食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

使い捨て文化の渦中で使い捨て減キャンペーン

(この記事は投稿数日前に書いたものですので、内容に時差あります)

 

プラスティック・フリーJulyです。

 

もう直ぐバケーションで出かけるので、冷蔵庫の中身を消化する必要があるため、7月に入ってからは食材の買い物は停止中。

食材を買わないと買い物自体しないので、プラスティック・フリーに苦悩して店先で悩むことも今のところありません。笑

でも出先では大いに悩むことになると思います。

 

 

使い捨てカトラリー減らし

火曜日に職場の慰安パーティーがありました。

パーティーと言っても酒類が出るわけでもなく、手作りの軽食、スナック類と炭酸飲料などだけなんですけれど。

あと、ケーキも。

 

私の職場、大勢が出入りして飲食する場面では、これまで当たり前のように使い捨てプラスティックの食器、カトラリーなどが使われてきました。

 

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いかにも安っぽくて嫌らしいけど便利ではある

 

使い捨てカトラリー類って、リサイクルできると思っている人も結構いて、パーティーなどの後でリサイクリング・ビンの中に使用済みプラスティック・フォークなどが放り込まれてるのを見つけることも結構あります。

 

「これ、モントリオール市はリサイクルしないから、ゴミ箱に入れてね」と言うと、「ええ?そうなの?ゴミになっちゃうんだ、、、」と罪悪感を感じる人も結構います。

その一方で、なぜだか使い捨てを好む人も居たり、わざわざ使わなくていい場面でも普通のカトラリーを探す手間を省きたいのか、使い捨てを気楽に使う人もあり。

 

 

プロパガンダの成果か

数年かけて、プラスティックのコーヒーをかき回す棒(職場ではstir sticksと呼んでるんですが、日本ではなんて言うんでしょう)を使いまわせるステンレスのティースプーンに置き換えたのですが、最初の頃はスプーンを目の前にしながらStir stickはどこ?と聞かれる日々でしたし、今では協力的な上司も「こんな細かいものくらいいいじゃない」と言う風で、「面倒臭い人だね」と言う反応でした。

 

パーティー用の使い捨て皿やカップも、一番安価な発泡スチロール製品を買い込んでくる上司に、コツコツとプラスティック汚染のビデオをメールで送り続け。

上司も今では発泡スチロールではなく紙製を選んでくれるようになりました。

私の地道な努力が、と言うよりは、やはり去年のアース・デーのテーマがプラスティック汚染だったせいでテレビ番組や新聞記事で大々的に取り扱われるようになったのがかなり大きいと思います。

メディアの力、すごいわ。

 

そうやって少しずつですが使い捨てプラスティックが減ってきていますが、まだまだたくさん無駄なプラスティックゴミは出ています。

 

特にカトラリー類は、普通のステンレスのものだと洗わなければならない(大勢のパーティーの後の皿洗いは大量で、使い捨て食器とカトラリーを使っててもそれでも大皿類や準備段階で使うものなどがあるので大変)だから、と毎年「使い捨ては当然」と言うか、使い捨てに頼らずに押し通すなんて無理無理、と言う感じ。

私も、無理難題を言い出す奴、と思われてはプラスチック減らそうよ、のメッセージを一切聞き流されてしまうことになりますので、ここは何も言わずに我慢してました。

 

 

 

でも、今年はちょっと違いますよ。

 

毎年私にヤイヤイ言われて「ああ、まただよ」って言う反応だった上司が「カトラリー、どうしようかしらね、買うのはもう嫌だよね」と。

 

え?

いいの?

 

とこちらが驚いてしまいました。

普段使っている普通のステンレスのカトラリーを数えたら、フォークとナイフは各50本くらいあるので、多分足りるだろうと。

 

ティースプーンやデザートフォークはちょっと足りないんですけどね。

足らない分だけちょっとやっぱり使い捨て買うしかないかしらねえ、しぶしぶねえ、とつぶやいている上司を見て、なんだか希望が、、、。笑

 

 

使い捨て製品に囲まれてきた結果?

プラスティック製品は結果的にゴミになった時に生分解されないなどの問題がありますから、基本的には再利用可能な製品でも新しく買うのは避けたいところなのですが、それでもガラス製品やステンレス製品ではうまくいかないものや状況もありますので、大勢が利用する水飲み用のカップなど、うちの職場では洗って使い続けられるプラスティックカップです。

でもね、これを新しく3ダースくらい買い揃えてもしばらくすると、数が減ってるんですよ。

「誰かが家に持って帰った?まさかね、盗みたくなるような品物でもないし」でも確実に減るんです。

壊れるものでもないので、一体どう言うことなんだろう、と不思議がっていたらば、ある日ゴミ箱のなかに捨てられてるのを発見。

 

それから注意してみていると、誰だかわからないけれど、カップを使って水を飲んだ後、ぽいっとゴミ箱に「習慣的に」無意識のうちに捨ててる人がいるようで、ゴミ箱からカップを発見することがなんども。笑

 

これって、使い捨ての食器を使うのに慣れ親しんだ人(人々)の無意識の行動ですよね。

 

多分家で本物のグラスのカップや陶器のカップで飲んだ後はぽいっとはやらないと思うんですけれど、プラスティックだから、軽いし安っぽいし、だから使い捨てなのか再利用するものなのかの区別ができないのでしょう。

 

チェーン店のカフェなどに行くと、店内で飲食する場合でも使い捨てカップで出されることも結構多いですし。

使い捨てに馴染みすぎて、そうじゃないものを家の外で提供されるとは思いも寄らないとか?

 

 

割れまくるのを承知で本物のグラスのカップを導入してみんなで大切に使いましょう、ってやる方が良いのかも、、、


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