食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

水を商売にすることについて

空港に水飲み場(water fountain)がないことに文句を言っていましたら、マモさんのコメントでヨーロッパの空港では必ずしもデフォルトではないということを教えていただきました。

買え、ってことなんでしょうかねやっぱり。

 

私は、水をボトルに詰めてレーベルを貼り付けてさも特別なものなような売り文句をつけて販売しているあの商売がどうしても嫌いなんです。

 

水は、空気と同じように、地球上の動植物がみんなで分け合ってるもの。

市町村がその土地の上下水道ネットワークを管理して、人々が衛生的な水を使い、汚水があちこちに流れていかないように管理してくれるわけですよね。

これを市町村がやらなければとんでもないことになりますよ。

市町村というか、行政か。

行政って、お上じゃなくて、住人の代表になって皆のために皆が暮らしに必要な基本的な雑務をこなしてくれる人たちと、その人たちをまとめつつ、住民の要望を叶えるリーダー、てことですからね、政治家を「先生」とか呼ぶのはちょっとおかしい。

 

そしてそうやってそこに住む人たちの環境を守りつつ、自然の資源を無駄なく上手に、将来のことも考えて使いつつ、みんなで分け合って使ってるところに、儲け一番の企業がやってきて、みんなで分け合ってる水を工場でボトルに詰めて値札をつけて販売する、ていうの、おかしいですよ。

 

水道水を詰めただけの水であれ、どこかの湧き水を汲んで詰めた水であれ、同じことだと私は言いたい。

 

 

と、一個人が勝手に怒ってても、大きな企業はどんどん水をプラスティックボトルに詰めて販売し、空港では水道水を使った無料の水飲み場を制限してこういうゴミ生産経済活動に加担しているんですね。

 

そんなことを帰国後友達相手にブチブチと文句を言っていましたら、

「カナダに住んでいる僕らは水が豊かな土地に住んでいるからと、水を当たり前のものだと受け取りがちだよね、反省しなきゃね」というご意見も。

 

確かに、水を無駄に流しっぱなしにしてる人はよく見かけます。

うちの州では、水道代ってメーター測って支払うシステムじゃなくて、年間通して水道税(訳語が正しいかどうかは不明ですが、まあそういう感じのものです)をちょっと支払うだけです。

裏庭にプールがある人は多分うちよりももうちょっと高額な税金を支払っているんでしょうけれど、メーターを入れて使用量に比例して支払う金額が上がる場合だったらもっと気をつけて無駄をなくす人が増えると思うのですよね。

 

水は大事なもの、無駄にしちゃいかん、、、と思うと同時に、やっぱり、水は誰にでも無償で与えてあげなければいけないものだと思います。

 

ボトルに詰めて便利さを売ってるんだよ、という話はわかりますが、実際はボトルに詰めてゴミを売ってるわけだし。

 

全ての公共施設に無料の水飲み場を!

 

 ケベック州では一般的にどこにでもある水飲み場(water fountain)

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学校やオフィスのにはこういうのが置いてあったり。

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自治体が運営する施設や駅、空港、高速のサービスエリアなどのトイレを出たところには必ず壁際にこういうのが設置してあります。

しかも、男女のトイレそれぞれの外に大概二つくらいついてます。

野外でも公園などには大概水飲み場が付いてます。

水道管が凍って破裂するので冬(秋から春まで)は止められてますけど。

 

 

これを書いている時に見つけたこんな記事。

水道民営化、ほんとうですか? ちょっとビックリ。

www.newsweekjapan.jp

 

 


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