食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

アイルランドの思い出

小学生の作文のタイトルみたいですかね、笑。

 

グルメじゃない国アイルランドですが、食いしん坊のきゃすぴえ、たった一週間でしたが楽しませていただきましたよ。

良かところです、アイルランド。

住んでる人にしてみればそれはそれで色々あるかもしれませんが。

 

今回楽しませていただいたこと

  • パブと音楽
  • 歴史
  • 風景
  • 混乱

 

でしょうか。

 

 

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異例の好天気続きで、暑いからひと泳ぎしようと訪れたビーチは、、、ヤシの木こそないけれど、トロピカルな雰囲気。ひょっとして私達、アイルランドに行ってきたとは言えないのではないか、、、。

 

パブと音楽

パブ文化はイギリスとほぼ同じかと思われます。

昼間っからサッカー見て呑んだくれてるおっちゃん達を見ても、まあそんなものだろう、と旅行者は思ってしまいます。

 

本当にみんなギネス飲んでるのかな、とチェックしましたが、ギネスを置いてないパブには遭遇せず。

モントリオールではギネス、好きでよく飲んでますが、ダブリンでギネス・ツアーで土産物を買い込んでギネスの紙袋をぶら下げて歩いてる観光客のボリュームを見たら、なんだかギネス一家にお金をつぎ込むのは馬鹿馬鹿しい気が。

ギネス以外のスタウトを置いてる店ではそちらを飲むようにしていたら、夫に、高いと文句言われました。笑 

ギネスが一番安いスタウトだなんてモントリオールではあり得ませんから、ちょっとびっくり。笑

 

 

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通り過ぎるパブからフィドルやティン・ウィッスルの音が聞こえてくることもしばしば。

観光客相手のエンターテインメントのところではなくて、近所のおっちゃん達が集ってあれこれとジャムってる(と伝統音楽でもいうのか否かは謎)ところに出くわしたいものだと思っていたら、ダブリンでは通りすがりの方から、ゴルウェイでは電車に乗り合わせた紳士から、こじんまりしたパブを教えていただくことができましたよ。

 

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暗いのでブレブレですが、座ってる人たちはそれぞれ何か演奏しています。

 

演奏してる人たちも、お金をもらって演奏しているのは二人ほどで、他の人たちはその知り合いとか友達とか、飛び入りとか、そんな感じらしくて、夜中まで楽しませていただいた翌日に、スーパーの前のゴミ箱を回収している若者が昨夜フィドルを演奏していた人に似てるねえ、、、あ、本人じゃん!なんてこともありました。笑

 

 

伝統音楽といえば、日本の伝統音楽には興味さっぱりの私、地元の人と話してたら「俺伝統音楽嫌いなんだよねー」なんて言う人もいて、その気持ちわかるわー、と。笑

知人の中には日本の伝統文化はさておき、バリ島の伝統舞踊を習ってる人などもいますし、よその国の文化の方がエキゾチックで面白いんですよね。

 

過酷で壮絶な歴史

 

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歴史上の人物というか、アイルランド独立運動のヒーロー的な方達についての記述がこんな風にそこらの建物の壁に取り付けてあり、パブで飲んでる時なんかに人に聞いて見たり、聞いてもいないのに教えてくれる人もいたり。

 

 

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フリーダム・ファイターだったロバート・エメット氏のデスマスクがパブにどどーんと。

1803年、イギリス支配層への反乱を計画したエメット氏でしたが、計画実行の夜、待ち合わせのパブに来たのは当初参加を表明していた人々のごく一部のみだった上、やって来た人たちの半数は呑んだくれて使い物にならなかったとか。

これじゃあ作戦は成功しないと失意のエメット氏は家に帰ったのに、呑んだくれた参加者の一部が当時のイギリス支配層の検事だか誰だかを殺害してしまい、数日後に首謀者として逮捕され、公衆の前で処刑されたという悲劇の英雄だそうです。

デスマスクの上の絵は処刑の風景。

 

 

 

田舎の景色 

ダブリンはジョージアン形式の建物がどどーんとあちこちにあり、イギリスかと勘違いする瞬間が何度も。

大都市(ダブリンは大都市じゃないけど)って世界的チェーン店がはびこってるし、どこも似たり寄ったりで面白くないわ、とつい思ってしまいます。

 

田舎へ行くと、やっぱりのんびりした感じになりますし、西側は特に岩がゴロゴロして荒涼とした地形で、土地が痩せてて農業に向いていない、貧しい地域だったんだなあ、という風景です。

でもそんなところでも人々が工夫して生活してきているのが垣間見れる景色はやっぱり興味深い。

 

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別にアイルランドじゃなくてもありそうな自然、、とも言えますが、海と絶壁の組み合わせについついシャッターを切ってしまいます。

 

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厳しい気候と石だらけの土地ならではな石の壁は独特の雰囲気。曇っていたらまた雰囲気が違っていたことでしょう。

 

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この島ではアイリッシュが今でも話されているため、道端の表示板もアイリッシュのみで英語なし。これ観光用の看板に見えるんですけど、英語併記しようって思いつかなかったのか。笑

 

こちらはゴルウェイの町外れで

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優しいアイルランドの人々。

路面に段差があって、つまずく危険ありですよ、と、、。

 

混乱

というと大げさですが、、。

西洋の文化圏では、通りに名前がついていて、そこにある家々や建物に番号ついていてそれで所在地を探し当てることができるのが一般的、、、だと思い込んでいたのですが、ダブリンの繁華街の大通りなどは別として、ちょっとした通りなどは地図上では名前がついているのに、それを使ってる人はいないの?と思うような反応が。

 

アラン島では船着場からちょっと入ったところにあったお土産屋さんで「**通りにあるB&Bに行きたいんだけど」と聞いたら「**通り?聞いたことないよ」と言われ、メモを見ながら「えーと、ジョーのパブから右に曲がったところにある、、、」と言ったら「ああ、ジョーのパブね、そこをまっすぐ行った先だよ」と一発で。

 

ダブリンの宿泊先のAirbnbの所在地に至っては、グーグルマップで検索すると通りの名前がR810などという数字に変わるので、「その通りの名前って別名がR810ですか?」と確認したら「そうだ」と返事が来たのに、実際にはその通りじゃないところが所在地で、ホストの方、自分のアパートに郵便は届いてるのか?と不思議でしたよ。

 

考えてみると英国に住んでいる友人の所在地も、ストリート名と家の番号ではなくて、建物の名前?と村の名前と郵便番号だけなので、北米みたいに杓子定規なアドレス表示じゃないってことなのか???

でも、ダブリンはまかりなりにも首都だし、あれでたどり着ける人はいないような気がするんですけれど。。。

 

 謎が残ってる方がその国の魅力が褪せない感じで良い、、、ということにしておこう。


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