガッカリされるようなのですが、別物だと思えば別にこれを美味しくない呼ばわりする必要はないと思うんですよね。

私は甘いものが特に好きではないので、砂糖は要らないと思うほど甘みたっぷりでしたよ。

 

今回の反省点は、輪切りにしたのを並べる際に、ヘリのピース二つを丸い方を上に(切り目を下に)して置いたので、振りかけたスパイスや砂糖がのっからず、ハラハラと周りに落ちてしまうので、次回は切り目を上に置いてやろうと思います。

細い方の端っこは細いだけに火の通りが良すぎて、皮を剥いてるうちに潰れてしまったので、味見として口に放り込んでしまいました。笑

 

Vivianさんを見てると、調理中にしょっちゅう材料を口に放り込んでいらっしゃいます。

つまみ食い、って言ってしまうと悪いことみたいですけれど、料理人はあらゆる段階で味見して確認する必要がありますから、私も見習ってもっと味見しようっと。笑

 

世界中のEarth Dayと職場のEarth Week 

さて、二十二日の日曜日はEarth Day。

End Plastic Pollutionのテーマに多くのイベントが繰り広げられたのではないかと思いますが、うちの職場では月曜から金曜まで毎日、昼時にちょっとしたイベントを繰り広げました。

 

木曜日には市の環境関係の事務所、Éco Quartierの職員の人に来てもらって、市のゴミ処理やリサイクリングの現状についてワークショップをお願いしました。

自分がワークショップをやるより、よそから誰かに来てもらう方が、大丈夫かな、忘れないかな、ちゃんとやってくれるかな、とちょっと不安が伴いますね。

実際、元々は火曜日にお願いしていたのに、前の週になって電話で「火曜は別の団体とダブルブッキングしてしまったから行かれません」ととんでもないことを言われ、大慌てで「じゃあ木曜は?」と木曜に予定を入れてもらったのですよ。

そして火曜は別の日に予定していた、ビデオを見てみんなで話し合って問題を広めるポスターを作る(小学校のイベントみたいですけど)に変更したのですが、なんと、電話してきた人とは別の職員がポスターを持ってやってきて、「火曜にワークショップの予定でしたから」と。

「別の職員の方から電話があって、木曜に予定変更になったんですけど」と言ったらその方「彼は何も言ってなかった、、、、」とちょっとショックだったようでしたが、すごすごと帰って行かれたんです。

大丈夫なのか、Éco Quartier! と大いに不安が高まりました!笑

 

でもそんな心配は無用で、大変興味深いワークショップになりました。

当初の予定では最長1時間という話だったので、まあ1時間枠を設けておけば、早く終わって文句を言う人はおるまい、と言う感じで予定していたのですが、質問が飛び交い、話が盛り上がり、なんだかんだ言ってるうちに1時間半。

参加者が途中一人も抜けることなく(飽きたり疲れたりしたらみんな遠慮なく帰ってしまいますから)最後にはその職員の方が建物を出て行くのを追うように一緒に歩いて行ってお話をする参加者もいたりして、参加者の皆さんもゴミ問題や個々での取り組みと言うことに関心を持っていただいた様子でした。

 

モントリオール市のリサイクリングの現状では、やはりプラスティック#6(polystyrene ポリスチレン)はリサイクルをやってもらえないようですが、すぐお隣のCôte St-Luc では収集してオンタリオにある処理場まで持って行っているそうです。

今回来てくれたÉco Quartierはモントリオール市のCôte des Neiges地区のオフィスなのですが、そちらに持ち込めばそこの職員がCôte St-Lucまで回収した#6のプラスティックを持って行ってくれるそうです。

#6のプラスティックは主に、肉などが乗っかっているトレイ、テイクアウトの食べ物の容器、など食品関係のものや、コンピュータやテレビなど家電が入っている箱に入れられているクッション材など。発泡スチロールが多いですが、プラスティックのフォークなども#6だったりします。

 

知らない人が結構いたのですが、モントリオール市のリサイクルビンに入れるべきプラスティックは#6を除く#1 から#7までの全て。

https://en.wikipedia.org/wiki/Resin_identification_code

プラスティックの素性がはっきり印字されていないものについてはリサイクルされない可能性が高いそうです。

 

また、使い捨てのボールペンのように、プラスティック部品とインクが入っている細いチューブのように先っぽにメタルがついている部分やメタルのスプリングが入っているものなど、複合素材のものはリサイクルされずゴミに回されるそうです。

職員の方によると、そう言った複合素材のものは分解できる部分は分解して入れるなどすればリサイクルされる可能性はあるとか。

 

スーパーの買い物袋として使われるプラスティックバッグについては、中にはリサイクルできると印字してあるものもありますが、大体がリサイクル可能だそうです。

ただ、袋のままリサイクルに出してしまうと、処理場でフワフワと飛び交ってしまい扱いに困るので、袋はそのままでなく、他の袋状のものとまとめて一つの袋に入れてくださいとのこと。

なお、リサイクリングのアイテム全てを袋に入れてからビンに入れる人もいるそうですが、それは処理場でコンベヤ・ベルトに乗せて選別する時に誰かが袋から出さなければいけないので帰って迷惑なので、全てのアイテムをバラバラにビンに入れてくださいということでした。

 

 

モントリオール市内のどの地区のÉco Quartierでもこう言った細かいことを市民に伝えることは使命の一つですので、お住いの地区のÉco Quartierに質問をしに行ったり苦情を伝えたりするといいと思います。

 

Éco Quartierレベルでは答えられないような質問などは、Recyc Quebecというのが州政府の窓口だそうなので、そちらに直接連絡すると良いそうです。(サイトには英語のページはありません。)

www.recyc-quebec.gouv.qc.ca

 

火曜日に急遽催したポスター作りでは、プラスティックゴミ問題についてのビデオを見た感想を話し合いながらの作業だったこともあり、皆さん思い思いに自分でできそうなことを発言し、その中に「テレビで見たんだけど、ジョギングしながらゴミ拾いするPloggingっていうのがあるんだって」と早速ポスター作りが終わった後でPloggingに出かける有志が集まり、30分ほどでしたがみんなで外へ出かけて行きました。 

www.cbc.ca

 

 Ploggingに出かけた皆、持って行ったゴミ袋がすぐにいっぱいになったのでびっくりしていましたよ。自分が吸ったタバコの吸殻や飲んだドリンクのカップをきちんとゴミ箱に捨てるくらい、できない人がいるのが不思議です。


ヴィーガン ブログランキングへ