食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

包丁一本、大事に使うには・涼しめの日にラタトゥイユ

f:id:casse-pied:20180727064205j:plain

今日も大変暑いです。

ちょっと気温が低めだった日に、夏の煮込み、ラタトゥイユを作りましたよ。

材料をぶつ切りにして順番に美味しいオリーブオイルで炒めていき、トマトを加えて蓋してちょっと煮込むだけ、超カンタン。仕上げのちょっと前に庭のバジルとオレガノをたくさん摘んで来て、洗って拭いて刻んでぽいっと入れてあげれば香りも良くなります。

 

この日のラタは玄米ご飯の上にかけています。

本当はクスクスにしようと思ったのですが、翌朝の朝ごはん用にご飯も炊きたかったので。

 

 

 

包丁二本

我が家には、鉄とステンレスの日本の三徳包丁が一本ずつあります。

 

夫は大きめの三徳よりペティナイフの方が好きみたいで、昔母が持ってきてくれたペティナイフを愛用して居ます。

 

日本の包丁を買って持って帰ってきたのはかれこれ18年くらい前でしたか。

それまではこちらの一般人がその辺で買って引き出しに入れてあるような包丁をいやいや、イライラ、無理やり使っておりました。

 

切れの悪いのは同居人の扱い方が悪いから、もしくは、安物だからだと思っていたので、余裕ができたら良い包丁を地元で買おうと思っていたので。

 

世界中には切れない包丁、普及してます。笑

 

ヘンケルのナイフ、とか言いますけれど、ヘンケルのナイフ買ったこともありますが、ステンレス製だし、すぐに刃先が鈍るので結局ダメなんです。

高級の良質のものではなくて安いシリーズのを買っちゃったのかもしれませんが。

 

とにかく、自分の中では結構ちゃんとした値段のものを買ったつもりだったのに、やっぱり見かけだけで切れないナイフというのを何本か買った後、日本に帰ったら日本の包丁を買おう、、、と思いついたのです。

 

日本で包丁と砥石を買って帰って来て以来、包丁に不満を感じない暮らしになりました。

 

有名な刃物屋さんで名前を入れてもらった包丁、、とか、そんな素敵なものではないのですけど。

あんまり素敵なものを所有してしまうと、扱いの荒っぽい夫や友人が来て使った時にイラついてしまうと思うのですよね。

 

 

道具を大切にする心、、ってうちの夫や友人たちは持ち合わせていない模様。

あんまり細かいことにこだわらない系なので、その使い方がいけないなんて夢にも思ってない様子。

 

 

彼らが包丁をどう使うかといえば、だいたい次のようなパターンです;

  • 何かを切ったら刃先が濡れてようが汚れてようがそのまままな板の上に放置して忘れる
  • 包丁で切るべきでないのでは、と私なら思うようなものも包丁でグイグイ切る
  • プラスティックのパッケージも包丁で切り開く
  • 輪ゴムやプラスティック系の網みたいなものも包丁で切る
  • 冷凍されてカチコチに固まってても包丁でグイグイいく
  • 洗い物を水に浸けているところに包丁も突っ込んで、すぐに洗わずに放置する
  • 刻んだ野菜などを包丁からボウルや鍋に移す時に刃物を横に這わせてかき集める(記述がわかりにくいでしょうか)
  • まな板の上じゃなく、皿とかカウンターとか、硬くて刃によくないようなところでも何かを切る

 

上のような行為を初めて目撃した時は、毎回「ええええ!?なんてことを!!」

っていちいち驚いてましたけども、その度に、ルームメートなり夫なりに、「そうするといけない理由は何?」と論理的な説明を求められるのです。

ダメに決まってるじゃん、では納得されませんから。

 

鉄の包丁だったら、水分で錆びる、というのは普通の人ならすぐ理解してくれることなんですが、ステンレスの場合は(そしてステンレス製のナイフがほとんどですから)さびないんだぜ、って言われておしまい。

ステンレスと言っても表面だけですから、ステンレスの層が薄くて傷ついてるようなものを長く水に浸けておくと錆びたり化学反応が起きて変な色の結晶がついたりしますけれど。

 

まあね、こちらでルームメートの切れない包丁を使った時は、そういう扱いを見て「だから切れないんだろう」と思いましたし、細かいことを口出ししてもしょうがないし、、、と思ってましたけども。

 

 

  

日本で包丁を買って帰ってきてからは、夫に私の包丁を使わせてあげるようになるまで3年くらいはかかったと思います。

 

というか、3年くらい彼は手を出しませんでした。

彼はペティナイフの方が好きですしね。

 

でも、一度私の包丁を使ってからは、物によっては私の包丁の方が良いと判断するようで、たまに使ってます。

 

で、汚いまま放置してたり濡れたまま置いてあったら、怒らないようにしつつも真剣に「この包丁はそこらへんのデパートで買ったカナディアンのナイフとは違うのよね、買い換えるなんてできない貴重品なのよね、だから、、」

と説明して、使いたいなら私がするのと同じように扱ってくれ、と要求しましたので、彼も今では使ったらすぐ洗って拭き、へんなものは切らない、というのを実行してくれてます。

 

友達が来て何か作ってくれるときなんかは、包丁はこちらでその人の細やかさに応じたものを出すようにしてます。

差別化してます。

他のものは別に何を使われてもいいんですけどね、包丁は別。

 

職場でも、元々は割と良いブランドのナイフを揃えているんですが、複数の人々が自分の所有物じゃないものを共有する環境にあるわけなので、当然のように扱いはめちゃくちゃで、ナイフは大事に使おうよ、と機会があるごとに伝える努力をしてみたこともありますが、まあ、他にももっと大事なことを伝えなきゃいけないので、ナイフはもう、どうでも良いアイテムに成り下がってます、、、職場では。

 

だから切れません。

玉ねぎなんか切る時には自分用に隠してあるナイフを取り出して使ってます。

無駄な涙は流したくないですもん。

で、使い終わったら速攻洗って速攻乾かしてささっと隠しております。

 

 包丁について、私の思いを共有できる人は残念ながら周囲には誰もいないので、ネットで寂しく色々検索してみたら、こんな記事を発見しました。

shimirubon.jp

 

日本の三徳包丁もSantokuなんて言われて普及してる昨今なんですが、、、手入れの方はどこまで普及してるのか。


ヴィーガン ブログランキングへ