食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

路上のゴミとゴミ製造企業の対策の話

 先日、わのわさんのブログで路上に落ちているゴミや、故意に捨てるつもりでないのに結果的にはゴミを出してしまうことなどについてのお話しを読みました。

 

wanowanowa.hatenablog.com

 

私の仕事場の立地というか、風向きというか、毎朝職場に到着するたびに建物の前、駐車スペースや植え込み、花壇などに、職場周辺で人々が故意か否かに関わらず落としていくゴミが集まっているのですよ。

 

あまりに酷いので、これを拾うのは日課に。

拾っても拾っても時間が経てばまたゴミが落ちているんですけれど、また拾います。

 

手伝ってくれる人の中には、あんまりの頻度に苛立ったり怒り出す人も。

 

いつも拾いながら気がつくのは、ファーストフードの飲み物のカップなどでは、やはり人気のあるティムホートンズの物がダントツの登場頻度だなあ、とか。

多くの人が消費する物から出るゴミが多く見られるのはなんの不思議もないのですが、はて、これってゴミ予備軍のカップや包装紙を商品と一緒に世に送り出して儲けている企業にもかなり責任があるのでは?と思うようになりました。

 

そんな折、こんな記事を見つけましたよ。

 ネスレとティムホートンズが、カナダのプラスティック汚染に貢献しているトップだと「再び」指摘されたと。

www.cbc.ca

グリーンピースのこの報告への反応としては、トップ5汚染者の企業は次のように言っているそうです。

 

ネスレ (不要なプラスティックを減らす努力をさらに続けます、2025までに全てのパッケージをリサイクルもしくは再利用可能なものに変えます、云々)

  • Nestlé said it is speeding up efforts to eliminate unnecessary plastics and ensure all its packaging is recyclable or reusable by 2025. It added that in Canada, the company is "taking an active role in developing a well-functioning collection, sorting and recycling system so that all of our packaging gets recycled."

ティムホートンズ(1978年以降マイカップ持参の方にはディスカウントを提供しています←マイカップ拒否されたという知人も数人いますけれど、、、また再利用カップを1.99ドルで提供するなど使い捨てを減らす努力をしています、、、リサイクルやコンポストへの努力やリサイクルされた素材を使用するなど努力しています云々)

  • Tim Hortons said that since 1978, it has offered a discount, currently 10 cents, to encourage consumers to bring a reusable mug, and recently started marketing the practice and offering reusable cups for $1.99. It said it is moving to more recyclable and compostable items, including strawless lids, wooden stir sticks and compostable cutlery, and incorporating post-consumer recycled content into its cups and paper bags.

スターバックス(ゴミ減らしとリサイクルのプログラムを設立する研究と努力を続けてまいります、2020年までには世界中の視点でプラスティックストローを排除する予定です云々カンヌン)

マクドナルド (2025年までにパッケージの100%をリサイクルされたもしくは健全さが保証された資源を使った再利用可能な素材に切り替えます、全ての店でお客さんに使用されたパッケージをリサイクルします、云々)

  • McDonald's said that in January 2018, it committed to sourcing 100 per cent of guest packaging from renewable, recycled or certified sources by 2025, and to recycle guest packaging in all restaurants.

コカコーラ (2030年までに販売した全てのボトルの回収を、現在は飲み終わったボトルのリサイクルを正しく行うように消費者教育を積極的に行なっております云々)

  • Coca-Cola said it plans to collect a bottle for every one it sells by 2030, and is actively working with partners to educate consumers to recycle their drink packaging properly.

 

予定とか、プレス・リリースの文章などはしっかり準備されているようですけれど、実際のところどうなんでしょうね。

海辺の街などでゴミ拾いをしているボランティアグループや自治体などがいくつもありますが、そういう活動のスポンサーになるなどして、いますぐに目に見える努力をするのもありだと思うのですが。

やってるのかな?

 

 

ちなみにこのレポートにリストされているプラスティックゴミのアイテムは上位から次のようなものだそうです。

 

  • タバコの吸い殻
  • ボトルやキャップ
  • 食品の包み(キャンディーなどの)
  • ファーストフードのカップと蓋
  • ストローと飲み物をかき混ぜる細い棒
  • タンポンのアプリケーター
  • スポンジなどの破片
  • レジ袋
  • フォーク、ナイフ、スプーン類
  • 食品のパッケージ

 

タバコの吸い殻、これは本当にどこでも同じなんですね。

空気を悪くしたり近くにいる人に迷惑をかけたり、ヘルスケアにかかる費用を圧迫したりするだけでなく、ゴミの世界でも一番迷惑なタバコです。

せめて吸い殻は自分できちんと処理してほしいものですが、ポイ捨てする人たち、多いですよね。

吸い殻、溶けてなくなるとでも思っているかのようです。

 

 

溶けませんから。


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