食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

エア・トラベルか畜産業か

9月27日は再びグレタ・トゥンベリさん 率いる環境のためのストライキが行われますね。

モントリオールでも、高校、カレッジ、大学などの若者達のみならず、大人達もこぞって参加することになりそうです。

 

日本でも開催されるのでしょうか。

 

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グレタさんのツイッター

香港の人々もそうですが、毎週続けるその持続力はすごいと思います。

 

2011年に広まったオキュパイ・ムーブメントを覚えておいでの方はいらっしゃるでしょうか。

 

民主主義先進諸国にはびこるグロテスクな貧富の差を是正することを目指してキャンプを張って公園など公共の広場を占拠する運動で、ニューヨークのマンハッタン、ウォール・ストリート界隈にあるズコッティ公園で始まり、あっという間に西欧諸国に広まった運動です。

 

あの時夫もオキュパイ・モントリオールに参加していました。

仕事帰りにオキュパイに行って集会に出たあとテントで泊まるという。

でもモントリオールは冬になるとテント暮らしは厳しいので、11月いっぱいくらいで夫は脱落し、オキュパイ自体も悔しいことながら尻すぼみになり、人数やメディアの取り扱いが減ってきた頃に警察やオーソリティーの介入があって解体されたと記憶しています。

 

あのあと、ムーブメントが求めていたより公平な社会作りが行われたかといえば、何も変わっていないように思えますが、あのムーブメントの影響を受けて発生したアラブ・スプリングなど、人々の行動のインパクトは無ではありません。

 

日本では人が大勢集まってストライキをやるとか抵抗運動を展開するとか、あまり盛り上がらないという印象がありますが、私は個人的にこういう運動は大切だと思っています。

 

と言いつつオキュパイ当時は仕事で忙しくて夫を応援するだけで自分は参加しませんでしたけれど。

今回の環境ストライキも、今のところ仕事を休んで参加したりしたことはありませんが、学生が参加するにあたって学校が理解を示してその日にテストや重要なことを予定しなかったり、欠席扱いにしないことにしたり、そういう動きを基本的に支持しています。

 

と、言いつつ、実はこの日、仕事で飛行機に乗って長距離移動をすることになっている私。

夫にも、友人知人にも「ええ?よりによってこの日に?」と言われています。

飛行機に乗るのがこの日であろうと翌日であろうと、私が移動することによって加算されるカーボンフットプリントに違いはありませんけれど、知り合いの多くが環境変化への対策を求めるストライキに参加するすぐ側でひっそりと空港へ向かうのはやっぱりかなり気が引けます。

 

仕事で世界中を飛び回っているわけでも、旅行で年中あっちこっち飛び回っているわけでもありませんけれど、だから自分に罪はないよと開きなおるのもね。

ただ、気が引けます、と言っているだけでは何もなりません。

 

こういうのを偽善的と言うのでしょう。

 

 

 

ちょっと前に読んだワシントンポストの記事です。エアトラベルのフットプリントについて書いてあります。

www.washingtonpost.com

 

畜産業が環境に与えるダメージにおののいてヴィーガンになった私。

エア・トラベルによるダメージだけ無視すると言うのは自分に都合が良い話です。

普段自転車や公共の交通機関で移動して小さな努力を続けているから、たまーに飛ぶのを許して、、と思っていましたが、実際は飛行機一回でそんな日々の努力は消え去ってしまうほどなのか。

 

 

悩ましい。


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