春です。
雪が降ろうと雹が降ろうと、春なんです。
昨日届いたハイドロ・ビル(電気の請求書)を見て、ちょっと嬉しかったのでご報告。
封筒を開けるまでは毎回やはり少々ドキドキします。笑
ケベック州の電力はハイドロ・ケベックという会社が主に水力発電で発電したものが供給されています。
政府の援助がかなり入っているので、電気代は世界で一番安いとかなんとか。
そうは言っても、一年の半年は冬、その前後もやっぱり涼しめなケベックで、暖房つけて暮らしていますから、冬場のハイドロ・ビル、金額を見るとやっぱり精神的ダメージを受けます。笑
「これは暖房代だけじゃない、料理するのも、パソコン使うのも、洗濯機回すのも扇風機回すのも、全部電力なんだからしょうがない」と自分に言い聞かせるのですが、去年よりも請求額=使用量が多い時は「暖房つけすぎたのか?」なんて気持ちになります。
今回の請求額は二月八日から四月五日までの57日間で5,299kwhを使用し、507.16ドルでした。
請求書には毎回、去年の同じ請求時期の使用量、請求金額が隣り合わせに記載してあり、同じような条件だった前年に比べて今回の電力消費はどうなのかを比較、反省、将来の省エネへのモティベーション向上に繋がるような仕組みになっています。
写真ではわかりにくいかもしれないのでここで書きますと、我が家の去年の請求期間(二月三日から四月三日までの61日間)で使用量が5,681kwh、という次第。
一日ごとの使用量にすると、四捨五入するとどちらも93kwh/d、ほぼ同じ電力使用量でした。
でもね、今年のこの期間の平均気温は-4度で、 -2度だった去年より2度ほど寒かったんですよ。
平均すると、ってことですから二月はマイナス20度の日々もあり、三月は日中最高気温が10度近い時もあったり、連日でプラスの気温になることもありましたので、その平均ということ。
今年の冬は人々が口を揃えて「今年は寒いね」とぼやいていたのです。
私はなんとなく「皆、毎年同じこと言ってるやん」と思っていたんですが、実際にやっぱり比較的寒かったんですねえ。笑
だから、そんな年は電気の使用量も若干増えるのが自然な展開。
我が家のサーモスタットは、例年は日中19度、就寝時に17度に設定しているのですが、今年は日本から帰国してからこっち、なんとなく面倒臭くて二十四時間通して17度の設定のままで過ごしていました。
なんとなく、日本の「家全体を暖房しないで過ごす」のに刺激を受けたのと、一昨年暖房のエネルギー源をオイル+電気から電気のみに切り替えたため、去年は毎回電気代の跳ね上がりにビクビクしていたのが嫌だったのとで、「17度で放置してちょっと節電してみよう」という気分になっていたのでした。
外気がマイナス10度くらいの時に、室温を19度にするか17度にするかの違いなんかはそれほどの違いではないので、寒い日はやっぱりあったかく過ごしたいよ、と感じるのが人情ですが、寒い中歩いて帰ってくると、たとえ室温が17度でも室内に入るとあったかく感じますよね。
ということで、2度の違い、大きいようで小さいようで、気の持ちようなようで、なんだかよくわかりませんが、電気代がはね上がらなかったので気分上々です。
ほうれん草フィロ
ちょっと前にMrichanさんのブログに触発されて作ってみたフィロのパイ。
ギリシアの伝統的な正当な奴はSpanakopitaスパナコピタ。
ヴィーガンですので、動物性のチーズは入れません。
前回は冷蔵庫に残ってたヴィーガンチーズを入れましたが、今回はそういう在庫もなく、店で探したら売り切れたか販売停止か、前に見かけた場所にはヴィーガンチーズはなく。
ヴィーガンチーズを探してスーパーのはしご、、などする気にはなれないので、家にあるもので代用。
今回はカシューナッツとニュートリショナル・イーストをお湯でふやかして、あとでクリーム状にプロセスしたものと、大量のほうれん草と大量のにらを刻んでしんなりさせたのと、玉ねぎとしめじの炒めたの、、を合わせたものを順繰りにフィロの間に敷き詰めて、オーブンで30分少々焼きました。
最後に2分ほど上から焼き色をつけるために熱を入れてみたんですが、2分は長すぎた模様。
次回は1分で様子を見てみよう。
ヴィーガン・スパナコピタの材料のメモ書きをここに
- ほうれん草 アジグロで売られている根っこ付きの一袋全部
- ニラ 一把ぶん刻む
- 玉ねぎ小さいのを三つ、普通のなら一つくらい
- ナツメグ少々
- 塩少々
- カシュークリーム(カシューナッツ一カップ山盛り、ニュートリショナルイースト大さじ一杯〜2杯くらい、熱湯をひたひたになるまでかけて30分ほど放置したものを、クリーム状にプロセス、その後味噌大さじ一杯とフラックス・ミールを大さじ一杯足してさらに全体によく混ぜる。)
- フィロ
- オリーブオイル(フィロに塗る)
ヴィーガンチーズなど要らないくらい、美味しいカシュークリームでした。