今年は十一月二十九日がBuy Nothing Day(何も買わない日)
毎年この日はアメリカのブラック・フライデーと同じ日付です。
ブラックフライデーとは、アメリカのサンクス・ギビングデーの翌日の金曜日にショッピングモールなどが破格の安売りセールをして、一年で最も(多分)買い物客が押し寄せる買い物天国(地獄かも)の一日。
この日、買い物客が店舗の前に開店前から陣取って、開店と同時に物凄い勢いで雪崩れ込む様子や、大安売りの商品の箱を奪い合う様子など、信じられないような恐ろしい様子をYouTubeビデオなどで見たことがあります。
私は普段の買い物も嫌いですが、セールだの売り出しだので人がどっと押し寄せる時こそ、お店から逆の方向へ走って行きますからね、ブラックフライデーなんて恐ろしいところには行ったことありません。
ちなみにクリスマス翌日のボクシングデーにあるボクシングデー・セールにも行ったことはありません。
だからああいうビデオで見る様子が「そうそう、あるある」なのか、普通はありえないからこそネットでみんなが見て笑ってるのか、どちらなのかよくわかりません。
けど、あんな場所に紛れ込みたくないですね。
お店で働く人たちもきっと嫌なんじゃないでしょうか。
家電が80%割引になるから今買わなきゃ、というよりも、その製品を買わなければ100%出費を抑えられます。
物を買わなければゴミも増えないし。
ということで、消費社会にブレーキをかけるというか、疑問を呈するというか、そういう意味で始まった「何も買わない日」です。
買い物が好きだという人たちだって、セールで物凄い人混みのなかへ入っていくのはストレスなはず。
いくら買い物が好きでも、クリスマス前に「あの人とこの人には買ったけど、あと誰それさんにも買わなきゃいけない」と義理で売り場をうろうろするのは楽しいことだとは思えません。
それでも買い物活動が盛んなのは、「そういうもの」っていう刷り込みがされている、洗脳されている、思い込まされている、そういう部分が大きい、、、と思うんですよね。
まあね、そうじゃない場合もあるでしょうし、自分は洗脳されてなくても、贈り物を持っていかなければ散々ひどいことを言われるんだ、とか、贈り物をして当然だという考え方をする人たちの集まりにいかなきゃいけないんだ、とか、社会的な圧力もあるでしょうけれども。
買わないでなんとかする、という視点に立って見るだけでも意義があるはず。